話は6月に遡りますが、6月2日に品達の「TETSU」に初訪問を果たした際、限定の冷やし中華系を注文してしまい、堅いばかりの麺に辟易してしまいました。つけめんを食べないとこの麺の魅力は分からないと感じ、翌日夜に再訪。

つけダレに浸したところ、麺の印象が劇的に変わりました。上からつぶした感じの長方形に近い断面の太縮れ麺なのですが、むっちりとした食感に強靱なコシ、噛むごとに広がる小麦の香り。

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同じ麺がかくも変わるものかという新鮮な驚きと、これだけの傑作が集合施設でさほど並ばずに食べられるお値打感。つけダレはちょっと甘めで、粘度が高めながら臭みのない濃厚動物系に魚介がきれいに香り、こちらもさすがは「TETSU」と納得のハイレベル。割スープも、そのまま飲みたいほどきれいな魚介風味。

それが再度麺が変わったという話を聞いたので、9月28日、珍しく短いスパンで同じ店・同じメニゥで再訪問。そしたら、すぐに違いがはっきり分かる、普通の平打ち太縮れ麺になってました。前回から何回目の変更か分かりませんが。

食べてみると、それなりには旨いのだけど、歯が麺に食い込む食感の楽しさはないですし、麺の風味もあと一歩という気がしました。マイナーチェンジは昔からしょっちゅうですが、到達点と思えた麺が変わってしまったのは残念。

つけダレも、閉店間際を考慮しても印象が違いすぎるように思えましたが、これも変わったようですね。甘みが抑えられたのと、動物系の濃度が上がってワイルドさを増した感じで、前の方がバランスが良かったように思えます。

チャーシューはやわらかいですし、味玉も絶妙な半熟具合・しっかりした味付けとも○、割スープも変わらぬ美味しさでしたが、3ヶ月でかくも変わるとは。千駄木初期から毎度のことながら、旨いと思った次には「こんなもんだったけか」というもどかしさ。

驚いたのは座席レイアウトまで変わってしまっていて、むりやり作ったような低いカウンタが、店員から見下ろされる形になり居心地がよろしくない。

6月 ☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0+)
9月 ☆☆☆☆☆☆☆(7.0+)