何回か探したことがあるのですが、なぜか見つからなかった「来集軒」さん。今回も先に系列の製麺所の方に辿り着いてしまい、結局携帯で住所検索しました。午後2時半を過ぎても7割以上の入りは、さすがの地元人気店。

うわさ通りどことなく素っ気ない感じの接客に、とりあえず無難そうな大テーブルの片隅に腰かけ、最近老舗系ではこれと決めている「ワンタンメン」を。

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出てきた1杯は、予想以上に黒い、というか数年前の写真の色と全然違いますね。飲んでみると鶏よりも豚の方が強い印象で、甘みはさほどなく、濃いめの醤油ダレのコクとしょっぱさが際だつスープ。

ここまでワイルドなものとは思わなかったので、いわゆる古き良き東京ラーメンをイメージしてると、いい意味で裏切られた感じ。小田原系からクセを抜いたような、都内ではレアな味わい。

麺は細かく縮れた予想より太めのもの。啜り心地は楽しく自家製麺らしいむっちり感もあるのですが、湯切り不足なのかとにかく最初から最後までかん水臭がとれませんでした。

メンマは甘めの柔らかいもので、このスープにはしっくりきます。チャーシューは堅すぎず控えめな味付け。ワンタンは小ぶりながらコショーが利いて存在感あり。

今回はベストな状態ではないと思いますので、もう一度来てみたいと思います。☆☆☆☆☆☆(6.0)