藤沢生まれとしても、神奈川県のラーメン好きとしても、ここで食ったことがないのはモグリだろう、というわけで、「まつり家」→「真鍋家」の連食を計画。近所のサイクリングとしては多少ハードですが、まぁ翌朝仕事じゃなければ。

「まつり家」で、ようやく横浜市内の直系店は全部回ったことになりますね。女性店主の店として有名ですが、席間が窮屈でカウンター下に荷物の置き場がないなど、直系店らしい長居無用な店内。清潔感はあります。いつもどおりラーメンの並を固めで、プラス味玉。

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出てきた1杯は、ずいぶんと醤油色。スープを飲んでみると、総本山の味にかなり近い。豚骨・鶏ガラのコクと旨みはきれいに出ていますが、濃厚というほどではなく、重量感は弱め。デフォルトにしては鶏油がかなり少なめで、見た目に比して醤油ダレのしょっぱさも感じられず、ちと物足りない。

麺は王道酒井の太麺。絶妙な太さに、程良いもっちり感と歯切れの良さ。今さらながら、家系にはこの麺以上は考えられませんね。手慣れた感じがなく不十分な湯切りが、多少気になりました。

チャーシューは直系らしいスモークタイプで、噛み応えがあって旨い。ほうれん草も適度な食感を残していて○。味玉は可もなく不可もなく。

とりあえず、長年の課題店に来られたということで満足。☆☆☆☆☆☆(6.0)
※完成したラーメンをカウンターの一段上に置いて、客に縁が油でギトギトの丼を持たせておきながら、手を拭くものを何も用意してないあたり、らしいなあと思いました。膝に荷物を抱えたまま丼をおろすのは、そんなに簡単ではないのだけど。