三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2010年04月

博多らーめん(バリカタ)+炙り焼豚丼@Boo Foo Woo・鹿島田

休みに買い物に出ただけだったのですが、未訪店ひとつくらいはと思い、あてもなく湘南新宿ラインに飛び乗ってしまいました。車中にて横浜で降りようかと考えていたら、特快でも武蔵小杉は停まることに気づき、前から新駅で降りてみたかったという、それだけの理由で同駅で下車。で、南部線への乗換えができることに気付き、鹿島田に以前フラれた通し営業の新店があったな、ということで「Boo Foo Woo」さん。

オープンは昨年8月とのことで、もう半年以上も経ってしまいましたか。なお、武蔵小杉駅での横須賀線から南部線への乗換えよりも、横須賀線新川崎-南部線鹿島田駅間の方が距離が近いような。川崎の隠れた味噌の名店「一番星」の2号店ということで、期待しておりました。こちらは博多豚骨を掲げるお店。「博多らーめん」をバリカタで、+「炙り焼豚丼(小)」を。

boofoowoo

世間の評価は意外と低めながら、各部位を12時間以上炊き出したというスープは、なかなかにしっかりとしたもの。粘度が高めで脂をほどよく含んでコッテリ、髄の旨みを感じさせつつも店が謳うとおり臭みはなく、また醤油ダレをビシッと利かせており、輪郭がくっきりとして飲みやすいです。

麺は自家製麺だそうで。ボキボキした食感の細ストレート麺は、バリカタでも粉っぽさや粘つく感じが無く、それ自体の香りもよく旨いです。1玉の量も少なすぎる印象はありません。トリオ製麺さんのような軽さがあるとなお良いでしょうか。

チャーシューは炙りタイプでまずまず。それに少量のキクラゲとネギ。この内容で580円は頑張っていると思います。「炙り焼豚丼」は凡庸で、380円という設定は随分高めですね。お米は美味しいので、高菜が無料であったりするといいなぁ。

最後になりましたが、ボックス席もありカウンターもゆったりした、豚骨ラーメン店とは思えないきれいなお店でありながら、全席喫煙可ですので、今後伺うことはありません。川崎標準ということでしょう。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

焼豚そば(並)@中華そば 恵比寿 紀和・恵比寿

午前東京→午後イチで横浜、という移動で、これは平日に新店ひとつくらいは行かれそう。霞ヶ関から乗換え無しの範囲内で思いついたのは恵比寿。「さぶちゃん」出身の方がもう1人の方と出された店で、シンプルな中華そばを提供するとのことで、たいへん気になっていたのです。「中華そば 恵比寿 紀和」さん。

場所は、以前「羽前」(閉店?移転?)のあった建物のすぐ近く。縦棒が長い逆L字型のカウンターのみの店舗で、通路も席間もかなり狭いです。「焼豚そば(並)」をいただきます。半チャーハンなどは無い模様。調理スペースも狭いですしね。

kiwa

鶏ガラベースのシンプルなスープは、和のつゆを思わせるやさしい甘みが印象的。「さぶちゃん」の特徴であるショウガもほのかに香る程度、醤油の味も角が立たず控えめで、過度な油感もなくじんわりと旨い。昔ながらの味をベースにしつつ、洗練された味。

麺は中細ストレートで、これまた今風の浅草開化楼製。滑らかさと歯切れの良さ、そして何といっても香りの良さ。スープとの相性も言うこと無し。するするっと完食してしまいます。

チャーシューもやさしい味付けで柔らかく、脂身のしつこさはありません。メンマも臭み無くやさしい味付け。一見彩りだけに思える貝割れですが、香りがスープと非常に良く合っています。

期待通り、いや期待以上でした。夜は白湯スープの夜限定メニューがあるとかで、また来なければ。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

ラーメン(並、かため)+味付け玉子@横浜ラーメン はま家・上永谷

神奈川県の新店情報を見ていると、このところ出自の分からない家系店続きで全部スルーしていたのですが、ここだけは気になります。「岳家」の店長が独立されたという「はま家」さん。丸山台とは、確かにラーメン店空白地帯で考えた場所だとは思いますが、鉄道だと上永谷駅から坂を上がり右折して少し。遠い。

「岳家」の内紛のようで、こちらは新店なのに当店出身だとして「相南家」の紹介をしていたり、あちらはオーナーが味を元に戻したとかで、昨年までの「岳家」の味が消えてしまったことは確かなよう。家系というと味の良し悪しと関係なく行列というイメージがあるので、夜の部開店に合わせて行ったら、誰も並んでおらず拍子抜け。「ラーメン(並)」をかためで、プラス味玉。

hamaya

家系は日や時間帯によるブレが大きいと言いますが、これは店主が出したいものとはまったく違うのではないでしょうか。素材の旨みがはっきりと感じられるスープ、というかタレがとにかく薄い。乳化具合は程良いですが、粘度が無くさらりとして鶏油もかなり控えめ。

これがコンセプトなら面白いと思うのですが、もっと旨みが凝縮されて、タレもビシッと利いた味が本来のものでは。スープの良さが分かるだけに、これはもう一度来ないと納得できません。ぶれてもベストの7割くらいはキープしてくれないものでしょうか。

麺はネット情報では中根製麺だとか。中太のストレートで適度に歯を弾き返す弾力があり、酒井のもちもち感とは違うし、固めでも粉っぽさが残らず他の家系店とも違うな、と思っていましたが。麺自体の風味がいいですし、濃厚なスープでもしっかり受け止めそう。

チャーシューは崩れやすく柔らかいもの。味玉はゆるめの半熟で、醤油の味がストレートに入って全体にしょっぱい。夜の部なら間違いはないかと思って来たのですが、今度は昼の部終了間際くらいにしないといけませんね。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

チャーシュー麺@麺や 太華・戸塚

ネット上のその手のサイトでもほとんど話題とならず、かえって「味の時計台」が出店するとかネガティヴな情報しか無く、ノーマークだった戸塚駅隣接の新商業施設「トツカーナ」ですが、「麺や 太華」という店だけどうも毛色が違いそう。竹原市の有名店「太華園」の関連店だというし、関東初進出、自家製麺、しかも地元でもチェーン展開はしていないようで、これは行ってみなければ。

営業時間21時までがネックで、何とか平日の夜に間に合えば、と連日早めに帰れるタイミングをはかり、ようやく4月23日に訪問を果たしました。カウンター席はゆったり座り心地良く、21時までに入店すれば食べられる感じ。チャーシュー麺を。

taika

本場で尾道ラーメンをいただいたことが無いので細かいことは言えませんが、関東向けにアレンジしない京都以西の味。ベースの動物系はあっさりながら、丸みのないストレートな醤油味に、特有の大ぶりな背脂ミンチが適度なコッテリ感を与え、存在感のあるスープ。もう少し魚介風味が強いかと予想してましたが、バランスは非常に良いです。

麺は自家製という平打ち中太ストレート。滑らかさ、歯切れの良さとコシの強さが印象的。基本的にスープの持ち上げは弱い麺だと思いますが、味の濃いスープとは相性よし。

チャーシューはとにかくでかいものがエリマキスタイルの盛りつけ。脂身が少なくモモ肉だと思いますが、固すぎずパサつかず味付けも適度で旨い。メンマも薄味で臭み無し。青ネギもシャキシャキして新鮮さが感じられ、好印象。

接客も決してマニュアル通りにならずしっかりしていますし、トータルで非常に満足でした。☆☆☆☆☆☆★(6.5+)

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