「ら塾」の定休にめげることなく、塩が未食といえばこちらも、ということで「支那そばや本店」に早くも2度目の訪問。客から食券を受け取り「水はセルフサービスです」と告げるだけを仕事とする店員さんに、「塩らぁ麺」の食券を渡します。午後3時近くで満席に近い入り。

醤油よりも素材の味がはっきり分かりますね。丸鶏のふくよかな味わいと魚介系の香りとが、どちらも勝ちすぎることなくきれいに出て、何より旨み成分があとからあとから押し寄せてきて、思わず飲み干したくなる芳醇なスープ。

麺は他店と較べるとやはり滑らかさとしなやかさが一歩引いた印象で、最初は軽快な食感ながら、終盤になるとどうしても柔らかくなってしまいますね。

具では、刻みネギがやや粗めの切り方で量が多く、辛みも強いのでスープの邪魔をしている印象を受けました。逆に揚げネギは目立たなかったです。チャーシュー、穂先メンマは前回と変わらず美味しかったです。

厨房で存在感を放っている方、言われてみれば確かに面影がありますね。店主さんのことも気になっての再訪でした。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)