三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2006年08月

らーめん@一ふ・大船

珍しく地元大船に新店でございます。「一ふ」さん。開店したのは知ってたんだけど、場所が場所だけに敬遠してたんです。「連亭」ちゅう、あまりにつまらない1杯で感想も書かずにいたらそのうち潰れてしまった、ネット上にもその存在の痕跡など残ってない店の跡地なんですよ。そしたら、好評価のレビューが立て続けに出まして、慌てて訪問して参りました。

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椅子の一つまで外装内装とも全くいじってない「連亭」そのままの店舗ながら、ラーメンは本格派。見た目には色が濃く醤油ダレの強い支那そば風を思わせますが、醤油の味はかなり薄め。

鶏ガラをベースに昆布、煮干し、ニンニク、野菜という、まぁ見た目通りの材料からとられたスープは、何かひとつが突出することなく旨味の凝縮された、実に豊かなもの。醤油ダレが弱い分、スープそのものがじっくり味わえていいのかも。

惜しむらくは、というかかなり致命的なのだが、鶏油の量があまりに多すぎるのが本当に残念。百点満点で付けたら、それだけで20点は削られるくらい。

麺は中細縮れでコシもまずまず、色がかなり濃く甘めの味付けの細切りメンマにもこだわりが感じられ、ニヤリとさせられる。肩ロース使用をうたうチャーシューは平均点。

あたしが大船で唯一高く評価してる「ラーメン屋」と比べたらまだ落ちますが、将来的には可能性を秘めた店だと思います。立地が悪すぎるので、とにかく潰れないことだけをお祈りします。

半熟煮玉子入りらーめん@春喜亭・藤沢

結構潰したはずなんですが、まだまだあります藤沢周辺のラーメン店。今回は場所も分かりにくければ、およそラーメン屋に見えない外観のこのお店。ネットで情報見つけた人しか来ないんじゃなかろか。

築30年を越えるであろうマンションの1階で、外観は古びた喫茶店、中に一歩足を踏み入れれば明るい喫茶店、メニゥを見てもラーメン以外に喫茶店メニゥが載ってたりするんですが、意外と本格派。

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鶏ガラベースのすっきりしたスゥプは、一口目から鶏の旨味を口一杯に感じさせるハイレベルなものなのですが、いかんせん塩辛い。醤油ダレ自体は決して濃くないのにな。これさえ無ければ高評価してもいいと思うんだけど、塩辛さが全体を台無しにしてますね。非常に勿体ない。あと、ちょっと単調で中盤以降飽きが来ます。

麺はもちもちした縮れ麺で、気になるほどの柔らかさではないです。評判のチャーシューはデフォルトで4枚入り、脂身のとろとろ加減もやらかさも絶妙。なのに何故こいつまでやたら塩辛いんだ。味玉はまあまあ。

いかにも女性客や高齢の客も多そうな、ご主人も感じがいいこの店が、何でこんな塩辛いラーメンを出すのかね。せっかくいい店といいスゥプの腕を持ってるのに、惜しいなあ。

中華そば@桂林・藤沢(閉店)

前から行ってみたかった、とにかく怪しいお店。カラオケ店の敷地に無理やり建てられた屋台のようなクレープ屋サイズのお店に、パラソルの置かれたテラス席(?)。いつも前を通る時は中休みの時間だったようで、お昼はしっかり営業してました。

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お値段もこれまた驚きの、ランチタイムは中華そば?300。あまりに申し訳ないので、滷肉飯(ルーローファン)?150を追加しました。いわゆる台湾屋台ラーメンのお店で、城門ラーメンとかいうものの流れを汲むんだとか何とかあるようですが、あんまし興味ないので。

味はほぼ予想した通りでした。台湾屋台風ラーメンと聞いて、まぁこの程度かなという。あっさりした、というかダシが全体にあまり効いてないスゥプに、やや強めの醤油ダレ。一言で言えば奥行きのない平板なスープ。

麺もやわらかめの中細縮れで予想を裏切らない。赤く色づけのされた小さなチャーシューもパサパサだ。

鶏挽き肉を生姜醤油味に炒めたものが載っただけのルーロー飯は、何ともシンプルだがなかなかいける。

飲み屋街の真ん中ですから、深夜の時間帯が勝負なんでしょうね。?300でも2回は食べたくないなあ。

塩らーめん@らーめん厨房むつ新・藤沢

藤沢駅周辺って、サイトによって紹介されてる店がかなり違うんですよね。こちらは、場所がわかりにくいというより先入観で敬遠されがちなのでしょうか、ハンズの地下です。日比谷にあるお店の2号店らしいですが、かなりの高評価。ネット評に素直に従って塩を。

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難しいなぁ。旨いんだけど、あと一歩何かあってもいいかな、って思ってしまうんですよね。地鶏と野菜のみでとるスープは、両者の旨味がよく出た、透明感のあるもの。塩はモンゴルの自然塩と日本の粗塩。

さっぱりいただけて一点の曇りもないすっきりしたスゥプに足りないのは、個性だけかもしれません。一口目で、面白みが無いなぁ、食べ進めるうちに、よく出来たスゥプだと考え直し、更に食べ進めるとやはり飽きてくる。塩って本当に難しいですね。

麺はぷりぷりっとした中太縮れで、まさに塩との相性抜群。そして評判のチャーシューは厚切りのバラ肉で食べ応えあり。

どっかにありそうな味なので塩はこれっきり、次はもう一つの人気メニゥという、坦々麺を食べに来てみます。

K?1世界最終予選

いやぁ、本当によかった。小川の噛ませ犬として、何もできずに完敗する無惨な姿を見てきましたから。DSEとの引き抜き合戦で適性ゼロの総合に転向して、4年も無駄にしたわけですが、レコが遂に戻ってきましたね。

みんなピーク越えてて予想もしづらいですが、一応本命レコ、対抗カーターで堅いかな、と観てました。イグナショフは今や何の輝きもないですし、マクドナルドも衰えは隠せず、グッドリッジがカーター、レコを連破するのはまず無理なので。世界予選の中継は、不要な演出とか煽りとか編集とか無くて、実に快適に観られますね。

どれもいい試合でした。毎年毎年セフォーのGP制覇を疑わないあたしですが、格下相手に全く隙を見せないですよね。昨年はシュルトの膝と身長差に泣きましたが、今のルールなら勝ち目がある気がします。

グッドリッジも相変わらずの沸かせるファイトで、2週間で突然出てきた割に、トーナメントを全く無視した「らしい」試合でした。マクドナルドも最後と決めただけあって、久々に力強い試合を見せましたね。肉体の美しさはK?1史上屈指でしたからね、記録より記憶に残る選手。

で、レコ。総合に行った時がピークに近かったので、キックの速さだとか、まだ往時のレベルには戻ってないですよね。前回のカラエフ戦は実力負けでしたし。クジ運次第ですが、何とかベスト8に進んで欲しいものです。お帰りなさい。

妖怪大戦争

観てしまいました。公開直後にさかんに言われてたように、高橋真唯さんのふともも、まさにそれだけが記憶に残る映画ですね。ふともも、万歳。ローションにまみれたふとももの威力は絶大なのだ。

オリジナル版にあった手づくり感、遊園地のお化け屋敷的な雰囲気が無かったのが何とも残念でした。妖怪が沢山出てくるぞ、と散々煽っておいて、ほとんど本筋に関係ない顔見せで、揚句の果てに「大戦争」なんて起こらないという脱力感。まぁ、それが全編貫かれていればいいんだけど。

オープニングから嶋田久作感全開のトヨエツに、ムードはまさに帝都大戦。帝都大戦の加藤を借りてくる気合いの入れように反して、C級RPGまっしぐらの短絡的なストーリー。とりあえずみんな出しとけ的な妖怪たち、とりあえず見しとけ的なふともも、別格すぎて浮いてる栗山千明。

何をやらかすんだ岡村、という期待感だけで進む局地的な「大戦争」は、まさかの岡村大オチ、しかもどっかの漫画でよくある光景でフィニッシュ、巻き込まれるトヨエツ。なかなかよく出来た感じなはずのエピローグは完全カット。ん??

最後に、キャストはもうちょっと無駄遣いして欲しかったなぁ。雪女が吉井怜って、バラエティーでもテロップ出ないと誰だか分からないし。何故妖怪じゃないんだ、ほんこんさん。そして、ずっと出てたのに誰だかまったく判らなかった阿部サダヲ。特殊メイクしてるとはいえ、あれだけ自分を消せるのはすごいね、やっぱり。

魚介醤油@めんめん亭・辻堂

辻堂の名店、といって名前が挙がるのはまずこちらでしょうね。「めんめん亭」さん。家からは遠いのにメニゥが豊富という厄介な店ですが、一番の自信作は魚介醤油とお店にも書いてありましたんで、まずはそっから。

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微妙なところですが、辻堂で和風醤油といえば、「オハナ」「らぅめん梵」とあまりにハイレベルな店が控えてますので、評価は下げることにします。

スゥプはあまり掻き混ぜないで飲んだのがいけないのかもしれませんが、一口目が非常に薄く感じられました。香味野菜が一番強いくらい。少なくとも醤油だれはかなり弱めですね。それでも、少し冷めてくると魚介だしのいい香りが広がり、味わい深いスゥプに。最後に魚粉が残るあたり、「ひなどり」風ですね。

ただひとつ気になるのが、白髪ネギ、万能ねぎ、一寸法師ねぎと必要以上に盛られたネギ。「ひなどり」の時も書いたと思いますが、あくまで魚介の風味を損なわない程度にお願いしたいですね。

麺ですが、かんすい控えめでざくっとした食感を、という細ストレート。博多とんこつでバリ堅を注文したかのような歯ごたえで、それ自体の評価はさておくとしても、和風醤油にベストな麺だとは思えません。

極太で存在感あるメンマ、醤油味のよく染みたジューシーなチャーシューなど、名店と呼ばれるだけあり具もなかなかなんですが、全体的にはやや疑問あり。

のりラーメン@ガキ大将・藤沢川名

せっかく行ってきましたのに、世間の方々のコメントに何も付け加えることが無くて申し訳ないです。評判は決して良くはないお店ですが、近所なので一度は食べておこうと思ってました。お店本体より大きなテラス席が特徴的。

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それなりに覚悟はできてましたが、思ったほど悪くないですよ。ジャンルは「ライト家系」でいいでしょう。「家」を名乗らないのは、家系と一線を画すものを見せたいという意気込みの現れでしょうか。残念ながらそれに成功しているとは言い難いですが。

スープはかなり薄めの豚骨醤油。舌にざらつく感覚もどろどろ感も無い代わりに、平板で奥行きが感じられない。豚骨だけで鶏ガラを使ってないらしいのですが、その辺の問題もあるのでしょうか。

醤油だれの酸味もきつくなく、それでいて塩味は割としっかりしているので、全体のバランスはそれほど悪く無いんです。家系が苦手という人には飲みやすくてウケるかもしれません。家系の方から見たら「退化」だと思いますが。

麺は家系の主流のひとつ、大橋製麺の中太ストレート。固め注文だとかなりボソッとしてます。チャーシューはなかなか柔らかかったですよ。

わざわざ食べに行く価値はゼロかもしれませんが、急にラーメンが食べたくなった時とか、車で偶然通り掛かって食べる分には、十分な水準に達していると思います。

みつばちのアイス最中(マンゴー)@湯島

時系列では、六角家のつけめんの続きです。やはり家系は家系ですから、何か口直しが欲しいなぁ、と思いつつ湯島方面にふらふらっと歩いてましたら、あるじゃないですか、「みつばち」。

あたし存じてなかったんですよ。ここが「小倉アイス」の元祖のお店だなんて。知ってたら当然小倉を食べてましたよ。小倉は芋甚で何度も食べてることもあり、何よりショーケースの中の色とりどりのアイスにうきうきしてしまいまして、初めてなのに変則のマンゴーを。

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ラーメンの後にマンゴーシャーベットはさっぱりで嬉しいですし(ややオレンジっぽい印象を受けました)、量もたっぷり詰まって満足なんですが、もう一度元祖の味を食べに来ないといけなくなりましたね。

しかし東京は、こういう素敵な食べ物が当たり前のように売られてるからいいですよね。このパリっと感こそがアイス最中の醍醐味ですから。食べながらやなか珈琲店に駆け込んで(「湯島ブレンド」がお気に入りなの)、焙煎待ち時間のサービスのアイスコーヒーをお供にいただきました。

追記:こんな記事書いてたら、「GIRLS A GOGO」で湯島特集って……小倉アイスの元祖だとか言うてるし、豆の甘さが生きてるんかぁ、そうかぁ……

特製つけめん@六角家・御徒町ラーメン横丁

都内で日曜日にラーメンって、なかなか難しいものですね。一応何重にも保険をかけて歩いてみたんですがね。まず神田で降りて山形家を目指してみましたら、そもそも周辺一帯に人の気配すらなく、秋葉原に歩いてじゃんがらを覗いてみたら、こちらは平日以上の並び、さらに末広町のがんこ8代目がまさかの休みで、究極の安全牌、御徒町ラーメン横丁へ。半分恐いもの見たさなんですが、興味があったんですよね、家系のつけめん。

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いやぁ、これが旨かったんですよ。さすがは家系の名店ですわ。つけだれは、通常の家系スープよりかなりライトなもの。六角家は、他の家系店より鶏ガラの比率が高いと聞きますが、それがよくわかります。旨味は凝縮されていながら、舌にまとわりつく感じがなくマイルドで、油も控えめ。つけだれだから濃いとか醤油が強いとかもなく、そのまま飲めてしまいます。

麺もこの前食べたから一口で判りましたよ。酒井製麺だ、これ。コシも喉越しも抜群で、いくらでも入ってしまいそう。家系の麺を冷やすなんて想像もつきませんでしたが、実に旨い。

最後に、メニゥにつけめんは「特製味玉入り」?800しか無くて印象が悪かったんですが、ほぼ完璧な味玉です。無理にケチをつけるなら、中途半端に一枚添えてあるチャーシューが邪魔なことだけ。六角家のスープと麺だから成り立つつけめん。見事でした。
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