宿泊を伴う秋田出張。秋田は、市役所や県庁がある官庁街と駅が2キロほど離れていて、市役所の裏手、山王1,2丁目あたりのエリアがとんでもない激戦区。バスが比較的多いので、駅周辺との往復はさほど苦になりません。その中から、「秋田式ラーメン 河南」さん。

日曜定休の店なので、月曜11時を狙って行ったら、さすがに一番乗りであったようです。縦長でかなりこぢんまりした、年季の入ったお店。本によれば、上湯スープをアレンジしたスープが特徴とありましたので、基本の醤油で「チャーシューメン」を。

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評判どおり、透きとおった実にきれいなスープ。豚骨や鶏ガラの旨みがじっくり抽出されているのがよく分かり、丁寧な仕事を感じます。見た目以上に醤油ダレの香りが立ち、塩分もしっかりめに利いて、キリッとした印象を受けます。雑味が一切なく、シンプルであることのすごさを感じます。

麺は中細のやや縮れたもの。ぷりっとした多加水麺で、ネットで言われるようなかん水臭は気になりませんでしたが、もう少し細くてコシが強いものの方がしっくりくるかもしれません。

具では、丸バラのチャーシューがほろほろっと崩れる絶品。これが基本のラーメン(¥600)で2枚、+100円のチャーシューメンで5枚も入るというのはとにかくお得。あとはメンマに半熟玉子半個、海苔とシンプル。

飽きのこないラーメンをまさに体現した1杯。40年続いているのも納得。☆☆☆☆☆☆★(6.5+)