今日はまた別の物にキレないといけないんですが、はんつ遠藤の「ラーメン厳選300軒」ちゅう本です。1000円もするくせにカラー紹介の店はたった150軒弱、残りは1ページ8軒ずつ白黒という酷い扱い、そのくせラーメン検定とかいう編集者のオナニー企画でページの水増し。

そんだけなら単なるゴミやども、発行日前にとっくに潰れた店を新店としてカラーページで紹介するとは。「麺匠虎」って潰れたような気がしたんやども、再開でもしたのかと行ってみましたら、やはり無駄足を踏んだ数ヶ月前と同じ光景が。

今回は救いがあったのは、近隣の「風雷神」が営業してたこと。保土ヶ谷なんていう大嫌いな町で降りてしまったので、とりあえず入ってみました。

徳島ラーメンの店「徳福」が業態替えして、「博多屋台」を名乗る胡散臭さ全開の店ですが、最近のハズレ続きのせいか美味しく感じました。ノーマルな豚骨塩の「風神」を味玉入りで。もひとつ二枚看板の「雷神」は豚骨味噌らしい。

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それなりに濃厚でありながら臭みがなく重たくもない、関東人には最も無難な個性を感じない豚骨スゥプ。ちょっと器が小さいですが、替え玉が1玉無料のサービスは嬉しい。

バリカタ注文でポキポキした極細麺はかなりの高水準。さすがは丸山製麺という安心感。ただしスゥプの量が少な過ぎて、頑張って残しながら1玉目を食べ終えても、替え玉に十分な量は残らない。なのに替え玉の方が1玉目より量が多いような……

具は、キクラゲがちゃんと入ってること、勝手に紅ショウガを入れたりしないこと、味玉が水準以上であること等、脂っこいバラロールのチャーシュー以外はそこそこ評価できますね。特製だという辛味噌系の赤い調味料は、豆板醤と同じでいたずらにスゥプを辛くしただけでした。☆☆☆☆☆☆(6.0+)