食べ歩き歴が浅いもので、「基本の名店」とでも言うべき未訪店がいくつかあります。今回は「梅もと」さんにやってきました。結構混むかと思いきや、土曜の2時半なら半分程度の入り。極狭のカウンターに、あとは座敷。

店員さんがお客と座敷に相席でまかないを食っていたり、アットホームな雰囲気というか何というか。座敷はビニール袋に靴を入れて持って上がるようです。世間的にはとにかくつけめんの盛りで知られる店ですが、素直に石神本に従い「ねぎ豚らーめん」で。

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奇をてらわない、シンプルで飽きのこない味という印象。豚骨・鶏ガラのコクと旨みがきっちりと引き出されたスープに、丸みのあるお醤油ダレ。油の加減もほどよく、ほんのり甘みがあって麺がいくらでも食べられそう。

予想通り、つけめんでなくとも麺の量は多いです。決してハリやコシが強くない中太のややウェーブがかった麺で、どちらかといえばクラシカルな部類。するするっといけてしまいますが、同じ麺であれば冷水で締めたものを味わってみたい気もしました。

具は本当にネギと豚だけなんですね。ネギは完全に辛みや臭みが抜けていますが、逆に大勢に影響を与えていない気もします。巨大ロース肉の煮豚は濃い甘めの味付けで、箸でほろほろと崩れ、かぶりつけばジューシーでさすがは看板の逸品。

超有名店ということを考えると多少の物足りなさはありますが、いつかつけめんを食べてみたいです。☆☆☆☆☆☆★(6.5?)