銀座らーめんシリーズ、今回は何故か「噂のラーメン2007」で「プルーカフェ」と並び半ページを割いて掲載されている「八眞茂登(やまもと)」さん。最近一応ラーメン本を見たりしてるんですよ。ブログやサイトに比べると情報量は乏しいですが、一覧性があるのは有り難い。

伊東屋ビル3の地下、こんな場所にラーメン屋があるなんて、歩いてても絶対気付きませんね。今回は、名物の「ベトナム麺」(\1000)。ベトナム戦争中に考案されたから、というよく分からないネーミング。全メニゥ\800以上の銀座価格。

系譜としては、サンマーメンやモヤシソバの流れを汲みますね。とろみのついた鶏ガラ+豚骨ベースのスープに、野菜のあんがかかります。

スープがいかんせん物足りないですね。せっかく野菜をたっぷり使っているのに、そのうま味がほとんどスープに移っていません。タレがもう少ししっかりしてくれればいいんだけど。

麺は永楽製麺の細縮れですが、頼りなげに見えて最後までだれてきません。なかなか優秀な麺ではないでしょうか。

ベトナム麺最大の特徴が、上にのっているにんにくを焼肉タレと酢で煮込んだという独特な酸味のある代物。全く未知なる味なので、合うとも合わないとも言い難いところですが、奇抜なネーミングに負けない強烈なインパクトを与えます。

全体に量も多いし野菜やニンニクもたっぷり摂れるので、コストパフォーマンスはやや悪いものの相応に満足できる1杯。☆☆☆☆☆★(5.5)