横浜で仕事だったので、というか外に出られたので気分転換の新店訪問。いつ行こうかとこのところ考えてましたが、仕事ついでに行くのが手っ取り早い。「麺屋 壱宗」さん。

6月アタマのオープンなので少し出遅れました。京急蒲田のアーケードから脇道に入る。やや分かりにくい。わりとゆったりしたお店で、豚骨専門ながら清潔感があります。「壱」がつくが壱六家系列ではないとの情報あり。まずは「とんこつ醤油(太麺)」から。

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スープ自体はかなり家系寄りですね。乳化した豚骨スープは舌に豚骨らしいサラサラ感があり相応に濃厚だが、臭みは無く丁寧な仕事をうかがわせます。

タレの味は比較的しっかりめ。油の量もほどよい。刻み玉ねぎが載るのが家系と一線を画すところだが、濃厚でタレの主張もはっきりしたスープの口当たりをマイルドにしており、予想以上に合う。

麺は家系よりやや細めで、断面が長方形をした中太麺。カネジンということで期待しましたが、もちもち感、コシともに少々物足りず、スープからするとやや負けている感があります。

チャーシューは相応にやらかいものがデフォルトで2枚、メンマは素材自体は悪くないと思うが、独特の乾物臭がちと苦手。煮玉子も半分入って盛りだくさん。「国産岩のり」をトッピングしたら別皿にたっぷり供され、これはスープに良く合っていた。

家系ライクだったが、オリジナリティを出していこうという姿勢は伝わるし、成功していると言っていいと思う。塩は九州風らしいのでまた来てみたい。☆☆☆☆☆☆★(6.5)