新橋の中でもディープなスポット、というか普段なら決して寄りつかないところ、といえば新橋駅前ビル。その1号館1階に、家系、しかも何と「寿々喜家」出身の新店が開店したとなれば、行かねばなりません。「八七三家(やなさんや)」さん。

ビルの古さとは対照的に、黒と赤を基調とした明るい店内。店員さんの心のこもった接客や清潔感のあるユニフォームは「寿々喜家」譲り。これだけで期待してしまいますね。並に味玉を付けて「かため」注文。

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「寿々喜家」のDNAをしっかり受け継いだ1杯。いつでも安心して食べられそう。

豚骨の旨みだけがしっかりと出たスープは、他サイトさんの評価どおり若干ライトな印象もありますが、鶏油の旨みが重なって、厚みのある味わいに仕上がっています。

タレも強すぎず素材の味で勝負できていますし、今回は午後3時過ぎという時間の訪問でしたので、夜になればもう少し濃厚なスープが味わえるのかも。

麺は当然の酒井ですが、みっしりとした食感でスープも良く馴染んで、今年食べた家系の中でも、麺に関してはダントツという印象でした。製麺所は同じはずなのですが、不思議ですね。

やや小ぶりですが、チャーシューも「寿々喜家」譲りの柔らかいもの。味玉は少々しょっぱめでした。またちょくちょく来てみたいと思います。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5?)