三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

和菓子洋菓子

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マニアックな話題に終始するのもどうかと思いますので、美味しい和菓子のご紹介。TVチャンピオン・高橋弘光氏指導という、築地ちとせの「春摘みいちご」です。写真をご覧いただくと判るように、小さな籠に入ったお餅の上にイチゴがちょこんと載った、大変かぁいいお菓子です。

やあらかなお餅の中は、本物の桜を練り込んだ白餡ということで、ほのかに桜の香りがする控え目で非常に上品な甘さです。イチゴとお餅を交互にいただくと、イチゴの酸味が白餡の甘みを引き立たせ、ただお餅に旬のイチゴを乗せてみただけの安直なアイデアではないことに気付かされます。自分で買ったわけではないので何処で手に入るか判らないのですが、文句なしにおすすめです。

今日の午後は、エミリ嬢とひさびさにジャンヌトロワのケェキをいただきました。閉店間際でだいぶ種類が限られていましたが、大好きな○○アブリコ(正式名称は何でしたっけ。プロボノ・パブリコを想起させる名前です)は一口分けてもらっただけで幸せでした。私はベイクドチーズケーキ(こちらも正式名失念)を初めていただきましたが、わが地元戸塚の名店・カナールさんといい勝負。何を食べてもハズレがないですねぇ。素晴らしい。ちなみに、イチ押しはカシス・オ・ショコラブランです。84cbbe86.jpg

聖なる怪物

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「斧」「鉤」に続く文春ウェストレイクの第3弾。但しこの作品は、本国での出版年は前2作よりもだいぶ古い。ともあれ、未訳作品が続けて翻訳されるのはファンとしては嬉しい限り。

酒と薬物に溺れた老俳優・ジャックの語り(=騙り)でつづられる物語。現在のジャックの視点、ジャックがおのれの半生を描き出す「フラッシュバック」、インタビュアー・オコナーの視点から描く「幕間」の3つを交互に繰り返し、その全てがひとつに収斂するとき、このインタビューの真の目的が見えてくる。さすがは巨匠・ウェストレイクと唸らされる作品だ。廃人同然の男の騙りにだまされまいと構えていても、読者は老練の手管に巧みにミスリードされてしまう。予想通りの展開に安心してラストの数十頁を読み進めようとしたところで、作者は絶妙な二の矢を飛ばしてくる。結末を迎え、改めてきっちりと伏線が張られていたことに気付かされ、確かにこの作品は立派なミステリなのだと納得した。

ダーク・サスペンスなどという括りが妥当かどうか疑問はあるが、ウェストレイクの引き出しの多さに惚れ直す小品。単発作品なので初心者にもオススメ。☆☆☆☆(4.0)

続いては、エドワード・ケアリー「アルヴァとイルヴァ」。週末には感想アップします。 

R?1ぐらんぷり

多少古い話題で恐縮なんですが、今年のR?1ぐらんぷり、どことなく出来すぎだという印象を受けませんでしたか。いや、出来レースだなんて言うつもりはないのだが、最後に誰に点を入れるかという場面になって、苦節15年などという境遇に多少とも心が揺らいでしまう、というのはあったんじゃなかろうか。

とにかく全体の出来はおよそ決勝とは思えなかったし、ヒロシ、ネゴシックス、ほっしゃん。の3人は緊張のあまりリズムが悪く、実力の半分も出しきれてなかったと思う。結局消去法でいけば、完璧に演じきった井上マーと中山功太くらいしか残らないだろうと思っただけに、ほっしゃん。の優勝というのは違和感が残った。特にヒロシと友近の大失速のあと、ほっしゃん。<中山<井上と会場の盛り上がりが高まっていったのは目に見えて明らかで、ほっしゃん。が一番というのは未だにしっくりこない。

田上よしえやユリオカ超特Qの全盛期はこんなレベルじゃなかったよなぁ、と思っていたら、彼らもしっかり予選に出場して見事に敗退してるんですね。おそらく得意の80年代ネタが若い観客には伝わらなかったのだろう。今の時代、万人受けする笑いというのは非常に難しい。

いずれにせよ、ピン芸人の頂点とか賞金500万とか言っても、決勝がこのレベルでは経歴に果たしてどれだけ箔がつくのか。R?1といいM?1といい、イマイチその存在意義が見えてこない気がする。

ラージヒル・団体

前日の個人戦に続いて、稀に見る高レベルな争い。日本が当たり前のようにメダルを獲っていたことなど、今となっては遠い昔の出来事である。日本は伊東・葛西の両エースが世界選手権に合わせたかのように調子が底を迎えてしまったのがあまりに痛かった。まぁ、全員が全盛期の力を発揮したとしてもメダルに届いたかどうか、そのくらい上位3国の力は抜けていた。

通常は8本のうち1本ミスをした国が銀に落ちて、4人目の能力が劣る国が銅に落ちて、といったところだが、今回は3国とも一線級のメンバーをきっちり4人そろえ、ミスは1本もなし。ノルウェー・ヨケルソイが規格外の142メートルでプレッシャーをかければ、今季の別格、フィンランド・アホネンが体勢を崩しながらも必死で転倒を免れ、140メートル越えで突き放し、オーストリア・ヘルバルトは完璧な飛型で138メートルを飛び、首位をがっちりキープして締め括ってみせた。

そのほか、スロベニア・ベンコビッチの突然の大ブレイクに、チェコ・ヤンダの確かな成長。アホネンの独壇場かと思っていた大会は、実力が伯仲するトップジャンパーたちのせめぎ合いの場だった。日本人には遠く及ばない世界の出来事になってしまったが、3時まで夜更かしして観る価値のある素晴らしい大会だった。

明智小五郎VS金田一耕助

長瀬金田一に松岡明智、新しい試みにそれなりの期待感があったのだが、最近の2時間サスペンスのクオリティの高さから考えれば、水準作かそれ以下といったところ。

主役二人は与えられた役柄を手堅く演じていたし、時代設定を素直に現代に持ってきたことにも違和感は無かったが、展開がややギクシャクしていたか。伏線の張り方があまり上手くないので、視聴者をミスリードすべきところで説得力を欠いてしまう。ダイイングメッセージと密室トリックのお粗末さは、脚本家や演出家の力量不足の現れ。犯人の名前を示すのにモールス信号を使うというのは全く合理的な説明が付かないし、犯人が警視庁の壁面を登って脱出するというのはあまりに不自然すぎる。テレ朝といえば、前クールの「八雲樹」なんかはそれなりによくできていたし、もう少し作り込めなかったものか。配役はまぁ良かったし、堀北真希や内山理名の演技にも特に難は無かっただけに、何とも勿体ない(余貴美子をわざわざ端役で使うのは失礼だけど)。

最後の最後で犯人が怪人二重面相だった、というのは「アリ」だと思ったが、小細工は全体がよく出来ていて初めて意味があるもの(あとは、小林少年が犬だったり、明智がプロファイリングの専門家だったり……)。断片的なアイデアが先にあって、後で何とか繋ぎ合わせた、そんな印象を強く受けた。☆☆★(2.5)

裸の少年

「裸の少年」という番組をご存じだろうか。土曜の午後5時からテレビ朝日系で放送している(おそらく)関東ローカルな番組である。なぜこの番組はかくも面白いのか。テレビでおなじみな料理人と(ほとんど)見たこともないジャニーズ何とかの少年二人が旨い物を食べ歩きをするだけで、やっていることは「王様のブランチ」の同種コーナーと紙一重のはず。なのになぜ最近の「王様のブランチ」はかくもつまらないのか。

結論を先に言えば、この差はひとえに、タレントにいかなる役割を期待するかについての制作者サイドの認識の相違によるのではなかろうか。「王様?」は料理の紹介をタレントの生の言葉でやらせようとするあまり、ガキに使えるはずもない小難しい言葉を台本通りにいわせ、結局何とも白々しい棒読みのコメントに終始してしまっている(もう少し言えば、ガキが分かった口を聞くな、と鼻につくのである)。

この点「裸?」は、少年たちが「超うまい」とか素直な一言目を発したあと、小難しい言葉で自分なりに旨さを表現しようとするところで、隣から「七賢人」たちのフォローが入る。何とも自然な風景で、純粋に「旨そう」と思えるのだ。美味しさのポイントをナレーションで説明してくれるところもよい。

加えて、道場六三郎が水戸黄門に扮して行脚したり、土居善晴が「グルメーター2」なるおもちゃを取り出してみたり、とにかく料理人たちが本当に楽しそうにしているのが、見ていて気持ちがいい。スタッフの笑い声もよく聞こえてくるし、これが下っ端であれ、ジャニーズタレントのなせる技なのだろう。

(認知度の低い)ジャニーズタレントが主役の番組を作るという要請と、土曜夕方という時間帯に幅広い年齢層が安心して楽しめる番組を作るという要請の双方に応える、実に良くできた番組だと思う。最初から最後まで、主役のタレントが誰なのか分からないままでも楽しめるのだから。

お引っ越し

クラスの誰に見られても大丈夫なもの、となると、さすがに「はてなダイアリー」のままではまずいのでダメ、ドリコムに引っ越して参りました。

テレビや小説の話くらいしか書くことはないと思いますが、暇な方は見てやってください。

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一発目のネタは素直に、わが最愛のハイアセンの新作、「ロックンロール・ウィドー」の感想から。

まさか(トマス・)クックに続いて、ハイアセンまで作風を変えてしまうとは。ドタバタ劇と人情喜劇と社会派とフロリダ。あのハイアセン一流の世界観は何処へやら、往年のロックスターの死の謎を新聞記者が追う、ごくごく標準的なサスペンス。

死の影に怯える死亡記事専門の新聞記者という主人公の設定は活きているし、自分より20歳近くも若い女上司との関係もそれなりに読ませる。しかし、ハイアセンといえばやはり愛すべき悪役達と動物たち。わずか数頁で消えていく悪役にまで魂がこもっているのが彼の作品の魅力だったはず。万人受けを狙ったのか、映画化を意識しすぎたのか、長年のファンとしては何とも残念である。☆☆☆(3.0)
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