11月14日土曜日の訪問。場所を確実に把握している新店ということで、雷門からひとつ南(の交差点)、と記憶していた「尾道ラーメン 鳶」さんへ。ところがまさかの土曜定休で、以前に一度臨休でフラれたお店に。こちらも松屋の裏と比較的わかりやすい立地。「博多らーめん いのうえ」さん。

意外なことに、12時台でまさかの客ゼロ。確かに観光客は入らないでしょうね。喫煙可の店舗ですから、私としては願ったり叶ったりでした。「きくらげらーめん」をカタメンで。福岡に行くと、「バリカタ」とか「ハリガネ」とか言う人がいなくて、みんな「カタメン」と注文していたので、本場っぽい店はその方がいいのかな、と。

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ご主人が久留米出身だそうで、出てきた1杯は、ほどよい豚骨臭のあるしっかりとしたスープ。粘度自体はさほど高くないのですが、油の量がかなり多いようで、胃にはずっしりと来ます。基本的に豚骨は濃厚なものが好みですが、このタイプの重量感は少々苦手。

麺は博多らしいボキボキとした低加水ストレートの極細麺。「カタメン」でもかなりの堅さで、この上の堅さがあるのか気になるところ。あと、博多ラーメンとしては、1玉の量がずいぶんとあるように感じられました。

具では、キクラゲがコリコリした細切りではなく、中華の炒め物に入っているような傘のまま入っていて、やたら肉厚なのが印象的。けど食感が合わないかも。チャーシューはそれなり。卓上の高菜はむせ返るような辛さの本格派ですが、独特な粉っぽさがなくしっとりめで美味しいです。

東京流の濃厚博多豚骨とはまたひと味違い、勉強になりました。☆☆☆☆☆☆(6.0)