三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2009年05月

5月の5杯

5月は数えてみると、トータル9都道府県でいただいてますね。都内で食べた記憶があるのが、新店の「澤神」と「曇天」くらい。5杯を選んでみたら、すべて都外からとなりました。5軒目だけ突然知名度が下がりますが、豚骨ラーメン激戦区の千葉市にあって個人的にイチ推しのお店です。

こぶ志@二条(京都市)
麺屋○竹@丸太町(京都市)
金久右衛門@深江橋(大阪市)
大文字@藤が丘
頑々坊子@千葉

次点は、「澤神@新中野」「もえぎの@藤が丘」「あお鬼@東青森(青森市)」「麺屋おはな@藤沢」あたり。

魚介醤油味玉@麺屋 おはな・藤沢

場所的にはいつでも行かれるご近所ですが、「OHANA」の3号店とあっては、早く行かねばと自転車を飛ばして。5月11日オープンの新店「麺屋 おはな」さん。訪問は17日です。それぞれにコンセプトを変えて、堅実な拡大路線ですね。

場所は藤沢市民にはいわゆる「トポスの前」。いまはダイエーですね。藤沢のラーメン店としてはかなりの好立地だと思うのですが、「ふじや」(結局未食)という店のあと「寺田家」が入ってしまい、この場所は初訪問となります。看板の魚介醤油に味玉が入る「魚介醤油味玉」で。

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見た目はかなりオイリーなのですが、重たすぎずまた油が口に残らず、豚骨の旨みとほのかな甘みがきれいに出ています。甘みは2号店ほど強くないですね。魚介風味も魚粉などでガツンと来るタイプではなく、じっくり抽出された旨みが後からじんわり感じられるもの。

背脂と魚介とが打ち消し合わず、タレの塩梅もほどよく、またシャキシャキとした玉ネギの食感もいい。コッテリに振れながらも下品にならないところが「OHANA」らしいですね。

麺は中太の平打ちストレートで、自家製麺らしい香りの良さとコシの強さを備えたもの。意外な組み合わせながら、存在感のあるスープに負けず相性は良好。

チャーシューは少し脂身のくどさを感じましたが、柔らかく旨い。メンマはやさしい味付けで、素材・食感とも○。味玉も半熟加減が良好。

さすがというべき安定した実力を感じる1杯でした。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5?)

白とらラーメン@和とら・千葉

仕事での訪問機会は多いのに、これといった決め手になるお店が無いのが千葉駅周辺。とりあえずラーメン本掲載店を手当たり次第、という食べ方になっています。今回は西口はセンシティタワーの裏、立地的にはやや地味なお店。「和(かず)とら」さん。

千葉では有名らしい家系店、「増田家」のセカンドブランドとのこと。バイトであろう店員さんにまったく覇気が感じられない温さが、何となくそれっぽい。黒と白があり、前者が竹岡式インスパイアとのことでしたので、元ネタが分からずに黒を食べても仕方ないので、「白とらラーメン」で。

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豚骨ではなく鶏ベース、濁りの少ない塩スープで家系との対極化を図っていますが、ホウレン草などそこかしこに名残も見えますね。塩ダレや油の加減などまとまりはよいものの、鶏の旨み全開というわけでもなく、おとなしい印象を受けます。

ほんのりピリ辛風味の挽き肉が載っており、これを味のアクセントに置いているようですが、劇的な変化は見せず、むしろスープ自体に和ダシを利かせるとか、もうひと捻りあると記憶に残るように思えます。

麺はやや平べったい中太ストレート。これも家系仕様なのか、みっしりしっかりとした麺で、さらっとしたスープにはあまり絡まず、スープに対して強いように感じます。

チャーシューは肉厚で柔らかさもまずまず、味玉も半熟具合などいい仕上がり。家系店のセカンドメニューとしては分かるのだけど、セカンドブランドの柱の一角としては物足りなさが残るかも。☆☆☆☆☆☆(6.0)

田舎やらーめん@田舎や・藤が丘

GW中のどこかの一日のこと。暇だったので横浜の未開拓エリア、青葉区に行ってみることにして、最初はダメモトで青葉台の「しかた」さんを覗いてみるもやはり休業。何軒か開いてる店がありそうな藤が丘へ。

幹線道路でもないのに、数百メートル間隔で、「大文字」「もえぎの」「田舎や」と3軒のラーメン店が点在する不思議なエリア。前二者は有名店ですが、こちら「田舎や」さんもネット上の評判は良く、結局3軒食べ比べてしまいました。

座敷もあり、蕎麦屋を思わせる落ち着いた店内。頑固おやじのこだわりだとかで、大盛注文は不可、ただし2杯目は半額になるのだそう。繊細なスープなのでしょうか。いわゆる特製に当たる「田舎やらーめん」を。

ベースが丸鶏で和風とのことでしたので何となくイメージしてたものがありましたが、ちと期待と違ったかも。丸鶏のふくよかさよりも、魚介風味の出方がストレートで、やや酸味もあり。醤油ダレもしょっぱめで、繊細な感じではないですね。

麺は中細のストレート。最初はさくさくと軽快な食感で小麦の風味もまずまずという印象ですが、みなさんご指摘のとおり、スープを吸いやすく伸びが早いかもしれません。

チャーシューは某サイトで絶賛されていて期待しましたが、柔らかさはあるものの味付けは薄めでいま一歩。メンマは薄味で食感も良好。味玉は味付け、半熟加減ともにそれなり。

あとの2軒がレベルの高さを感じさせるものだっただけに、余計印象に残りにくいかも。☆☆☆☆☆☆(6.0)

味玉子塩ラーメン@支那そばや 分・横須賀中央

こちらも三度目の訪問になりました。「支那そばや」の塩から「若松」の塩、という極上の連食もこれで最後になってしまうのですね。横須賀で確固たる地位を築いている「支那そばや 分(ぶん)」さん。地元の年輩客が多くて、昼休み前の平日11時半で席がそこそこ埋まっているのがすごい。

キャパが大きく通し営業なので、行列は確実に回避できるのも嬉しい。毎回次に来るときに前回の味を忘れているので、3連続で同メニュー、「味玉子塩ラーメン」です。現金前払いなので注意が必要。提供までの時間は短めで回転もよさそう。

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ひとつの素材が突出するわけではないけれど、魚介系の旨みをしっかり利かせてくる、輪郭がはっきりしたスープ。家系店の多い横須賀という土地に合わせて、そういう味にしてあるそうな。

塩の尖った感じはなく、食べ進めるうちに旨みも馴染んできます。「支那そばや」らしい揚げネギと刻みネギもアクセントとして効果的。

麺はつるつる滑らかな細ストレート。さくさくっとした食感で噛む毎に香りの良さを感じる自家製麺。「支那そばや」の麺というともう少ししなやかなイメージがありますが、醤油と塩で麺を変えているそう。

チャーシューは豚らしい旨みに溢れたジューシーなもの。味玉はしっかりした味付けで、黄身の固まり具合がきれいなゼリー状。トータルバランスに秀でたさすがの1杯。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0?)

ザ・プレミアムクラシック・元味(塩)@中華そば 若松・横須賀中央

ありそうでなかった横須賀での仕事が入り、それが奇しくも「若松」さんの閉店の5日前。閉店に合わせ、開店当初の味の復刻メニューを出しているとのことで、しばしのお別れに是非とも食べておきたいと思っていたのです。

黒を基調とした落ち着いた店構えに、清潔感のある木のカウンター。「どんぶり1杯の和食」を標榜するだけに、普通のラーメン店とは流れる空気がちと違い、それがまた心地よいのです。お目当ての限定、「ザ・プレミアムクラシック・元味」の塩で。

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最初で最後ですので細かいことは書きませんが、少しだけ濁りのあるスープは、素材の凝縮感がすごいです。あらゆる素材の旨みが互いに打ち消し合うことなく詰め込まれた、密度の高いスープ。以前も感じたことですが、惜しむらくは、私には塩がきつすぎます。

麺は中細ストレート。しっかりしたコシと噛みごたえがあり、スープと好相性。ピンク色のチャーシューは、味付けはやや薄めながらジューシー。メンマもほんのり甘めの控えめな味付けで、塩スープと良く合います。

いつの日かどこかで再開されたとき、またこの雰囲気の中でいただけたらと思います。ごちそうさまでした。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

ワンタンメン@こんどう軒・日本橋

大阪で食べ歩いてくる予定が、前回の出張で相当数の行列店をカバーしてしまったため、前日の京都観光の満腹感も相俟って早々に帰京。予定より一時間早い新幹線で戻ってきたため、お散歩がてらなかなか果たせずにいた課題(店)へ。「たいめいけん」のラーメンコーナーで食べてみたかったのです。

ところが、高島屋の裏手を歩いていたら、場所を検索すらしたことのなかった「こんどう軒」を偶然発見。こちらこそ、大正5年創業、まもなく創業100年になろうかという東京を代表する老舗中の老舗。午後5時という時間でお客さんも1人だけのようですし、食べねばなりません。

この一等地でラーメンが未だワンコインという衝撃。ワンタンメンにしましたがそれでも600円。鶏ガラベースのクリアでシンプルなスープは、しっかりガラの旨みが出ており、表面には細かい脂が浮いて淡泊すぎず飲みやすいです。

醤油ダレもしっかりめ。火が通りすぎていないお醤油の香りがふわっと立ち上りコクもありますが、酸味や塩分はほどほど。化調を感じさせないのも○。

麺は中細の縮れ麺。予想していたより太め。やや堅めのゆで加減で噛みごたえがあり、加水率が少し低めでぽくっとした食感。スープ同様にクラシカルな印象で相性よく旨い。

チャーシューはレトロなお店にありがちな堅いだけのものではなく、コークスで焼かれるという本格派の焼豚で、真ん中がほんのりピンク色。脂身が少なめながら適度に柔らかく旨い。メンマは濃いめの色でちょっとしょっぱすぎるかも。ワンタンは皮が厚めのもので、餡の味付けは薄め。

厨房がどこにあるのか気になりましたが、地下だそうな。お店はまさに昭和のままですが、決して色あせることのない味。☆☆☆☆☆☆(6.0)

風麺@チャイニーズレストラン 風麺・逗子

「福来満」から移動して逗子でもう1軒。こちらも「福来満」の親戚の方がやっておられるお店だとか。「チャイニーズレストラン 風麺」さん。「逗子方面から鎌倉方面へお化けトンネル1つ越えて小坪入り口を左折」(HPより)という、ラーメン店としてはすごい立地です。

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一見喫茶店のように見えるロッジ風の建物で、家具も店主の手作りだとか。場所柄なんでしょうが、ロードレーサーでツーリング途中のお客さんが多数。やはりラーメン店ぽくないですね?。店名を冠したメニュー「風麺」を。

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ジャンル分けすると「豚骨醤油」になるのだと思いますが、さっぱりというよりは、薄いと表現するほかないきわめてライトなスープ。豚骨や醤油ダレより、スープに浮かべた白ゴマの香りが真っ先に来るほど。

女性や年配の人まで食べられるように、というコンセプトは分かるのだけど、淡泊すぎてまだ完成途中のスープという印象。坦々麺も売りにしており、このスープであればむしろ坦々麺を食べてみたかったな、と。

麺は中太縮れ。家系なんかと比べると少し加水率が高めでしょうか。最初はぷりぷりっとしてそれなりに美味しかったのですが、スープを吸うと急速にコシが失われ、ぷつぷつと切れてしまいます。

具は、チャーシュー3枚、味玉半分、甘めに味付けした挽き肉、白ネギ等々。いわゆる特製に当たるメニューです。スープになにがしかの変化を与える具があると良かったです。次があれば坦々麺。☆☆☆☆☆(5.0)

玉子入り味噌らーめん@二代目つじ田 味噌の章・淡路町/小川町

このクラスのビッグネームの新店は、オープン直後は混むだろうし、テレビや雑誌で取り上げられたら混むだろうし、訪問タイミングが難しいのですが、約2週間経てば、と行列覚悟で。4月13日オープンの「つじ田」の味噌専門店、「二代目つじ田 味噌の章」さん。4月26日に仕事ついでの訪問。

この場所にあった、「蕎麦作 つじ田」は結局未訪のままでした。日曜の午前12時過ぎという危険な時間帯でしたが、神田や大手町は休日は閑散としてますからね、7人待ちで済みました。みなさんネットで見て来ている方々ですから、行列マナーも良く快適です。「玉子入り味噌らーめん」で。

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「あえて王道の札幌味噌らーめんを追及(原文ママ)」したというスープは、中華鍋で味噌とスープを合わせる、ラードたっぷり熱々こってりなもの。甘みも味噌の香りもほどよく、今までと毛色の違うスープをいきなりこれだけの完成度で作り上げてしまう「つじ田」さんはやはり凄いですね。

山形のラーメンをヒントに、青海苔の「土手」を崩しながら少しずつスープに混ぜていただくのがオリジナル。しっかり味の変化も楽しめ、良いアイデアかと。ショウガやニンニクの香りは控えめ。

麺はぷりぷりっとした熟成感ある中太縮れ麺で、固めに茹で上げられコシも強く、これまた王道。カネジンのものですが、西山製麺や小林製麺といった道産の製麺所にまったく引けをとりませんね。旨い。

チャーシューは大きめのブロックに切られ、ほろほろと崩れ柔らかく美味しい。モヤシと玉ネギはスープとは別の鍋で炒めている様子。シャキシャキに仕上がっています。味玉も半熟加減が良好。

隙のない1杯。並んでいる間に注文をとり、席に着くや1分も経たずにラーメンが到着する完璧なオペレーションにも心底感心しました。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

特製正油ラーメン@満州軒・杉田

以前から杉田駅を利用するたびに、雑誌の紹介記事がたくさんディスプレイされているのが気になっていたお店です。「満州軒」さん。乗降客の通路としても利用される、杉田駅改札直結の複合商業施設「プララ杉田」の2階という抜群の立地で、昼時を過ぎても客足は絶えない様子。

調べると、もともと近くの国道16号に店があり、こちらは「赤ひげ」という姉妹店だったのが、現在は国道沿いの店を閉め、こちらを「満州軒」として営業しているよう(手元の新しめの本に掲載されてないのは、一度閉店扱いになったからでしょうか)。基本と思われる「特製正油ラーメン」を。

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まず気付くのは、丼が博多豚骨ばりにコンパクトですね。豚骨と魚介スープのブレンドとのことですが、やや白濁したスープは節系中心に魚介風味を前面に押し出したもので、最初のうちはやや酸味が強く感じられます。

飲み進めると、マイルドな豚骨の味わいもきっちりと感じられるようになり、バランスのとれたスープに。食べ終わったあと、豚骨臭と魚介の酸味が口の中に残る印象で、もう少しキレがいいとなお良し。

麺は細縮れでさくさくっとした食感。まろやかなスープとの相性は良く、一気に啜れてしまうので麺の伸びも気になりませんでした。

チャーシューはローストしたものでしょうか、ジューシーで旨いです。水菜に見えた青菜は辛みがあり、味のアクセントとしてgood。花鰹も載っていますが、量が少ないので効果のほどははっきりせず。

この立地でこの味であれば当分安泰だろうと思わせる1杯でした。☆☆☆☆☆☆★(6.5)
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