三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2008年09月

味玉つけめん@TETSU・品達

話は6月に遡りますが、6月2日に品達の「TETSU」に初訪問を果たした際、限定の冷やし中華系を注文してしまい、堅いばかりの麺に辟易してしまいました。つけめんを食べないとこの麺の魅力は分からないと感じ、翌日夜に再訪。

つけダレに浸したところ、麺の印象が劇的に変わりました。上からつぶした感じの長方形に近い断面の太縮れ麺なのですが、むっちりとした食感に強靱なコシ、噛むごとに広がる小麦の香り。

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同じ麺がかくも変わるものかという新鮮な驚きと、これだけの傑作が集合施設でさほど並ばずに食べられるお値打感。つけダレはちょっと甘めで、粘度が高めながら臭みのない濃厚動物系に魚介がきれいに香り、こちらもさすがは「TETSU」と納得のハイレベル。割スープも、そのまま飲みたいほどきれいな魚介風味。

それが再度麺が変わったという話を聞いたので、9月28日、珍しく短いスパンで同じ店・同じメニゥで再訪問。そしたら、すぐに違いがはっきり分かる、普通の平打ち太縮れ麺になってました。前回から何回目の変更か分かりませんが。

食べてみると、それなりには旨いのだけど、歯が麺に食い込む食感の楽しさはないですし、麺の風味もあと一歩という気がしました。マイナーチェンジは昔からしょっちゅうですが、到達点と思えた麺が変わってしまったのは残念。

つけダレも、閉店間際を考慮しても印象が違いすぎるように思えましたが、これも変わったようですね。甘みが抑えられたのと、動物系の濃度が上がってワイルドさを増した感じで、前の方がバランスが良かったように思えます。

チャーシューはやわらかいですし、味玉も絶妙な半熟具合・しっかりした味付けとも○、割スープも変わらぬ美味しさでしたが、3ヶ月でかくも変わるとは。千駄木初期から毎度のことながら、旨いと思った次には「こんなもんだったけか」というもどかしさ。

驚いたのは座席レイアウトまで変わってしまっていて、むりやり作ったような低いカウンタが、店員から見下ろされる形になり居心地がよろしくない。

6月 ☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0+)
9月 ☆☆☆☆☆☆☆(7.0+)

特製ラーメン@めん創桜花 大和製麺所・生麦

今年は新店は早めに訪問するようにしてきましたが、一度昼の部スープ切れでフラれて以来、こちらは間が空いてしまいました。つけ麺の名店のセカンドブランド、「めん創桜花 大和製麺所」さん。オープンは7月です。

生麦から山を越えないといけないから、電車だと面倒なんですよね。鶴見二郎と大黒家の向かいで、二郎の行列に対し、午後1時半で7割程度の入り。大黒家の客入りはノーコメントで。最初で最後だと思うので、「特製ラーメン」。

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オペレーションが異常に悪いというか、1杯ずつしか作れないのだろうか。えらく待った挙げ句に出てきたのは、ビジュアル的にはかなり地味な1杯。

スープは魚粉の香りが非常にきれいに出た、分かりやすい感じのもの。とりたてて珍しい味わいではないものの、無化調ゆえのキレのよさも手伝って、ついつい飲み干しそうになってしまいます。

入り口脇に備えた製麺室で打たれる麺は、滑らかかつ粉がみっしりと詰まった平打ち中太ストレート。コシが強く小麦の香りも抜群で、文句なしに旨い。

ただ、これだけの麺を受け止めるにはいかんせんスープが弱すぎる気がします。動物・魚介・野菜のトリプルで直前に合わせるようですが、本店のように動物系がしっかりしたスープの方が、より麺が生きるような。

見た目に存在感がある炙りバラチャーシューは、肉汁たっぷりで香ばしく最高。メンマはとにかく素材の良さが分かります。味玉も薄味ながら卵自体の味が良く満足。

技とこだわりは本物なので、ちょっと勿体ない。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

味玉焦がし味@麺屋 侍・立川ラーメンスクエア

八王子出張という概念も、あと半年ほどでなくなってしまうのかもしれません。なのに朝イチでは八王子ラーメンを食べることもできず。こんな時に重宝するのが、11時から営業の立川ラーメンスクエア。

ニューヨークをイメージした空間にゆったりと7店舗を配置して、品達やシンフォニーよりも集合施設としての雰囲気がいいですよね。今回は第3回トライアウトで優勝して4月から営業している「麺屋 侍」さん。元々は大分の日田の出身だそう。

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ネットで通常の「極味」より「焦がし」が旨いとあったので、「味玉焦がし味(¥880)」を。あとから思うと、九州豚骨で¥680からという価格設定はすごい。

まず、「焦がし」にしなければ良かったな、と。マー油はなかなか香ばしくていいのですが、卓上にある「秘伝の辛みそ」がなぜか最初から浮かべてあったり、タレも妙に甘ったるい感じで、ごちゃごちゃした味。

ただ、ベースの豚骨スープの出来が非常にいいのではないかという気がするんです。クセや臭みが無く、豚の旨みだけがきれいに抽出された品のあるものではないかと。次回「極味」に期待なのです。

更に、麺が抜群にいい。大分というより完全に博多系なのですが、おそらく切り刃28番の凧糸のような極細麺は、ザクザクした食感に麺自体の甘みもあり、都内の博多豚骨の中でベストに近いかも。今回はバリカタです。

それから、自家製の高菜(食べ放題)も抜群に旨い。本場を売りにする店の高菜は、激辛の代わりに大抵むせるような粉っぽさがあるのですが、こちらのはしっとりして程良い辛さで、過去に食べた中でも文句なしのベスト。

高菜などが入り口付近にしか置かれてないのに、その案内が誰も見ないようなPOPの裏にしか書かれていない不親切さや(高菜が見つからずに諦めた人も相当いると思う)、バリカタのすぐ上が粉落としだったり、細かい疑問点は色々あります。

有名サイト・ブログの評価は厳しめで、私もスープは基本の「極味」に期待なのですが、とにかく麺と高菜が素晴らしいのです。丸バラロールのチャーシューも、きっちりゼリー状半熟の味玉も良かった。☆☆☆☆☆☆★(6.5+)

正油こってりまる特らー麺@麺 旬風・秋葉原

今年の新店ラッシュといえば、秋葉原じゃないですかね。こちらは7月オープンの新店。神田佐久間町という昭和通りを越えたところで、ちょっと分かりにくいかも。「麺 旬風」さん。

資本系ぽいのですが、店内に「ecute品川店」からの花があり、確かに品川駅に同名のお店はありますから、洋菓子製造の方からの参入ということでしょうか。自家製麺で、昼はラーメン、夜はつけめん中心とのこと。

調査した結果、らー麺の「こってり」は昼の部でしか食べられないらしいので、「正油こってりまる特らー麺(¥750)」を。+100円で特製にできるのでお得かも。

流行を押さえた無難な味わいといえばそれまでですが、完成度は高いと思います。いくらかの粘度も感じるコクのある豚骨ベースのスープに、きれいに魚粉を合わせてきています。

若干オイリーかな、とも思えますが、そのぶん飲みやすくなっている印象。決して熱々すぎることもないので、水菜の青臭さも出てないですね。

麺は中太平打ち縮れで、むっちりとした食感。スープの持ち上げも良好で相性は○。茹で加減も問題なし。あっさりだと細ストレートになるそう。

具の仕上がりも全体的にいい。横長のバラチャーシューはやわらかく程良い味付けになっているし、味玉もよい半熟具合。メンマは穂先メンマで乾燥岩海苔も載りますが、素材自体は格別こだわってる感じを受けません。

しっかり味を作り上げてから出店した感じで、つけめんのためにも夜の部に再訪する価値はありそう。☆☆☆☆☆☆★(6.5+)

特製つけめん@三人村・東中野

「みそや林檎堂」のおかげで、ちょっと前の新店であるこちらも訪問の機会ができました。「林檎堂」のはす向かい、といっても山手通りを挟むので大回りになりますが。「三人村」さん。

チャーハン、カレーから餃子定食、麺とは関係ない普通の日替わり定食まであって、ちょっと不安。ネットのレポートではつけめんが多かったので、「特製つけめん」を。ちなみにこれはメニューに載っておらず、店内の貼り紙を見ての注文。しかも、「特製」ではないつけめんは無い。

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出てきた1杯は、まさかのつけダレが「赤」。つけめんが辛いのしかない、というパターンは初かも。麺の量1.5倍とか割スープ付きとか書く前に、一番先に伝えるべき情報じゃなかろうか。まぁいいけど。

一見するとラー油みたいなのを浮かべただけに見えるのですが、飲んでみると味噌の味がするんですよね。豆板醤とかを使用してるのかしら。辛さ自体は無難なところ。

店内の貼り紙では、豚骨+鶏ガラ+魚介と書いてありましたが、あっさりしたもので魚介はあまり感じないですね。別容器の割スープをそのまま飲んでみると、より分かります。

麺は黄色っぽい中太麺。流行からは離れたものながら、むっちりしてコシが強いもので、シャバシャバしたつけダレとの相性は良好。一気にするするっと食べられますね。

2枚ついてくるチャーシューは、とりたてて特徴の無いもの。メンマは薄味で臭みはないですが、こちらも平凡。ワカメは合わないと思う。味玉が半熟具合、味の入り具合ともにやけに完成度が高い。

半チャーハンやミニカレーと食べるのが吉かも。☆☆☆☆☆★(5.5)

味噌(地鶏の味玉付き)@みそや林檎堂・東中野

先週オープンの気になっていた新店。昼は味噌専門、夜はつけめん専門で店名も変える、いわゆる二毛作店というやつですが、東中野の山手通り沿いと遠いですから、まずは昼から。「みそや林檎堂」さん。木とグレーを基調とした、落ち着いた店内。

店主さんと、お母様が手伝っておられるのでしょうか、「つじ田」出身だそうですが、最近の新店の店主さんは皆お若いですなぁ。味噌に味玉を付けるか否かのシンプルな構成なので、「味噌(地鶏の味玉付き)」を。

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ご実家も味噌が有名な某店だそうですが、出てきた味噌ラーメンにその面影は全く感じられません。これは先入観を持たずに入るのが○。

とろんとしてかなり重量感があるスープですが、キメは細かくて油っこくはなくクリーミーな仕上がり。それでも私にはちょっと重いです。

全体の味も決して味噌一色にならず、味噌のコクと香りが主張しつつ、上に浮かべた赤い辛味ダレ、刻み玉ネギ、挽き肉などそれぞれの素材の風味を重ね、深みのある味わいになっています。

麺は三河屋の平打ち気味でねじれのある中太麺。低加水でしっかりと噛みしめるタイプ。粘度の高いスープには良く合いますね。よく絡めていただく感じ。

バラのチャーシューは炙ってあるようで香ばしい。味玉は半熟加減、味付け、そして素材と○。作る手際も非常に良かったですが、ひとつひとつの仕事がしっかりしてます。

店主のシャツの背中に「back to basic」とありましたが、原点回帰というよりは革新的な1杯だと思います。夜のつけめんも食べてみたい。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

らあめん@らあめん 零(ZERO)・相模原

相模原の仕事が回を重ねることになり、通し営業の店も限られているので、じきに未訪店は尽きてしまいそう。今回は行きのタクシーから見かけ、飛び込みで入ったら今年6月末オープンの新店だったというお店。

「おやじ」「村田屋」「支那そばや」「大勝軒」等の大激戦区からは、もう少し市役所寄り。「らあめん 零(ZERO)」さん。店名の由来は分かりませんが、もちろん調味料不使用などというドラスティックなお店ではありません。

基本の「らあめん」はうっすらと白濁していて、一見すると博多豚骨系にも見えます。いただいてみると、鶏白湯ということでよいのだと思いますが、「まる玉」みたいな純粋なものとはまた違う。

豚骨も相応に入っているのでしょうね。全体にさらっとしていますが、そのぶんタレをかなり強めに利かせていて、私にはしょっぱく感じられました。

麺は一部の博多ラーメンの店で見られるような、ぽくぽくした食感の細ストレート。あまり替え玉という感じでもなく、小腹が空いたときにスナック感覚で食べられそうな。

チャーシューの代わりに鶏。なかなか柔らかいですが、ここはラーメン専門店のチャーシューの技を見せてほしい気もします。あとはネギと海苔のシンプルな構成。

強い塩ダレの代わりに、何かアクセントになるような調味料、具材を合わせてくると面白そう。☆☆☆☆☆★(5.5)

つけめん+味玉@つけ麺 どーぷ・伊勢佐木長者町(閉店)

「ひとふんばり」さんのおかげで、やっとこちらも訪問の機会ができました。「つけ麺 どーぷ」さん。「しゃもじ」の跡地ということで客入りはやはり苦戦のようですが、平日の方が賑わう場所かも。

逆浸透膜の給水機はありませんが、「しゃもじ」時代の謎の巨大なタンクはありますね。「つけめん」+味玉で。麺の盛りは無料で増やせるらしいですが、もちろん220グラムの並で。

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つけダレの味見をせず、最初から麺を浸けて食べてみると、いきなり柑橘系の酸味強烈。これではひと口でギブアップかと、慌ててつけダレを見てみると、白と黒に分かれています。

タレが混ざってなかったのか、よく混ぜてみたものの、タレ由来であろう甘みと生の果汁を熱したような酸味が全体を支配していて、ダシがよく分かりません。

調べたらデフォルトで「柚子豚骨醤油」だったらしいのですが、柚子とは本当に気付きませんでした。清涼感などを超えて味を構成する真ん中に座っており、独特の世界です。

麺は「埋金製麺」という聞いたことのない店のもの。「最高級和菓子の粉と国産小麦粉」使用とのことで、相応のもっちり感とコシで、香りもなかなか。和菓子の粉=上新粉なのでしょうか。

チャーシューはチャーシューらしくない豚そのものという感じ。メンマはコリコリと小気味よい食感で薄味。味玉の半熟加減はよかった。☆☆☆(3.0)

特製つけめん@らーめん ひとふんばり・伊勢佐木長者町

出張疲れから、適当にその辺をふらっとすることにして近場の新店へ。伊勢佐木長者町に今月アタマにオープンの新店、「らーめん ひとふんばり」さん。

「鳥居式らーめん塾」出身のお店ということで、私としては「夢あかり@新大塚」以来ですかね。麺彩房系の味であれば安心して食べられるだろうと、「特製つけめん」を。

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出てきたつけダレを見ると、色がやや白っぽい濁り方。麺彩房のイメージとはやや違う。何となく味が想像できますね。果たして、想像したとおりの系統の味。

ベースの豚骨スープはしっかりして、全体に酸味が強めに出たタイプ。個人的には、魚介の風味がもう少しきれいに出て、濃厚でもキレのある味が好きなのだけど、この手のつけダレも最近多いですからね。

中太の麺はもっちりして、ほどほどにコシがあるもの。当然大成食品でしょうね。鳥居式というと、講師のお店の力強い自家製麺が印象深いのですが、つけダレとの相性を考えるといい選択だと思います。

特製ということで、丸バラの厚切りチャーシューが2枚。冷たいのでつけダレに浸けてじっくり柔らかくして食べる必要あり。味付けはしょっぱめ。メンマは濃いめのほどよく甘い味付けで旨い。味玉も半熟具合よく○。スープ割はポットから、そのまま味見するとえぐみが強い感じ。

駅の出口からは近いのですが、決して繁華街ではなく、また日曜休+昼営業のみなので、いかにランチのお客をつかめるかでしょう。☆☆☆☆☆☆(6.0)

三年熟成醤油ラーメン@いちばんや・自由が丘

ずっと気になっていたお店ですが機会が無く、綱島から通し営業の店を探しながら北上するうちに辿り着きました。自由が丘は「いちばんや」さん。最近では無化調ラーメンMAPに掲載されてましたね。

自由が丘は意外とラーメン店が多くてお昼を外しても混雑していますが、こちらは地下店舗で入りにくいのか、空いていました。清潔感のある落ち着いた空間でゆったりと食べられます。今回は看板の「三年熟成醤油ラーメン」を。

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HPで完全公開する半端ではない素材へのこだわりが、しっかりと味に結実している素晴らしい1杯。

比較的色の濃いスープは、最初に心地よいお醤油の酸味がふわっと広がったのち、その名の通りコクとキレを兼ねそなえた熟成醤油のいい風味が追いかけてきます。

ベースは丸鶏や豚ですが、昆布や魚介系素材の香りがえぐみを全く感じさせることなくきれいに力強く出ており、タレと合わせて和の方向に振れたスープ。鮭節を使うことで甘みが出るそうですが、「どらいち@白金高輪」のように、その存在を明確にアピールするような使い方ではない感じ。

麺は見た目にも食感も更科蕎麦を思わせる、しなやかさと歯切れの良さを備えた中細ストレート。このスープにはまさにこの麺。何より小麦の香りがたまらなく良いです。

チャーシューは1枚がちょっと薄めながらやわらかくて上質、メンマの食感もいいですね。味玉は4分の1ではちょっと印象に残らなかったです。また、無駄な薬味が入らない中で、三つ葉の香りがスープに非常に合っています。

文句なしの完成度と雰囲気の良さ。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)
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