休みに買い物に出ただけだったのですが、未訪店ひとつくらいはと思い、あてもなく湘南新宿ラインに飛び乗ってしまいました。車中にて横浜で降りようかと考えていたら、特快でも武蔵小杉は停まることに気づき、前から新駅で降りてみたかったという、それだけの理由で同駅で下車。で、南部線への乗換えができることに気付き、鹿島田に以前フラれた通し営業の新店があったな、ということで「Boo Foo Woo」さん。
オープンは昨年8月とのことで、もう半年以上も経ってしまいましたか。なお、武蔵小杉駅での横須賀線から南部線への乗換えよりも、横須賀線新川崎-南部線鹿島田駅間の方が距離が近いような。川崎の隠れた味噌の名店「一番星」の2号店ということで、期待しておりました。こちらは博多豚骨を掲げるお店。「博多らーめん」をバリカタで、+「炙り焼豚丼(小)」を。
世間の評価は意外と低めながら、各部位を12時間以上炊き出したというスープは、なかなかにしっかりとしたもの。粘度が高めで脂をほどよく含んでコッテリ、髄の旨みを感じさせつつも店が謳うとおり臭みはなく、また醤油ダレをビシッと利かせており、輪郭がくっきりとして飲みやすいです。
麺は自家製麺だそうで。ボキボキした食感の細ストレート麺は、バリカタでも粉っぽさや粘つく感じが無く、それ自体の香りもよく旨いです。1玉の量も少なすぎる印象はありません。トリオ製麺さんのような軽さがあるとなお良いでしょうか。
チャーシューは炙りタイプでまずまず。それに少量のキクラゲとネギ。この内容で580円は頑張っていると思います。「炙り焼豚丼」は凡庸で、380円という設定は随分高めですね。お米は美味しいので、高菜が無料であったりするといいなぁ。
最後になりましたが、ボックス席もありカウンターもゆったりした、豚骨ラーメン店とは思えないきれいなお店でありながら、全席喫煙可ですので、今後伺うことはありません。川崎標準ということでしょう。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)