ぎりぎり大学徒歩圏でありながら、遂に一度も行かないまま終わってしまいました。がんこ八代目、2年越しでようやく訪問を果たしました。表には携帯禁止だとか帽子はとれだとか色々書いてありますし、そのくせ気さくな親父さんだと評判だったり、どうも入りづらいですが、とりあえず今回は写真なしで(それも携帯のうちですから)。コッテリを注文。

画像でよく見る通り、丼から羽根のようにはみ出した特大サイズのバラ肉ロールのチャーシュー2枚が、視覚的にインパクト大です(肝心なところで写真なしでごめんね)。そしてお味は、クセになるあの独特の塩辛いスープ。コッテリと言っても表面の背脂の量が変わるだけで、実際は非常にあっさりしたもの。

今は牛骨って使ってるんでしょうか、動物系にするめや昆布も入れるという、旨味がギュッと凝縮された実にクリアなスープと、タレの塩辛さと背脂の甘さ・まろやかさが見事に調和して、これぞ「がんこ」の味。すっきりでありながら実に力強い。ただし、コッテリ以外では塩辛さがやはり相当きついかも。独特の黄色い細縮れ麺も、歯ごたえがあってやはり旨い。

惜しむらくは、冷えたチャーシューがそのまま出てくるので、スープに浸して温めているうちにスープが冷めてしまう点。適度に脂身がやらかくなったチャーシューは、肉の旨味がしっかりして美味。あとはれんげが無いので、どうも食べづらい。チャーシューが邪魔で、まずはスープを一口、といけないのが残念。

「がんこ」の中でも名物店のひとつですが、親父さんの人柄とか入りやすさとか居心地のよさとか含めると、十二代目の方が好きですね。ただ、しそ風味の塩メニューがある珍しい店なので、また来るかも。