訪問の機会をずっとうかがっていた今年の新店。東京11時30分に期日が入れば、と思っていたがようやくチャンスが。半蔵門の「ジョニーヌードル」さん。

カフェ風の落ち着いた感じのつくりで、やはり女性客が多いのが特徴的。100円増しでグレードアップできるということで、「特撰醤油老麺」(¥750)を。基本は¥650と良心的な価格設定。杏仁豆腐も気になったが今回は見送った。

お店が標榜する「ネオクラシカル」をまさに体現した1杯。「昔懐かし」というが、ここまでのレベルの1杯を昔食べてた人は、まずいないでしょう。

動物系、昆布・カツオ・煮干しの魚介系、野菜のトリプルスープだそうで、最初こそ魚介系の旨みの当たりが強いかに感じるが、まもなく落ち着いて優しく滋味深いスープに。

タレも角が取れてまろやかで、お醤油の香りが全体をうまくまとめ上げているのが印象的。アクセントに揚げネギが入っているのだが、これだけクリアなスープには邪魔に思える。

麺は国産小麦100パーセントの22番という中細縮れで、滑らかさと噛みごたえを兼ね備えたもの。鼻に抜ける小麦の香りもいいですし、塩と醤油で麺を変えてくるこだわりよう。

スープと麺の完成度の高さに比べると、具は全体的に特筆すべきものはない、というか脇役に徹している印象。次は赤穂の塩と日高昆布という塩スープを食べに来てみたい。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)