昨年後半になって俄に注目を浴びるようになったお店。私も2007年頃には存在に気付いていたのですが、まったく評判を耳にしない店なので、古くからある忘れられた店なのかと思っていました。まさか「未発見」であったとは。「らーめん 日吉」さん。新橋5丁目の「麺家 酒家」のある通り、といえば分かりやすいでしょうか。

通し営業ながら平日午後7時までと妙にハードルが高く、場所柄からして禁煙など望むべくもないと思い昼時を避けていたため、訪問がすっかり遅くなってしまいました。カウンター7席のみの小さい店舗ですが、まさかの禁煙です。もっと早く来ればよかった。基本の「らーめん」で。

hiyoshi

豚骨ベースで表面に細かい脂の浮いたスープは、ひと昔前のラーメンというテイスト。タレの味が控えめなぶん、動物系の旨みがしっかりと感じられ、コッテリ感もほどよく全体のバランスは良好。「香月」から背脂をほどよく抜いたような、妙な懐かしさと安心感を覚える味わい。

麺はなんと自家製。このスープには珍しい平打ちの太麺ですが、もちもちした食感がたまりません。表面はつるつるっとしていながらスープはしっかりと持ち上げ、若干柔らかめにも思える茹で加減が、もちもち感を強調してまた良いですね。「ほそめん」というメニューも気になるところ。

チャーシューは適度なケモノ感と噛みごたえがあり、ジューシーな仕上がり。メンマは薄味で臭みなくこれまたよい。玉子はごく普通のゆで卵です。いかにも「ラーメン屋の大将」という雰囲気のご主人の物腰も柔らかで好印象ですし、また来たいです。☆☆☆☆☆☆★(6.5+)