三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2010年12月

2010年の20杯(選考中)

「このミス」の季節なので、2010年のまとめを。あと20日ほどありますが、1月の「支那そば 正月屋」を超える印象を残したお店はありませんでした。「めん処 成SEI」も同日訪問ですし、郡山出張は収穫大でした。嘉一@仙台の鶏の旨みの凝縮感も素晴らしかったです。

都内の新店は、ミステリ以上に世評とずれる気がしますが、「中華蕎麦 蘭鋳@方南町」「白だし すず@恵比寿」「3SO@古淵」が印象に残っています。神奈川の新店だと、「清水家@茅ヶ崎」と「飯田商店@湯河原」でしょうか。

思い出す限りで適当に、何となく北から

三四郎@西線九条(札幌市)
綱取物語@菊水(札幌市)
嘉一@勾当台公園(仙台市)
支那そば 正月屋@郡山
めん処 成SEI@郡山
神仙@金沢
だるま大使2号店@高崎問屋町(高崎市)
神保町 可以@神保町
白だし すず@恵比寿
中華蕎麦 蘭鋳@方南町
龍馬灯@大門
旅の途中@新高円寺
優創@大久保
3SO@古淵
とららん@町田
熱血らーめん 遊びじゃネェんだよ!@上溝
清水家@茅ヶ崎
飯田商店@湯河原
ラーメン烈伝から、七彩(冷やし塩)と長尾中華そば(黒津軽)

これで20軒ですね。本来、「だるま大使」は本店に行くべきでしょう。「旅の途中」は訪問機会がなかったので、今年が初訪です。「五十六@幡ヶ谷」も新店では美味しかった1軒だったのですが、既に潰れたとかで除外。記憶から落ちている店もありそうなので、年末まで適宜入れ替え予定。

自炊生活

 ジュンク堂さんで偶々目にした、『iPadでつくる「究極の電子書斎」蔵書はすべてデジタル化しなさい!』という本に触発され、書籍の電子化(いわゆる「自炊」)を始めました。

 数年前から、本を保存することに限界を感じており、電子化できたら、と思っていたのです。上記書籍を読んで知ったのは、連続で読み込んでくれるドキュメントスキャナの価格が、信じられないほど安価になっていること。3万円台で購入できることを知り、小説など白黒の書籍のスキャンにはオススメという、キャノンの「DR-2510C」を購入しました。無駄に家電量販店をたくさん回りましたが、圧倒的にamazonが最安でした。3.5万くらい。

 最初はカールのローラーカッターで本を分解していたのですが、100冊単位での処理を目指すなら、裁断機が必須です。ネットの評判から見ても、プラスの断裁機「PK-513L」以外に選択肢は無いと思われます。14キログラムという重量が難点ですが、ぶれずにきれいに切れますし、失敗が皆無なので入手困難な本でも安心してばらせます。

 (PDF)リーダーは、近い将来何かしら出るだろうと期待して特に特定機種を念頭に置いていなかったのですが、電子ペーパー端末という物に触れる機会が全く無かったので、ダメ元で何かしら買って試してみるしかない、と、kindle3を購入しました。円高の影響で送料、税金等諸々込みで1万4000円という安さに、アメリカから4日で手元に届くという衝撃。

 ネット上では、kindleはPDF閲覧に不向きとか色々いわれていますが、紙媒体が文庫本サイズであれば、全く問題なく読めます。文字の大きさは、画面が6インチなので縦横9割くらいの縮小になるイメージ。液晶と違って画面に直接印字されているようにくっきり見えますし、紙よりもかえって目が疲れないような。ページ送りにストレスを感じたことも無し。一度の充電で2週間以上バッテリーが保つので充電器を持ち歩く必要も無いですし。

 海外ミステリ専門で、新刊がかなりの割合で文庫本である私にとっては、読書形態が一変しました。ネットでは最適な表示を目指して色々やっているようですが、スキャナ附属のアクロバットで余白をトリミングして、コントラストはkindle本体の調整機能だけで、快適に読めます。出張に行くのにも300グラムの中に100冊の本が入りますし、 買ったばかりの本をすぐ裁断して電子化という生活。スキャンが10分強、トリミング5分くらいの処理時間でしょうか。

 40日強でkindleだけでも17冊(+紙の本を2冊)読めてますので、出張が少ないことも併せ考えたら、ペースは普段以上かと。紙のにおいやページをめくる行為を含めて読書だ、などという主張をよく見かけますが、そんなのは(少なくとも私にとっては)幻想です。いわゆるジャケット買いというのがありますので、買う時点では紙である必要性は感じますが、読む時点では何ら差がありません。

 ハードカバーの本は、1段組でも字が小さくなりすぎますので、私には6インチでは閲読不可能です。新書サイズも多分つらい。kindleのPDF拡大表示が全く使えないことは、みなさんのおっしゃるとおり。7インチあれば、文庫本なら原寸大表示ができそうなのですが、ソニーのリーダーは5インチと6インチしか発売されず、6インチで2万5000円とは、kindleが日本に本格参入したら、一瞬で駆逐されるような。kindleDXの日本語対応版(kindle3の大画面版)が出れば、あらゆる小説が楽しめるようになるんですけどね。 

このミス結果

20作中17作的中、ベスト10は全部当たりましたね。「ノンストップ」と「WORLD WAR Z」は既読で自ら外したので、仕方ない。常連組からの下位滑り込みは、ルッカでしたか。読んでないですし、アルテで予想したのもさしたる理由はありませんので、こんなものでしょう。

「音もなく少女は」と「卵をめぐる祖父の戦争」はミステリであるかはともかく、間違いなく「このミス」上位という感触があったので、ベスト3に入ったのは嬉しいですね。しかし、1位が当たった試しがない。「極大射程」の時くらいじゃなかろうか。

全体としては、雑多な投票者の文春と、しっかり数を読んでる人が投票してるこのミスと、久々に明確な違いが出たなぁ、という印象。「ラスト・チャイルド」の1位は絶対に無いだろうと思ってました(文春での1位は、ダニングの連覇みたいなものかと)。

文春ではランク外だった「ベルファスト~」と「ツーリスト」は、きっちり入りましたね。「ベルリン・コンスピラシー」は下位ながら連を外さないと思ってましたので残念。「WORLD WAR Z」は玄人好み過ぎると思ったのと、ハナから読まない人も多いと思い外したのですが、よく入りましたね。

未購入が1作もないと思ったら、早川、創元、文春、角川、講談社(武田ランダムハウス含む)で独占ですか。最近、創元と早川は新刊のほとんどを購入している気がします。相当厳選して発行してるんでしょうね。

文春や桑ミの発行点数も極端に落ちてますし、隠れた傑作の翻訳機会が減っているかと思う反面、ヴィレッジやランダムハウスが発掘できているわけでもないので、今のところは、出版不況といっても、凡作が翻訳出版されなくなったという程度で済んでいるのかもしれませんね。年間300点近く出版されているようですし。

もやしあんかけそば とろ丸@新橋

新橋の新店情報。「しお福@竹の塚」のセカンドブランド「蔵味噌屋@北千住」の更にセカンドブランドという変わった位置づけがされていますが、ひと言「系列店」で済むような気もします。「もやしあんかけそば とろ丸」さん。前二者は気が向かず未食ですが、今回は近場なのでね。12月3日夜の訪問。烏森通り側から進むと、「泪橋」や「ばんから」を過ぎてもう少し先。

写真

【実食メニュー】 もやしあんかけそば(黒)(¥680)
 スープが、黒(醤油)、白(塩)、赤(味噌)、マグマ(辛)とあるそうなので、まずは醤油かな、と。麺量は小150,中220,大300グラムからの選択。平日夜なので小にしておきます。

【スープ】 サンマーメンの進化形なのかな、というイメージをしていましたが、遠く及ばないもの。具がたっぷりながら、炒め野菜の香ばしさや甘みがスープに移っておらず、とろみも不足気味。さらっとしたスープに醤油ダレのしょっぱさばかりが際立ち、あまりに単調で面白みを感じません。なお、エバラの札幌ラーメンの素の缶が見えましたので、味噌もどうでしょうか。

【麺】 中細縮れの麺は、もちもちっとした食感でなかなか。スープにもう少しとろみがあると、なおスープの絡みも良くなって美味しくいただける気がします。

【具】 もやしを中心に豚肉やニラ等とともに炒めたものに、溶き卵、糸唐辛子、桜エビ、おこげと、見た目に色合いもよく、1杯毎に丁寧に調理されています。ただ、あんかけとスープが合わさって味の変化が楽しめるという、この手のラーメンの根本を欠いているのが残念。

 このご時世に、堂々と喫煙店舗をオープンさせるあたりが、足立区標準というところでしょうか。たまたま誰一人喫煙客はいなかったのですが、びくびくしながら急いで食ってましたので、卓上の調味料で変化を楽しむような気持ちの余裕はありませんでした。荷物を入れる籠を出してくれたり、本来セルフの水を注いでくれたり、接客だけは非常に良かったです。☆☆☆☆☆☆(6.0)

きっせい(吉成)@湯河原

湯河原駅から海の方に降りていくと、「ガキ大将」と「麺の蔵」の間にある、箱が割と大きめなお店。以前はスルーしていたのですが、ランチタイムは禁煙だという、神奈川の最果てで最低限の表示を目にしたことに妙な感慨を受け、何となく入店。「きっせい(吉成)」さん。カウンターの椅子もゆったり、テーブル席もたくさんあり、居心地は非常に良いですね。

写真

【実食メニュー】 あごワンタンめん(¥850)
 通常メニューとあごダシ入りがあるようでしたので、事前情報のない店は、何かしら足した方がいいかな、と。

【スープ】 おおむね予想どおり、わかりやすく真っ先にあごダシの香りが主張してくるもの。それに対して、ベースのスープがかなり弱いように思えます。ガラの臭みと思われるクセばかりが強くて、うま味やコクがほとんど感じられず、あご無しではつらいかも。

【麺】 自家製麺だという中細縮れ、加水率はやや高めか。あごの香りをそれなりに持ち上げてきますが、これといった特徴が無く、時間をおくと結構だれてきます。

【具】 チャーシューはそれなりに柔らかいですが、豚のうま味は抜け気味でしょうか。メンマは、業務用にも思えますが、臭みはなく食感も悪くないです。玉子は単なる固茹で。ワンタンは焼餃子っぽい餡で、ちと好みとは外れます。

 まま、こんなもんでしょうか。湯河原といえば、の「坦々やきそば」なんかも扱っているようです。

らぁ麺屋 飯田商店@湯河原

湯河原に3月オープンの新店。「69 'N' ROLL ONE」インスパイアの1杯が食べられるということで、以前から気になっていたのですが、ラーメンウォーカーに掲載されてしまったということで、完全に出遅れました。「国味」なんかに近い、住宅街の裏通りの店舗ですが、シャッターで訪問して何と9人目という驚きの人気ぶり。「らぁ麺屋 飯田商店」さん。

写真

【実食メニュー】 醤油らぁ麺(¥700)
 煮干し100%という「ニボっちゃん」なるメニューも気になりますが、比内地鶏スープのこちらを選択。

【スープ】 目指しているものがはっきりしているので、当然にハードルが上がってしまうのですが、想像以上の完成度の高さ。丸鶏らしいふくよかさに、生醤油の豊かな香りとコク。ネットでは、鶏油が過剰という声が散見されましたが、確かに一定量が入っているものの、油っこさや重量感はなく、さらっとしてほのかな甘みをスープに加えます。

【麺】 断面が角張った中細のストレートは、国産小麦にこだわった自家製麺。滑らかでしなやかで、スッとかみ切れる固さながらしっかりとしたコシを持ち合わせ、文句なしに美味しいです。

【具】 チャーシューは豚と鶏の2種類。豚はバラ肉で柔らかく、鶏はしっとりと仕上がり、しっかりした仕事を感じます。穂先メンマも本家譲り。

 2号を最後に食べてからずいぶん経っているので比較はできませんが、この系統のラーメンとしては既にトップクラスではないでしょうか。若い店主さんが2杯ずつ丁寧に作っている姿が印象的でした。この1杯のためだけでも、湯河原を訪れる価値ありです。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0)

週刊文春ベスト10

前哨戦の週刊文春。またしても、「ノンストップ!」のせいで上位10作は9作的中になりました。上位20だと14作ですか。「古書の来歴」も悔やまれます。「時の地図」は読む暇、というか世間の評価を確かめる時間がなかったですね。

このミスは、「ベルファスト~」「ツーリスト」「ベルリン・コンスピラシー」が固いと思いますので、16作くらいは当たるといいなぁ。
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