春日部の名店「井之上屋」が東京進出、ネットの評判も上々ということで、これは一刻も早く食べてみたいものだと最初の週末、オープン3日目での訪問となりました。「BUZZ」さん。場所は鶯谷、住所を調べたら「三社塾」の跡地でしたので、迷わず辿り着けました。

「三社塾」はごちゃごちゃした印象でしたが、すっきりして落ち着いた和風な内装に。厨房もこんなに広かったのですね。9月5日土曜の夜の部、19時くらいの訪問でしたが、先客2名のみ。新店はやはり昼が混むようで。「味玉醤油らぁ麺」で。なお、塩系メニューは売り切れ表示でした。

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少しだけ濁ったスープに適度な油、細ストレート麺のビジュアルは、期待せずにはいられませんね。飲んでみると、ひと口めから鶏の香りと甘みが実に豊かで、深みを感じさせます。鶏油の加減も程良く、醤油ダレの香りもまろやか。

ネットでは魚介の香りが強いという評が多かったですが、煮干しなどはあまり主張せず、むしろ昆布の旨み、香りをうまく活かしているなぁ、という印象。日によって配合などを試しているのか、昼と夜とでは味わいが変わるのか。

麺は三河屋製。滑らかさはあるのですが、もう少しハリがあってさくっとした食感の麺だといいですね。また、やたらとダマになっているのと、スープに影響が及ぶくらいかん水臭が強くて残念。丼の大きさに対して明らかに麺の量が多すぎる(160くらい?)ような。

チャーシューは丸バラで柔らかくそれなり。味玉はごく普通の半熟玉子という趣。メンマは穂先で美味しい。水菜は不要でしょう。今回は決してベストではなかったと思いますので、近いうちにまた。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5?)