三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2005年08月

鬼半蔵@大船(閉店)

以前から、大船には何とかのひとつ覚えみたいに横浜「家系」ラーメンばかりが出来て、なんて話をしてましたら、また出来ました。どっかに「ラーメン激戦区になりつつある」みたいな話が書いてありましたが、同じ味が何軒も増えて「激戦」になろうが、客にとっては正直どうでもいいんですよね。

味の選択肢を広げるため、わざわざ隣駅まで行って「小法師」で食べなきゃいけない哀しさ。あたしという需要者からすれば、「大船地区のラーメン屋」というような市場画定はなされないことになります。値段と味と具については、どう考えても競争がなされているとも思えないわけですが。家系ラーメンはベースが600円で、チャーシューとほうれん草が乗る、というのは暗黙の了解なのかしら。500円という店が一軒も現れないのは不思議でなりません。

今回できたのが「鬼半蔵」。「家」がつかないだけで一縷の望みを抱いてみましたが、スゥプ一口目で、再訪の可能性は消えました。キンキンが薬丸&マチャアキチームに「はい消えた」とやる、あのイメージです。口に入れた瞬間にまず「油」が来る、スゥプが一体にならない、家系の中でもヘビーなタイプ。

あとはほとんど味の印象が無いけども、チャーシューがスーパーで売ってる市販のやつみたいだったこと、味付玉子に味が無かったこと、客が出入りするときではなく、ラーメンが出来上がる度に店員が奇声を発するのが不気味だったこと、厨房が広すぎて客の通る通路が狭すぎること、あたりは覚えてます。1回目は金を捨てる覚悟で入るわけですから、後悔はしとりません。

そうそう、先日、家系が2軒連続立て続けに潰れた跡に、天下一品が進出してきたんですよ。チェーン店でも何でもいいから、他にも進出してこないかな。早いとこまた何処か潰れないかしらん。

「リン魂」の前に

まず日曜日のネタから。最初で最後の橋本追悼番組、しかもゆかりの方々が集まって生放送となれば、これはライブで観なけりゃいかん、と4時過ぎまで起きてる覚悟を決めたのですが、それまでに観てた番組の話で1本。

まずオンエアバトルですが、既におすぎさんが末高斗夢の話を書いてらっしゃいます。私の感想は、それなりの出場者が揃った割に、稀に見る低レベルな回だったなぁ、と。何せ、末高斗夢が唯一面白いと思えたくらいですから。

とにかく最近のホームチームは酷すぎますね。何だか小学生が書いたギャグ漫画をそのまま脚本化して演じているかのような。コントとも漫才ともつかない、私の造語で「シチュエーション漫才」というやつですが、あって無いようなストーリーの中に、ギャグともつかない稚拙な「笑いのポイント」をちりばめただけのドタバタ劇。品庄やドランクドラゴンに勝るとも劣らない凋落っぷり。一体どこで笑えばよかったんでしょ。昔っからこんなでしたっけ。タカアンドトシとかタイムマシーン3号とか、マジメに漫才やってる若手の方が、遥かに面白いよねぇ。

続いて「恋のエプロン」ですが、やっぱりこれは深夜枠で楽しむ番組ですよ。いろいろ制約のあるであろうゴールデンより、みんなのびのびとやってるし、三段オチの三番目を率先してやってみせる竹内アナの弾けっぷりも素晴らしい。

ゴールデンになってからは、堀越なりインリンなりは、時間帯と自分のポジションと把握してか、意識して見栄えがするゲテモノを作ろうとしてるのが見えて、昔ほど楽しめなくなっていたのだけど、深夜は違いますね。美味しい物を作ろうとして崩れて出来たゲテモノは、本当にマズいんでしょうね。そして、ブログの女王に笑いの神が降りる。ノッてる人はやっぱり違いますなぁ。

次は「リン魂」のはなし。水曜までには何か書きます。

マシューTV

おすぎさんと同じく完全なネタ切れで、毎日変化に富んだ生活を送ってるしょこたんが羨ましいなぁ、と思いながらネタ探ししてるのですが、「しょこたん☆ぶろぐ」の話をこういうところでおおっぴらにできるようになったのは、「しょこたん☆にっき」以来の愛読者としては、何とも嬉しいです。最近では「ギザカワユス」とか普通にメールに書いてますし。

明日ネタが増えるとも思えないので、目の前のマシューTVの話をそのまま書きますね。

本日のゲストは鈴木亜美。最近、浜崎バッシングの記事では必ず、「avexでは大塚愛や鈴木亜美の追い上げが」ってのが何とかのひとつ覚えのように書かれてますが、どこから鈴木亜美が出てくるのか、よくわかりません。どんな曲でもとりあえず売れていた往時の人気(=売上げ)が戻る気配もないですし、今更突然爆発的なヒットを飛ばすとも思えません。何なんでしょ。

さて、本題のマシューTVですが、ケータリングが打ち切り?になったあたりから、急速につまらなくなりましたよね。昔はどんなにくだらない企画も楽しめたんですが、今は「なまり亭」が終わったらチャンネル変えますからね。今週の「プレッシャークイズ」も、野村真季(注「まさき」、読みは飛猿の人と同じです)アナが観たくてつけてただけだったんですが、何故に下平が……。

バラエティ番組の野村アナって、素敵なんですよね。「なまり亭」の和服姿や、「プレッシャークイズ」の決めポーズとか、いいですよねぇ。いわゆる憧れのお姉様です。他に、BSで「人生ゲーム」も担当してるんですが、こちらは番組があまりにつまらなすぎて……。BS朝日って何のためにあるんだか。

珍しく毛色の違う記事で失礼しました。「正直しんどい」はクオリティ下がりませんねぇ。

おべんとう・夏

食の師匠のブログを見てますと、あたしには到底敵わないなぁ、ちゅう思いと、「ここも行ってみたい、このお店も行ってみたい」ちゅう思いで、せめて片道1時間で大学に行かれたらなぁ、と自宅での試験勉強がもどかしくて仕方のない三毛猫ファンです。

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本日のご紹介は、崎陽軒さんの夏の新作、その名も「おべんとう・夏」です。これはかなりの傑作ですよ。

まず、お値段がリーズナブル。駅弁1000円が当たり前のこの時代に、590円はさすがです。そしておかずの種類がとにかく多彩です。以下、おかずの名称はHPより引用しつつ。

まずお肉が「豚葛打ちドレッシング和え」。一見すると単なる冷しゃぶですが、葛が打ってありますから、ぷるぷるっとした食感で、酸味のあるさっぱりした味付けがされていて、涼し気です。お魚は「カジキ鮪の南蛮和え」、こちらは濃い味付けで、ご飯が進むおべんと向けな一品。

つづいて煮物。定番のお野菜が、小さなスペースにたっぷり入っているのが嬉しいです。横には卵焼き。老舗のお弁当屋さんは、基本のおかずが美味しいからいいですよね。

ご飯(生姜ご飯)にかかってますのは、あたしの大好きなちりめん山椒。これはポイント高いです。そしておぼろ昆布。さらに片隅に添えてあるでんぶは「鮪の生姜煮」なんだそうで。ご飯を飽きさせない工夫が嬉しいです。

忘れちゃいけません。定番中の定番、シウマイはしっかり2つ入っています。世に有名なシウマイは数あれど、最後に戻ってくるのはやっぱりこれ。

8月までの限定品ですが、ギザクオリティタカスな商品ですから、湘南方面にお出かけの際にでも、是非是非お試しくださいませ。

お仕事中

ズレータ猛打賞、大道今季初打席!

K?1ラスベガス

「K?1ラスベガス」と聞きますと、あれからもう1年かぁ、と昨年のことが思い出されます。こないだの金曜日に母方の祖母の一周忌を迎えたのですが、何日も泊まり込んでいた寒川町の病院で、昨年のこの大会を観ました。無名のマイティ・モーがサモアンフックを顔面に撃ち込んで優勝を決めた、あの衝撃のシーンは忘れられません。

今年もやってくれましたね。一発KOはなりませんでしたが、史上最短かという、ゴング直後のノックダウン。あのボタが一瞬にして崩れ落ちる。この男、やはり優勝戦線に絡むのは間違いないか。

今回は目玉がこの1試合のみで、最終予選メンバーもとにかく地味の一言に尽きるため、0:15?2:00というフジのK?1中継では異例の時間帯の放送になりましたが、おかげで105分という長い尺が取れ、結果的にトーナメントのほとんどの試合がノーカットで放送されました。

メンバーを眺めると、最近の不調を割り引いてもマクドナルドは堅くて、対抗は富平かな、という感じでしたが、この予想はあっさり裏切られることになります。

日本人2人とマクドナルドがいきなり1回戦で全滅、そして「セフォーの噛ませ犬」だったはずのルスラン・カラエフが、凄まじい実力を見せ付けました。

腹部へのソバットでの1発KOの1回戦に始まり、2回戦のアゼム・マクスタイとの試合は、K?1史上屈指の好勝負になりました。「アンディ2世」の根性が9分間フルタイムの判定試合を実現させましたが、カラエフの攻撃の何と多彩なこと。回転の速いパンチに始まり、確実に腹部を捉えるソバットに、バックハンドブロー、的確に顔面を狙ってくる膝。全てが一級品。イグナショフよりもバランスがいいですし、実力でも上回るんじゃないでしょうか。先日セフォーに喫したのが生涯初のダウンだったというのも、あながち嘘ではないのかもしれません。また1人、とんでもないのが現れましたね。

G1決勝

とりあえず、G1決勝の感想を書きまして、日付を替えて予想外の好勝負が生まれたK?1ラスベガスの感想も書きます。

今回は正直言いまして、川田?藤田で決勝、藤田全勝優勝は鉄板だと思ってました。藤田の場合、恵まれた体格と膝という強力な武器がありますが、特筆すべきはやはり首の強さでしょう。後藤の殺人BD三発を喰らって何ともないというのは、衝撃のシーンでした。準決勝でも、川田があそこまで何もできないとは、予想だにしませんでした。

ノアのドーム大会は素晴らしかったですし、三沢?川田や小橋?健介の試合ってのは、「受け」のエンタテインメントとしてのプロレスの一つの到達点だと思います。互いが得意とする「名前のある」技を一つ一つぶつけ合っていくという。

対して藤田の試合というのは、プロレスのルールの中で勝ちにこだわったファイトをするなら、それも一つの到達点なのでしょう。派手なプロレス独特の技なんてヌカドーラくらいで、あとは締めと膝だけ。ただ、総合で生まれたグランドでの膝というテクニックが、プロレスの想定の範囲内の攻撃かと言いますと、やはりそこには疑問がありまして、私は藤田のプロレスでのファイトスタイルは大嫌いです。年間100試合もこなすことを前提に、3カウントをとることを本旨とするスポーツの戦い方じゃないんですよ。相手の受けのレベルを考えて、相手に怪我をさせないように技を出すという当然の約束は何処に行ったのでしょうか。

で、優勝の蝶野ですね。序盤で2敗してたのでやはり年齢的に限界かと思いましたが、川田を完全KOしたあたりから橋本が憑いたか、凄味が出ましたね。藤田とまともにやり合うなら、できるだけスタンドを避けながらひたすら顔面に攻撃をぶち込むしかない。理詰めというか、さすがのプロレス頭でした。技のレパートリーがあれだけ少ない割に、意外にどんなスタイルの相手とも噛み合う。その背景には、確かな受けの強さがあるわけですが。DDTもシャイニングも、単なるオマージュにとどまらず要所で効果的に使ってましたし、魅せて勝つことに関してはやっぱり抜けてますね。締めのマイクもさすがでしたし、いい大会だったと思います。

ただ、G1が後に繋がらないのは毎度のことですし、ましてや大ベテランの優勝では。藤田が「このリングに上がる理由ができた」なんて言ってるうちは、これからも団体としては苦戦が続くんでないかしら。一見の田舎の人たち、子供でも爺ちゃん婆ちゃんでも楽しめるプロレスを提供しているのは、やっぱりノアなんですよね。

洋食屋のオムライス

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溜まったネタはどんどん消化しなければなりません。洋食屋再訪時のおはなし。

悪いことはとにかく重なるものです。前回見つけた「洋食屋ライス」なるメニゥに胸踊らせてお店に向かいますと、前代未聞のオール女子大生で満席……せっかく時間をずらして13時半に来ましたのに。10席しか無いお店に10人グルゥプだなんて。

仕方なく35度近い炎天下にその辺をぐるっと1周して、死にそうになりながら再度お店に。今度は4人しかいませんでゆっくり食べられるわ、と思いきや、「洋食屋ライス」はおしまい……って何たることでしょう。仕方なくいただきましたよ。初体験のオムライス。こちらのテンションも目一杯下がってましたが、まぁ普通ですよ。パスタほどの感動はありません。デミグラスじゃなくて、トマトベースの甘酸っぱいソースなのが嬉しいはずなんですが、今日はデミグラスソースを食べるつもりで来てますから。

悲劇は終わりません。デザァトが先日から、日替わりシャーベットとゴマのブラマンジェから選べるようになったんですが、ブラマンジェの最後の1つを前の客に取られてしまいました。

しかもこいつが冴えない兄ちゃんで、いつもの如くパスタの品の無い食い方に、連れじゃなくて良かったなぁ、と思って見ていたんですが、「ぶら…ブラ…何ですか」……ブラマンジェも聞いたことないような田舎モンが、物珍しさで最後の一つ食ってんじゃねぇよ!まぁ、黒ゴマの色をしててブラマンジェ、というのも変な話ではありますが。

もう踏んだり蹴ったりで、シャーベットの味さえ吹き飛んでしまいましたよ。食い物の怨みは恐ろしい、とはよく言ったもので、随分前の話なのに克明に覚えてますもんね。

シシリーは消えた

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本作は「バークリーの幻の作品」という触れ込みで紹介されるに至ったのだが、何でも変名で書かれていて、死後10何年経つまでバークリーの作だと認識されてこなかったんだそうな。それもおかしな話で、こんな作品が書ける作家はどう考えても他にいない、バークリー節全開のあたし好みの作品である。

バークリー=黄金期の本格推理の巨匠、ではあるが、彼の作品は決して「パズラー」なんてものではない。事件が起こる以前、登場人物=犯人候補がひと通り紹介される「導入部」が、そこだけ取り出してみても単独の作品として楽しめる水準なのだ。

本作は最初の1頁から、一気に物語に引き込まれる。主人公は貴族の一人息子で、一度も働きに出たこともなく、優雅な独身生活を送っていたのだが、不況のあおりを受け資産は底を尽き、自らが他人の邸宅で従僕として雇われる身に一気に没落してしまう。雇われた先のレディ・スーザンの屋敷では、折しもパーティーに向け、招待客が続々と到着するところ。そこでスティーヴンは、かつての恋人・ポーリーンと運命の再会を果たす。その横には、年齢の離れた見るからに胡散臭い婚約者の姿が。

二人が再び惹かれ合い、探偵ごっこをしながら事件の謎を説き明かしていくのと並行して展開するラブロマンスが、何とも微笑ましいと同時に、本作一番の読みどころ。一文無しの従僕に過ぎないスティーヴンは、いかにして彼女の愛を勝ち取り、二人の生活を支えていくのか。

勿論、謎解きの方もなかなかに興味深い。招待客のひとりが「私は人を消すことができる」と宣言して開いた降霊会で、同じく招待客であるシシリー嬢が、本当に姿を消してしまうのだ。主人公の迷探偵ぶりで事件が二転三転するのはバークリー一流の展開だが、推理小説とラブロマンスの要素を絶妙のバランスで取り入れ、軽いタッチで、万人が楽しめるとっつきやすい作品に仕上げている。

全部ひっくるめて、エンタテインメントとして☆☆☆☆(4.0)。謎解きで読ませる傑作「第二の銃声」とはまた違う、これもまたバークリーの魅力。

久々の洋食屋

注:本記事は、7月24日分として書く予定だったものです。携帯に書きかけで残っていたので、完成させました。

授業のある日は常に3限を埋めてますと、何が痛いって大好きな「洋食屋」に全然行かれなくなってしまうんですよ。何たって@後楽園ですから。その代わりにVitaさんのお弁当を見つけたわけですが、やはり洋食屋が恋しくてたまりません。

補講が終わったのを機に、真っ先に行ってきました。もちろんメニゥは一番のお気に入り、「きのことチーズのトマトソース」です。他は目に入りません。

前に書いた記憶がありますが、もっかい記しておきます。

トマトソースといっても、ポモドーロみたいな濃厚で酸味が強い感じではなく、トマトの持つ甘みが強調された実にマイルドなソースです。そこにクセの無いチーズが入りますと、なおもまろやかなソースになりまして、実に優しいお味に仕上がります。さすがの完成度です。そしてアクセントにローズマリーの香り。このお店の特徴です。麺が気持ち太くなったかなぁ、という印象はたぶん間違ってないと思うのですが、しっかりしたアルデンテに茹であがってまして、マイナスは無しです。

そんな感じで大満足だったのですが、メニゥをよくよく見ると「洋食屋ライス」なる見慣れない名前が。どうやらハヤシにチキンフリットが乗った代物らしく、これは是非食べてみなければ、と近いうちの再訪を誓ったのでした。つづく。
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