まさかご近所にここまでのレベルのお店が残されていたとは。「大周軒」って名前が微妙なんですが、確かにマイナス方向のネットレビューは皆無なんですよね。

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駅なんか徒歩圏内に無いのに、平日の午後1時をまわっても客足が途切れないすごさ。基本の醤油ラーメンは、まさに「昔懐かしい中華そば」のど真ん中を突いてきます。ビジュアル的にも正調の1杯。

鶏ガラ、豚ガラをベースに魚介系の香りが立ちのぼるスープは、醤油だれとのバランスも完璧。何かひとつの味が際立つことなく、実に一体感のある味に仕上がり、最後の1滴まで飽きさせません。

麺は細麺・太麺から選択で、「細麺」と呼ぶにはやや太めな中細縮れの細麺は、程よい弾力でコシのあるしっかりしたもの。スープの絡みもよく、スープに負けないだけのものを選んでいて好印象。

具はとりたてて見るべきものは無いけれども、メンマに臭みがないのは嬉しいところ。カウンターに「香り油」が置かれてましたが、スープに入った油自体が十分いい香りしてます。

更に、味玉?50がメニゥにありながらカウンターのゆで卵1個が無料で、ランチには半ライス付というサービスも人気の秘密でしょうか。しかも完全な堅茹でではなく、黄身の中心はやらかめなのが心憎い。近いうちに別メニゥを食べに再訪します。