食レポを書かないうちに随分経ってしまったので、筆頭メニゥを食べたこと無いことだし、と久々の訪問。桜丘のI塾のすぐ下ですが、あの頃はここも無かったもんなぁ。「中華ソバ 櫻坂」さん。

調べると1年2ヶ月ぶりですが、座り心地の悪い甕でできた椅子の記憶が強く、今回もやはり尻が痛い。床に固定されてて隣席との距離も近く、落ち着いて食えない。

壁向きのカウンターに空席があったのでおそるおそるそちらに向かおうとすると、女店員からすかさずカウンターに座れとの指示。どっちもカウンターだと思うのだけど、冷たい物言いだ。嫌な記憶のある店は何度来ても変わらないものですね。今回は筆頭の「櫻塩ソバ」。

若鶏のスープにトウモロコシの絞り汁を隠し味で入れるという珍しいスープですが、鶏白湯を食べ慣れてしまうといささか物足りない。

白濁してとろみもあるのだけど、鶏らしい旨みはさほど感じられません。トウモロコシの香りははっきりそれと分かり面白いのですが、全体に大人しすぎて優しいというよりはぼんやりした印象。

麺は中太の緩やかにウェーブしたもの。かなり固めに茹で上げられており、とろみあるスープとの相性はそれなりかと思うが、若干粉っぽくも感じてしまう。麺自体に少し塩辛さも感じる。

丸バラのチャーシューはつかむと崩れてしまうほどでそれなり、穂先メンマは素材の味そのもの。味玉は白身がやや固めでしたが、味付けは秀逸。あとは桜の形の麩が真っ白なスープに彩りを添えます。

☆☆☆☆☆☆(6.0)