最初で最後の可能性がかなり高い古川出張。有名ラーメン店は限られていますが、いずれも駅から離れた市役所(合併して「大崎市」になったらしい)の近くにあるよう。こういう時の頼みがレンタサイクル。徒歩圏に店がない土地に限って不思議とあったりします。駅の総合観光案内所で。

「宮城のラーメン 170杯」に大崎市で唯一載っているのがこちら。「尹呂葉(いろは)」さん。「食の蔵・醸室(かむろ)」という酒造店の酒蔵を改装した第三セクターの「フードテーマパーク」の一角にあり、酒蔵が立ち並ぶ風景は何とも趣があります。空きテナント(蔵)が多く、HPの出来も素人以下の酷いもので、非常に勿体なく思えます。「道の駅」とでも改称したらいいのに。

市内の岩出山というところにある行列店「いろは食堂」の系列店とのこと。座敷席もあってゆったりしています。名物の「鶏チャーシュー麺(醤油)」を。自家製麺とのことで期待も高まります。

鶏ガラの旨みがしっかりと引き出されたきれいなスープに、煮干しが中心でしょうか、和のダシもやさしく香ります。無化調らしい柔らかみのあるスープですね。

何に由来するのか若干のクセも感じられますが、丸みのあるお醤油ダレで全体をきれいにまとめています。印象としては、米沢のラーメンの系統に近いように思われました。

麺は中細のストレートで、加水率が低めのぽくっとした食感。自家製麺らしく香りが良好。食べ進めるうちにスープを吸って柔らかくなり、終盤はにちゃっとした噛みごたえに変化してくるので、もう少し固めに茹でるか、そもそも麺量が多すぎるのかなという気もします。

量が圧巻の鶏チャーシューは、モモ肉を特製タレで煮込んだものとのこと。確かに柔らかく仕上がっていますが、醤油の味が濃すぎるのと、スープの印象からして豚でも構わないかも。メンマは臭みが無く○。

落ち着くお店でしたし接客もよかったですし、総じて満足です。☆☆☆☆☆☆★(6.5)