多少生活圏が変わりまして、藤沢市のラーメン店へのアクセスが容易になりました。なかなか東京のお店を紹介するのも難しくなってきましたので、新しい「地元」のお店のことをしばらくは書いていこうかと思います。

この地域は、名店と呼ばれた店の閉店・転出が多いのですが、ひとまずいま現在ネットで評判なお店を潰していくことにします。本日は、「ラーメンビック」さん(48杯目)。

アクセスが悪い、店は殺風景、サービスは無いようなもの、の3拍子揃いながら、お昼時を過ぎても客足が途切れないのは、凄いの一言。

出てくるラーメンは、やや家系寄りの豚骨醤油です。家系と比べるとスゥプがあっさりかつ滑らかで、臭みも少なく大変飲みやすいです。昆布等のスープとブレンドするWスープなんですね。評判に違わぬ水準ですよ。麺は中太ですが、加水率低めでちょっと粉っぽすぎますし、茹で加減もかなり固い感じを受けました。

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特筆すべきはお値段でしょう。このレベルで今どきラーメン?500は素晴らしいです。こういうときは必ずチャーシューメンと決めてるんです。?700也。

これがまた凄いボリュームなんです。肩ロースを使った大きめ肉厚のチャーシューが豪快に4枚。やや脂身が少ないのですが、旨味がしっかりして「肉」を食べてるなぁという満足感。

高い評価も納得の1杯ですが、再食はと言われるとどうかなぁ。こういう汚い店は苦手なんですよね。


※06年12月再訪
8ヵ月ぶりですかね、ラーメンビックさん。珍しく無画像ですが、なんか撮影禁止だそうですよ。ネット評は大体画像つきなんだけど、みんなよくこっそり撮れたねぇ。

しかしこの店は、客に対するものの言い方を知らないよねぇ。200軒以上写メで何か言われたことなんてないのに、いきなり食べる直前に注意されたら、どれだけ不味くなるか。

おやじさんは気さくな人だってコメントもあるから、他の家族店員がダメなんだよね。前回は自転車の停め方がどうとか。子供お断りだとか、張り紙好きなんだから全部書いて貼っとけ。

何が勿体ないって、旨かったんですよ、今回の味噌ラーメンが。「家系のようで家系じゃない」店の本領発揮と言っていいでしょう。味噌ダレ自体はそんなに濃い味ではないのですが、スープにコクがあるから全体としてしっかり存在感があります。

豚骨らしいトロトロ感がありながら、臭みや油っこさが無いから決して重たいスゥプにはならない。豚骨に野菜や昆布のあっさりスープをブレンドしたという意義がよく現れてます。

麺は家系おなじみの大橋製麺ですが(麺箱置いてあった)、ちゃんと味噌専用の麺でしょうか、中細縮れはほどよいコシで味噌スープとの相性がよい。売りのひとつである大判のモモチャーシューも2枚、パサつく感じはあるものの旨味はそれなりにあってお得。

でも、2度と行かね。そこまでのレベルじゃないし。