三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2008年03月

焼豚麺@麺壱 吉兆・戸越

既食未レポの「えにし」の麺とスープが変わったと聞いたので、再食確定。近辺に課題店はあったっけかと地図を眺めると、戸越駅の真上辺りにマーキングが。「麺壱 吉兆」さん。A1出口を出ると目の前という抜群の立地。

昨年の「もめん」以来、白河系が気になって仕方なかったんですよね。こちらも、店頭の雑誌記事のコピーに「とら食堂」の流れを汲むとありましたが、仲町台の「白河中華そば」の出身なんだそうですね。

手打ちスペースと青竹を見てひと安心、日曜午後1時半で寂しい客の入りでしたが、期待を込めて「焼豚麺」を。通常の「中華そば」と、魚介を加える「支那そば」があるようだ。

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こちらは鶏ガラ豚骨ベースの魚介系を加えないタイプのスープ。動物系素材の旨みはきれいに出ていると思うが、油が過剰な気がする。

醤油ダレもしっかり効いてコクがあるのだけど、どうにも酸味が強すぎる。もっとすっきりさっぱりしたキレのいいスープを想像していただけに、残念。

麺はもちろん白河らしい平打ちの中太縮れ麺。ぴろぴろして啜り心地は面白いのだけど、加水率が低めなのかな、やらかめでもちもち感もいまひとつ、手打ちの良さがあまり伝わってこない。決して悪くはないけど。

これでもかとたっぷり乗せられたチャーシューは、まさに絶品。鮮やかなピンク色は、燻すことで豚のうま味が中にしっかり閉じこめられ、実にジューシー。これも白河スタイルなんだよね。

麺とスープがチャーシューのレベルまで行けば、間違いなく名店の仲間入り。☆☆☆☆☆☆★(6.5?)

らーめん(ハリガネ)@田中商店・六町

アメリカでは選挙の投票日は火曜日だといいますが、休みを削ってまで義務を果たすというのはやっぱりおかしいですよね。倫理研修が土曜というのも解せないのですが、いい機会なので今年中に絶対に行きたかった課題店へ。

つくばエクスプレスに乗るのも初めてですし、全く知らない六町なる駅から歩くこと15分近く。こんなに辺鄙なところに行列店があるとは半信半疑でしたが、近づくとたしかに豚骨臭が漂ってきます。「田中商店」さん。

30席以上はある広い店内、開店5分後くらいにうまく到着し、7割の入りくらいで座れましたが、退店時にはまさかの20人以上の並び。豚骨ラーメンに行列という事態がまず信じられない。

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東京最高の豚骨スープとはどんなに強烈なのだろうかと楽しみにしてましたが、意外にも「ぼたん」と較べると上品な味でした。

たしかにかなりの濃厚さでとろみもあるのだけど、舌にざらつくような感触や独特の臭みが全くなく、旨みだけが凝縮された完成度が非常に高いスープ。

豚骨なのに雑味を微塵も感じさせず、クリアで均質感があり、混じりっけなしの純豚骨。タレの味も最小限。ここに紅ショウガやニンニクや高菜の入り込む余地はないです。

麺はおそらく切り刃28番の極細低加水ストレート。ハリガネ注文はザクザクした食感と小麦の香りが存分に楽しめる。独特のアンモニア臭も最小限に抑えられ、女性客でも替え玉してるのも納得。

チャーシューはスモークした感じのジューシーなものが2枚。博多豚骨の店としては抜群の旨さ。キクラゲを追加したら、たっぷりと入れてくれた。自由トッピングの高菜は激辛なので、スープをよく楽しんでから。

明太ごはんが業務用チューブのような安物でなく、ちゃんとした切れ子がたっぷりのってきたのもうれしい。来月から基本が680円という、博多豚骨ではちょっと考えられない値上げに踏み切るようですが、この行列なら問題はないのでしょう。

期待通りの満足感だった。遠いけど。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5+)

濃厚豚骨らーめん@めん屋 いなば・秋葉原/御徒町/末広町

「祭」の営業時間情報に惑わされて、優先順位が低い課題店が消化されていきます。秋葉原と御徒町の中間点あたり、昔「黒船」があったところ。「めん屋 いなば」さん。

本店からして「黒船」はもう終わりだと思いますが、黒船のFC店から完全に独立しているらしい。ずいぶん前の新店だった印象があるけど、まだ開店から5ヶ月だった。看板の「濃厚豚骨らーめん」を。

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元が「黒船」の限定メニゥだったというのでさしたる期待をしてませんでしたが、旨いですよ、これ。

その名の通りかなり粘度の高いスープは、やはり豚足のゼラチン質でとろみを出しているようです。脂はさほどきつくなく、飲んでみると重量感は案外希薄でいただきやすい。

魚粉もかなり大量に投入されていますが、舌に感じるのはきめの細かいザラザラ感で気にはならず、その香りも強いながら突出もせず埋没もせず、強烈なインパクトとトータルバランスが共存する完成度の高いスープ。

「うえだ」に通じるものがあるといったら言い過ぎだろうか。柚子の皮がスープの中から現れるが、このスープの中ではさすがにその効果は分からない。

麺は丸山製麺だという断面の四角い若干平打ち気味な中太ストレート。ザクッザクッというしっかりした食感で、ベストな麺かは分からないが、スープに決して負けていない。

具では茹でキャベツがスープに良く合っている。メンマは極太でそこそこジューシー、味玉は印象にない。チャーシューは脂身がドロドロでさすがに残した。茎ワカメはまったく合わないと思う。

いい意味で期待を裏切られた。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

特選らーめん@天神屋 秋葉原本店・秋葉原

この2日間、「祭」@秋葉原に振り回されてまして、21時までの営業時間を各サイトで確認したはずなのにスープ切れ終了に変わってるようで、楽しみな「あばれ醤油」はおあずけ。

選択肢も少ない中、むりやりの課題店は「天神屋」の2号店。大体の場所は把握してましたが、さすがにこんなに駅から離れた寂しいところにはなかろうと思い始めた頃、見えてきた。「神田佐久間町」ていうんですか、このへんは。

驚いたのは店主夫妻がいらしたことで、いつの間にかこっちが本店になってたんですね。場所的に最初で最後の気がするので、景気よく「特選らーめん」を。

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一時期食傷気味だった豚骨魚介ですが、何の因果かこの1週間で3店舗目かな。ここは昔から無化調を売りにしてますよね。

ベースは豚骨とモミジなど、仕上げには裏漉しをしてエキスを凝縮させてるそうで、粘度は低めで脂っこさもないながら、舌にザラザラ感はあり、動物系の濃厚さは十分に感じさせる。

昆布にもこだわりがあるようで、煮干しや節系は最後。思ったほど魚介は強くない。店を出た瞬間に舌に何も残らない後味の良さはさすがに無化調だが、濃厚な割にインパクトが弱く全体をまとめるものがないのもまた無化調ゆえか。

麺は中太の縮れですが、中途半端な弾力とコシではっきりしない印象、というか「麺彩房」にかなり近かったので、家で調べたら予想通りの大成食品。独学の店と聞きますが、全体に「麺彩房」ぽいかも。

特選なのでチャーシュー3枚ですが、ぱさついてさほど旨くない。メンマもこだわりを感じないし、味玉は標準的でしたが、特選にした意味はなかったかな。

☆☆☆☆☆☆★(6.5?)

支那そば(醤油)+トッピング@麺喰屋 澤・小岩

横須賀線(総武線快速)で一気に来れるので、この近辺の課題店は積極的に訪問しております。小岩の「麺喰屋 澤」さん。07年6月のオープンで、ネットでの評判は上々。

黒を基調とした落ち着いた店内は、20席以上のカウンター席が並び意外と広く、居心地もいい。「支那そば」と「ら?めん」とあり、前者が筆頭だったのでそちらを。

味玉を頼むと店員さんが、デフォで半分入っているので、「トッピング」にすれば、+もう半玉に海苔やメンマまで増量してくれると教えてくれた。こういう細やかな気遣いがうれしい。

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「ら?めん」が白濁スープで、「支那そば」が清湯スープだったようです。「支那そば」の方が後発メニゥとのこと。

若干の魚粉感があるものの、焼きアゴやサンマ節というひと癖ありそうな素材を使用している割にえぐみなどはなく、魚介系のいい香りを楽しめる。

見た目からして表面の油が多めなのだが、麺との相性からすれば悪くないし、魚介の香りを損なうこともなく。お醤油ダレのコクもあり、和のテイストという基本線はしっかり。

麺は「支那そば」というネーミングからはやや変則な中太ストレート。これがもちもちした食感でしっかりコシもあり、こってりめに振れたスープと良く合っている。

バラ肉のチャーシューは印象に残るものではなかったが、メンマはちゃんとお店で味を入れているようで、やさしめの味付け。味玉は黄身がゼリー状に仕上がりしっかりと味も入り、非常に完成度が高い。

駅近くの商店が並ぶ一画にあるが、清潔感・接客まで含め、近所にあったら一番うれしい種のお店。次は「ら?めん」を食べてみたい。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0+)

得製つけめん@風雲児・新宿

昨年9月のオープンながら、雑誌にはあまり載ってないし有名サイトでもさほど評判でもないし、なのに「ラーメンデータベース」での評価がとんでもなく高い店。何となく課題店、新宿の「風雲児」さん。新宿だけど住所は渋谷区代々木。

結構な行列店のように聞いていましたが、お仕事の都合で(?)たまたま(?)19時前にこの辺りを通ることがありまして、空席があったので入ってみました。らーめんかつけめんか、とにかく急な訪問だったので適当に「得製つけめん」を。

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中央に魚粉盛りスタイルでレンゲなしなので、最初から混ぜるしかないタイプのつけダレ。まず、最初から温度が低すぎる。麺を揚げるかなり前からつけダレを準備してるのは見えてました。

粘度が高い割に重量感や油っこさがないのは、動物系が鶏白湯オンリーだからなんですね。ライトというか、どことなく気が抜けたような感じで、個人的には少し豚骨が入った方が好き。

魚粉を最初から混ぜたせいもあるのか、魚介の香りは相当に強い。魚介の風味のみの印象としては、「庄の」に近いと思う。全体にやや甘めですが、べとつくような甘さではない。

むしろ麺の方に問題があるというか、並盛りにしたら量からして見るからにしょぼくて不安になりましたが、中途半端なもちもち感とどっちつかずなコシと、何もつけずに食べてもあまり風味も良くないし。

帰ってから調べてみると大成食品だそうで、意外と大手でしたが、もうちょっと合う麺があるんじゃなかろうか。なお、カウンターの割スープは鶏白湯ではなく澄んだもので、つけダレが薄まっただけの印象。

目の前で炙るチャーシュー、半熟でしっかり味の付いた味玉、臭みがないメンマと、具はいずれもよかった。再訪は様子を見て。

☆☆☆☆☆☆(6.0)

キムチ納豆@柳家・仙台

※後日追記

出張ラーメンシリーズ。
仙台駅前といえば、「渡なべ」出身の「炫(くろく)」が筆頭のようですが、時間的に無理だったのでこちらに。
盛岡の人気店の支店だそうですが、東北のご当地ラーメンということで。

筆頭メニゥが「キムチ納豆」とは、完全にイロモノかに思えますが、これは東京でも十分通用するレベルだと思います。
赤いスープながら、キムチの嫌な酸味やむせるような辛さはなく、しっかりコクのある動物系スープに少し甘めの香ばしい味噌、ほんのりと納豆の香りが乗ってバランスのいいスープ。脂っこさもない。

麺は味噌ラーメンに良く合う中太。札幌味噌ほどの熟成感、プリプリ感はないが、むっちりして一定のコシもあり、旨い。
モヤシ・白菜を中心に野菜がとにかくたっぷり、野菜の甘みもスープによく出ている。
上に生卵ものっていたが、元々まろやかなのでどう効いていたのかイマイチ分からなかった。

「北の大草原」みたいな穴あきレンゲも親切でいいなぁ。
☆☆☆☆☆☆☆★(7.5?)

味玉つけめん@つけめんDINING IBUKI・半蔵門

この店に関しては、まず一言。グルメウォーカーはおろか、店内表示まで「11:30?21:00(LO)」となっているが、必ず中休みが入る。意図的に虚偽の表示をしてる理由がまったく分からないが、一度騙されたために少々訪問が遅れました。

開店は去年の11月ですね。「つけめんDINING IBUKI」さん。半蔵門の1番出口すぐというラーメン店には珍しい立地、店内もカフェのような明るさと清潔感がある。

「俺の空」出身の店主ということで話題になりましたが、面影はどこにもないですね。ビジュアル的にも食べやすさからしても、味玉とチャーシューは麺の方に置くべきではないか。

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つけダレは出身と異なる鶏ベースのものですが、鶏が突出しているわけでもない。鶏の香りと魚粉と揚げネギと、全体でバランスの取れた、麺を活かす脇役といった風情のつけダレ。

やや油が多めなのが気になりましたが、最後のスープ割りで鶏の香りが一気にふわっと立ってきたのが好印象。スープ割りもやはりつけ麺の醍醐味だと思う。

麺は中太平打ちで、滑らかさとみずみずしさ、もちもち感と相応のコシを兼ねそなえたもので、個性を感じるし麺自体としても旨い。若干おとなしめなつけダレとの相性も良い。

ただ、この方向性を突き詰めると、「麺食堂X」の麺に行きつくような気がして、三河屋のというか製麺所の麺での限界もあるのかな、という思いも抱いた。

具については、炙りチャーシューは旨いのだがやや噛み切りにくい。メンマはとにかく塩辛くて完全に浮いていた。素材を大事にする店なら、このあたりにも気を配ってほしいな、と。

期待値の高さの割には、という感じかなぁ。☆☆☆☆☆☆☆(7.0?)

しおらーめん@赤坂屋・新中野

1000軒も載っていると食べ歩きには使いづらいのですが、まさかこんな店まで、と驚かされるのが「ぴあ本」。完全に無名店のつもりで食べてきたら、きっちり載ってました。新中野は「赤坂屋」さん。

創業は1992年というから、この業界では古株ですね。そのビジュアルもまさに一昔前という風情の「香月」系統な背脂系。スープを注ぐ際に、背脂を振るのではなく背脂の塊の上からスープをかけるようにしていた。

豚骨+鶏ガラベースに昆布等の香りもする清湯系スープ。この系統でもかなりライトな部類に属するのではなかろうか。

背脂はなかなかに香ばしく、スープにまろやかさを与えており決してしつこくない。塩ダレにはハマグリの煮汁が加えてあるらしいが、そこまでは分からない。塩もさほど強くない。

麺は中細のやや縮れたもの、茹で加減の問題もあろうが、かなり頼りないやらかめなもの。固め推奨。麺もスープも含めて、はっきりした個性は感じられない。

チャーシューは記憶に残っていないが、メンマはやはり臭みのあるもの。茹でたキャベツは塩スープによく合っており、更にトッピングで追加するならこれだろうか。

まだこの近辺に来ることがあるはずなのに、もうお店が尽きてしまった。☆☆☆☆☆(5.0?)

煮干しそば 味玉入り@一汁三にぼし 裏不如帰・幡ヶ谷

木曜日で祝日、仕事してたら次の機会はいつになるか分からないですからね。木曜日の昼のみ、という最高に敷居の高いこのお店。雨天だろうがここを逃すのは勿体ないので。「一汁三にぼし 裏不如帰」さん。

私の醤油部門ナンバーワン、「不如帰」が週に一度だけ提供する煮干しスープ。午後1時半で3人待ちと予想通りの列びで済んだ。「煮干しそば 味玉入り」を。

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通常営業のハマグリの衝撃に較べれば控えめなインパクトですが、「不如帰」らしい非常に品のある煮干しスープ。

「伊藤」「遊」系列の煮干し強烈というのではなく、清湯系豚骨をベースに、片口・真鰯・鯵と3種用いるという煮干しから、えぐみを全く感じさせることなく香りをうまく引き出している。

下の方には粗挽きの魚粉が結構沈んでいるが、舌に粉っぽさはなくさらっとして飲みやすい。揚げジャコものる。ハマグリに較べるとややタレが強いのかな、最後まで飲み干すには至らなかった。

麺は中太の平打ち気味のもので、粉がみっしりとしてぷつんぷつんと歯切れの良いタイプ。好みの問題だろうけど、表と同じ麺でも食べてみたいな、と思う。

バラのチャーシューは相変わらずやらかくて旨い。前回の表の時に次は肉めしを食べようと思ったはずだが、また忘れた。穂先メンマも○。何より味玉が半熟具合といい味の加減といい完璧で、煮干しスープには良く合う。

「不如帰」の実力どおり、大変レベルの高い1杯でした。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0+)
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