こちらも三度目の訪問になりました。「支那そばや」の塩から「若松」の塩、という極上の連食もこれで最後になってしまうのですね。横須賀で確固たる地位を築いている「支那そばや 分(ぶん)」さん。地元の年輩客が多くて、昼休み前の平日11時半で席がそこそこ埋まっているのがすごい。

キャパが大きく通し営業なので、行列は確実に回避できるのも嬉しい。毎回次に来るときに前回の味を忘れているので、3連続で同メニュー、「味玉子塩ラーメン」です。現金前払いなので注意が必要。提供までの時間は短めで回転もよさそう。

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ひとつの素材が突出するわけではないけれど、魚介系の旨みをしっかり利かせてくる、輪郭がはっきりしたスープ。家系店の多い横須賀という土地に合わせて、そういう味にしてあるそうな。

塩の尖った感じはなく、食べ進めるうちに旨みも馴染んできます。「支那そばや」らしい揚げネギと刻みネギもアクセントとして効果的。

麺はつるつる滑らかな細ストレート。さくさくっとした食感で噛む毎に香りの良さを感じる自家製麺。「支那そばや」の麺というともう少ししなやかなイメージがありますが、醤油と塩で麺を変えているそう。

チャーシューは豚らしい旨みに溢れたジューシーなもの。味玉はしっかりした味付けで、黄身の固まり具合がきれいなゼリー状。トータルバランスに秀でたさすがの1杯。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0?)