三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2007年08月

冷やし坦々麺/黒ゴマ黒酢坦々麺@らーめん厨房 むつ新・内幸町

藤沢と日比谷の、しかも地下の目立たないところに2店舗という珍しい展開をしているお店ですが、たまたまそれが各々自宅と職場に近いというあたしも珍しいやね。「らーめん厨房 むつ新」さん。「虎ノ門よかろう」「香月」と並ぶ霞ヶ関徒歩圏の数少ないラーメン店。

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丸鶏+野菜という非常に優しいスープが売りですが、塩と並ぶ2大看板が坦々麺。藤沢でも食べてるんですけど、本格派狙いがあと1歩のところでハズれてるんですよね。

ペーストを使わずに1杯につき胡麻100グラム使用という健康志向はいいのですが、いくらなんでも多すぎるんじゃないですかね。甘くて重くて、頑張って多く摂取しようとするほど後味が気持ち悪くなるという悪循環。

さらに挽き肉と海老を炒めた具もたっぷりと入っているので、必要以上にコクが加わってベースのスープの良さは完全に飛んでしまいます。特に冷やし坦々麺ともなると、クリーミーで甘ったるくてかなりきつい。

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意外に良かったのが黒ゴマ黒酢坦々麺。黒酢の酸味が甘ったるさとコッテリ感を抑えてくれて、中盤くらいまではかなり食べやすい。思いきった量が浮かぶサニーレタスも悪くないです。

麺は透明感のあるプリプリした中細縮れ、ホットでも冷やしでもまずまずの相性だと思います。伸びが若干早いきらいはありますが。塩も含めて麺は全メニゥ一緒だと思います。あとは値段、黒ゴマ黒酢に至っては?1100ですから、ネタ目的以外で食べる人があるのかやや疑問。注文から出てくるまでは異常に早い。

冷やし坦々麺:☆☆☆☆☆(5.0?)
黒ゴマ黒酢坦々麺:☆☆☆☆☆★(5.5+)
藤沢店の坦々麺:☆☆☆☆☆★(5.5)

煮玉子らー麺@九段 斑鳩・九段下

一時期はどうなるかと思った「くるり」の行列も結構おさまってきてましたから、こちらはどうかと行ってみますと「斑鳩」も午後6時過ぎでは10人切ってます。約1年半ぶり、前回は初訪で塩本鰹を食べてしまい、ノーマルな醤油をずっと食べたかったんですよね。

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というわけで「煮玉子らー麺」。相変わらず席に着いてから出てくるまでかなり時間がかかりますが、オペレーションが悪いのではなく、本当に丁寧に仕事をしてるんですよね。ちなみに行列は6時半を過ぎたら無くなってました。

確かに今どきのWスープの系譜なんだろうけど、もはや完全なオリジナル、唯一無二の味と言えるでしょうね。はっきり「動物+魚介」と意識されるのではなく、各素材が渾然一体となって、非常にまろやかで豊かな味わいを生み出しています。タレは弱め。

とろみも相応にあって、舌にざらつく感じもかすかにあるのだけど、濃厚でありながら重量感を感じさせず、女性客の比率が高いのも納得させられますね。

ただ、やっぱり麺がどうしても気になる。中細でいいのかな、いくぶん細めの縮れ麺はモチモチした食感で歯切れもいいものの、もう少しコシが欲しいですし、玉子っぽい香りも好きになれないです。

チャーシューはほろほろと崩れる炙りでさすがの旨さ、味玉は黄身は申し分ないけど白身が固すぎるかなぁ。全体に豚骨魚介としては好みの部類じゃないです。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5+)

特製中華そば@青葉・飯田橋

最近は、後回しにしていた行列店への訪問が続いていますね。霞ヶ関通勤もあとわずかですから。今回は、小規模な行列が絶えないというイメージの飯田橋青葉。土日ともなると手に負えない長さですが、平日午後6時前はさすがに空席がありました。逆に左右の「大勝軒」「おけい」に待ち客という珍しい逆転現象。

本店は訪問予定がないですが、飯田橋は一番本店に近いと定評がありますからね。過去につけめんを一度食べているのですが、期待を込めて「特製中華そば」。

う?ん、青葉ってこういう感じだったっけ。魚介の風味は非常にきれいに出ていると思うのだけど、動物系がこんなにライトだっただろうか。色味からして青葉のスープの色じゃないから心配したんですよね。

Wスープの原点という力強さに欠けていますし、正体は分からないけれど生臭いような妙なひっかかりがあるし、更にスープの温度が最初から低すぎる。完成度はかなり低いと言わざるを得ないですよね。コショーの効かせ方もはっきりしない。

中太のストレート麺は、もっちりした歯触りかつコシも弱めで、好みの問題なのでしょうが個人的には好きではないです。

具も残念な水準。チャーシューはやらかいのだけど旨みが逃げてガラのような臭みがありますし、メンマは酸味ばかりが強い。味玉だけは水準以上といった感じ。本店に行かない限り、「青葉」の魅力は分からないかも知れない。☆☆☆☆☆★(5.5+)

しゃもラーメン@しゃもじ・伊勢佐木長者町(閉店)

まだネットで盛り上がる段階にも至っていないのですが、復活した「ラーメン創房 玄」の田中玄氏プロデュースのお店が伊勢佐木にできたとのこと。あたしは充電前の秋葉原の「玄」には行かれませんでしたが、一番弟子の「ら・めん 風」なんかは今年の大感動の1杯ですからね、楽しみです。

ストイックというか、こんな場所で大丈夫でしょうか、伊勢佐木警察の裏手で人通り自体がほとんどありません。メニゥは鶏白湯のみ、そして厨房の最奥にはあの田中玄氏のお姿が。

今週のVVV6で、ラーメン王石神氏が鶏白湯について、「豚骨ラーメンの豚骨を鶏に換えたもの」みたいな説明をしてましたよね。まさにそういう印象のお店が多いから、いまいち鶏白湯がピンと来ないんですよ。豚骨でなく鶏でなければできない表現が見たいなぁ、と。

残念ながら今回はモロにそれです。鶏の髄の感じは一定程度あるのだけど、全体にかなりライトなもので、もうちょっととろっと濃度がないと存在感に欠けるような。豚骨の薄い店と同様、タレに頼りすぎてる印象で、大山地鶏使用と言われても有り難みが伝わってこないです。

麺は特別栽培の「ホクシン」なる小麦粉を使った自家製麺とのこと。中太の平打ちなのだけど、やらかめでスープとの相性が良いのか判然としない。

チャーシューは脂身の多い炙りチャーシューで、これもスープに合ってるのかどうか。メンマも同様。最近よくあるけど、中途半端に熱が通った水菜は不味いと思う。糸唐辛子は飾りだけでなく、はっきりとアクセントになってていいです。

何だか見切り発車の段階を食べたような。「ROピュアウオーター」の宣伝がベタベタ貼ってあるのも引きますし、何より客として歓迎されてる気が全くしなかった。これから行かれる方はどんな感想を持たれるでしょうか。☆☆☆☆☆★(5.5?)

半ラーメン+半カレー@ザ・ラーメン屋 ・日本大通り

先日、今年のナンバーワンかもしれん、と騒ぎました「下前商店」ですが、その修業先は「ザ・ラーメン屋」とのこと。そっちも食べてみたいなぁ、ということで行ってきました。

日本大通りと聞いていたのですが、それは最寄りの駅の話だったようで、実際には住所が海岸通、大さん橋の入り口の飲食店が集まった例の一画にあります。ビニールのカーテンを開けて入る、半屋外の屋台風の店舗。

味見だけのつもりなので半ラーメン……と半カレーのセット。おばちゃんに「カレーは激辛だけど大丈夫?」と訊かれましたが、普通の日本人の激辛程度なら問題ないでしょう。

鶏ガラ豚骨ベースに煮干し、スルメ、昆布というすっきり透明なスープですが、特に何かの旨みを強く感じるということはなく、お醤油ダレもさほど立ってはない大人しいもの。

「昔ながらの支那ソバの味」を追求したというコンセプトは伝わりますが、格別美味しいとかいうものではない。特定はできないけど臭みがあるのも気になるなぁ。

麺は中細縮れで、やらかくコシはほとんどない。チャーシューは「下前商店」同様に縁の赤い焼き豚ですが、特筆すべきものはないです。メンマも同様。

カレーは、確かに辛いのが苦手な人には無理でしょうね。脂っこくなくてさらっとしてはいるのですが、全体に水っぽくてコクがなく残念。カレーを食べてからラーメンスープを飲むと旨みがぐっと際だつのは、「インディアン」でお馴染み。

最後の最後でダシがしっかりとれているのはあらためてよく分かりましたが、「下前商店」と比較できるものではなかったです。☆☆☆☆★(4.5)

味玉醤油らーめん@中華麺屋 まんまる・四ツ木

当ブログ初の葛飾区進出、堀切菖蒲園から四ツ木に移動、1キロ強のようでしたので歩いてみました。土曜とはいえ、8月の昼間に出歩いてる人なんてほとんどいませんね。「中華麺屋 まんまる」さん。

こちらは店内ほぼ満席、雑誌のコピーがべたべた貼ってあって、かつては石神本掲載店だった模様。酒精・プロピレングリコール不使用とか一部の人間向けの麺のこだわりが貼ってあったりして、そのくせ喫煙可っていうくだらなさ。

魚介メインのさっぱり系スープですが、これは本当にダメだわ。羅臼昆布、九十九里・八戸の煮干に、ムロアジ、鯖、鰹……とかいうのだけど、複雑な味わいではなくて全然まとまりがなく、スープを飲む前から全体に嫌な臭みがあって半分くらいで止めたくなりました。

醤油の味はほとんど立ってなくて甘みも強く、食べ終えて店を出た後の甘ったるい後味は、およそあっさり魚介スープを食べたときのそれではないです。この手の店は確かにいくつかあるのだけど、一番嫌いなタイプのスープ。

麺は自家製と思ったのだけど、ネットでは「中西食品」特注とある。つるつるで全く引っかかりのない中細ストレート麺は、沖縄そばとかそっち系の麺を思わせ、コシにせよ風味にせよラーメンの麺としては違和感があります。ほぐし方も不完全。

チャーシューはやらかいものの味は抜けきってます。メンマは食感も味付けもいい。味玉はお醤油の香ばしさが黄身にきれいに移った出色の出来。☆☆☆☆☆(5.0)

天照らーめん@麺香房 天照・堀切菖蒲園

初の葛飾区のラーメン店、というか、生まれて初めて葛飾区内の駅に降り立ったかも。堀切菖蒲園の「麺香房 天照」さん。3軒ほど隣の「ラーメン大」(二郎系)、向かいの「糀や」と同じオーナーの店だそうで。

店内は落ち着いた喫茶店のような雰囲気で、テーブル席のみ。今年の石神本、佐野本、つけ麺マップにも載っている凄い店なのに、土曜日の12時過ぎで先客ゼロとはどういうことか。

いわゆるWスープ店ということで、そんなに劇的に旨いことはないのかなとは思っていたのですが、一口目を口にした瞬間、「マズっ」。パワフルな魚粉系だと想像していたら、魚介の印象など打ち消す異常な甘みの強さ。

さらに醤油の濃さ、とどめに揚げネギと来て、ダシの素材云々を考えるまでもなく気持ち悪くなる味。動物系はさして強くないです。つけ麺だったらいくぶんマシだったのかな。

麺はプリプリッと弾力のあるしっかりした中太縮れ。麺の特性なのか、中の方はかなり芯が残って粉っぽく、また濃い醤油味がかなり染みてしまってて×。

チャーシューは脂身が全くなく、肉の味が抜けきって魚かと思うほどパサパサ。メンマは大ぶりで悪くはない。味玉は印象に残らず。あまりに酷いので、つけ麺でリベンジする気はちょっと起こらない。喫煙可だし。☆☆☆☆★(4.5)

味玉みそらぁめん@麺処 くるり・市ヶ谷

長いことこのあたりは通ったことありませんでしたが、ここの行列だけは当分手に負えないかな、と思ってました。ところが先日通りかかりますと、午後6時半で10人弱。これは大丈夫かも、と並んでみました。「麺処 くるり」さん。午後6時前で7人目だったかな。

7席しかない上に回転が極端に悪くて、行列ができるのも当たり前のような気もしますが、とにかく日テレの「本当に美味しいラーメンベスト30」のディフェンディングチャンピオンですからね。しかも味噌専門で1位なんだから。

ネットで最高に近い評点を付けてる人が皆無だったので怪しんではいたのですが、これが日本で一番旨いラーメンだと思ってる人が本当にいるんだろうか。こってりしてればとりあえず客は来る、という最近の流れの象徴のような。

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スープは本当にドロドロです。大量の背脂を使いながら臭みが全くなくマイルドなことは分かるけれど、ここまで大量に使う意味が分からず説得力に欠ける。巨大な脂の塊がそのまま浮いていたりして、これも食べるものなのかなぁ。

味噌は相応にコクがあって旨いと思うのだけど、脂が邪魔してダイレクトにその良さが伝わらない。確かにしつこさはないものの、変化のない濃厚さにほんの何口かで飽きが来てしまう。

麺は平打ちの太縮れなのだけど、札幌系とは違い最初からかなりくたっとした感じ。茹で加減にも疑問があります。全体にドロドロだからこそ、食感からして存在感のある麺が欲しい気がします。

チャーシューはほろほろ崩れる感じで美味、味玉は半熟の緩い感じで標準程度。野菜は特に印象に残らないけれど、生の玉ねぎを投入できたら中盤からの飽きが抑えられるかな、とも思いました。

行列中に煙草を吹かす人間が多数など、場所柄客層はクソみたいな店ですが、そういう店に限って再訪するような味じゃないのが何とも不思議です。☆☆☆☆☆☆(6.0)

支那そば@温洲軒・四谷三丁目

新店、というか復活店ですね。かつて文化放送の目の前にあった業界関係者御用達の中華屋が、文化放送の移転を機に閉店。それが2年の歳月を経て、ご主人がタクシー運転手をして貯めた資金でラーメン専門店として復活というのだから、渾身の1杯、食べてみたいじゃないですか。「温洲軒」さん。

閉店から再開までの経緯は「ちい散歩」でも紹介されたようで。6席のみのものすごく狭い店内に、基本の「支那そば」は?550の良心価格。タンメンも美味しいと評判ですね。

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いわゆる「昔懐かしいラーメン」の中でも、相当な高いレベルにあるのではないでしょうか。透明感のある鶏ガラ豚骨ベースであろうスープに、しっかりした旨みがあります。

昆布由来かなとも感じつつ、相応に化調が使われてるのは間違いないのだろうけど、そんなことを感じさせない巧さがあります。お醤油ダレもきっちりと効いて、さっぱりながらも見事なバランスと存在感を備えたスープ。

ご主人のあまりに丁寧かつ念入りな湯切りは、平ザルの上で中細縮れの麺がクルクルと返り、芸術の域。惜しむらくは、2杯分同時に投入しながら湯切りが1杯分ずつという詰めの甘さ。茹で時間差が1分近くあったような。

残念ながらあたしのは後の方。どうやら三河屋製麺らしい麺はやさしい口当たりと最低限のコシを備えているけれど、とにかくベストな状態ではなかったのは明らか。

メンマもチャーシューもやさしい味付けで手を抜かない仕事ぶりがうかがえ、全体の満足度は高いです。氷川きよしが上京して初めて食べて感激したラーメン、などという情報を聞いてもなお旨い。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

らうめん@らうめん 梵・辻堂

趣味は湘南海岸を自転車で走ったり、などと面倒なので大嘘の自己紹介をしているあたしですが、たまにはそれを真実にするべかな、と久々に自転車で小遠征。目的地は「らうめん 梵」、このあたり(辻堂から徒歩15分以上)は電車より自転車の方が圧倒的に早いんですよね。

1年以上経過して味を忘れたための再訪問ですが、昼営業のみスープ切れ終了の厄介なお店で、この日も7分程度の入りなのに土曜日の昼14時前にスープ切れ終了と商売っ気があるのかないのか。

ご夫婦でやってる店ですが、オペレーションの悪さは他の追随を許しません。一度にわずか3杯ずつ、効率的な役割分担も無く非常に丁寧に作りますから、前回は開店と同時に入りながら20分以上待ちと、通常のラーメン店と思って入ると相当な忍耐を強いられます。

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こんなに美味しかったっけか。丼の縁に魚粉がはっきり付くくらい、鰹を中心に魚介強烈系のスープなのですが、ベースがしっかりしているので当たりはマイルドで、攻撃的な感じはありません。魚介の香りがふわっと鼻に抜ける感覚。

麺がまた抜群にいい。中細のストレート麺は、表面は滑らかでサクサクとした食感、これは自家製でしか生み出せない傑作。全体にいい意味で日本そばのテイストが漂い、煮干しか鰹かで異なるものの、「麺処 遊」なんかに似た、どこかよそ行きな満足感が得られます。

具のひとつひとつも手抜きがないです。チャーシューは肉厚ジューシーで存在感があり、もう少し薄味の記憶があったけど、お醤油の香りが香ばしい。デフォルトで半味玉入りなのにトッピングで1個追加すると虚しくなりますが、半熟加減も味の入りもなかなか。メンマもクセがなく○。

味玉の点の不親切さ、卓上に品書きが置かれていながら店の最奥に食券機という無意味さ(来る客が全員まず口頭で注文して、店主に食券機の存在を指摘されるアホらしさ)等々、相変わらずな感じですが、湘南を代表する1軒であることは間違いないです。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)
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