すっかり紹介を忘れていましたが、今年の50杯を越えるラァメンの中でも、かなり上位に食い込む忘れ難い味です。横浜の中央図書館に行くと必ず通るのが、桜木町・日ノ出町地区。ラーメン屋も数はあるんですが、ここという切り札的なお店の評判はなかなか聞かれません。ところが、あったんですよ。

大勝軒。といってもあの名物親父の大勝軒じゃあないですよ。東池袋系大勝軒に対して、もうひとつの大勝軒、永福町系大勝軒のお店です。ただね、永福町では「つけめん」は出してないらしいんですよね。まぁ色々あるんでしょう。とにかくいただいたのは「つけめん」。42杯目。

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かなり甘ぁいつけだれに、強烈な魚介系の香り。ラードもたっぷり。あたしの好みからいくと、苦手な部類のはずなんですよ。ところが、何なんだこの旨さは。全然脂っこさはなくて、食欲をそそる香りに箸が止まらない。

麺は通常のつけめんより細めの縮れ麺ながらコシはしっかり、つけだれもよく絡み、するするっと一気に入っていきます。写真を見ると量は結構あったのかもしれませんが(300くらいかなぁ)、あとひと玉は軽くいけそう。夢中に食べたので、量なんて気にもしませんでしたよ。

具がまたいいんですよ。細切りにしたチャーシューとナルトが、実によく合います。いやぁ、ナルトがこんなに旨いなんて。つけめんの具は細切りの方が、麺とともにいただくくと食感の違いが楽しめていいですよね。見た目なんかどうでもいいんですよ。玉子は例により、ご愛敬。

完璧。この感動があるから、ラーメン食べ歩きはやめられませんね。この日は帰宅するまで幸せでした。