何とか見られました。いやいや、貴重な体験でした。
2012年05月
朝から浦和の仕事。このところ久々に新店ができるも、「TETSU」「えび蔵」と早々に未訪店が尽きてしまい、本日は東京に戻る道すがら赤羽で下車。赤羽もめぼしい未訪店は無いのですが、「ほうきぼし」が赤羽からも徒歩圏だったような気がして。確認すると、10分程度で全く問題なし。周りはほぼ住宅地なのに、平日の11時台で並びが出るのは凄いですね。
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【実食メニュー】 濃厚鶏煮干らーめん(¥750)
普通は初訪で汁無しなのでしょうが、先に「マンチンロウ」に行ってしまったので、目先を変えようかな、と。
【感想】 確かな実力を感じさせる、濃厚でありながらまろやかでキレのいい、上品な鶏白湯スープ。他店の同系列メニューと較べると煮干しの利かせ方がかなり強めで、えぐみの出る一歩手前という印象。個人的にはもう少し穏やかな方が好みです。
中細ストレートの自家製麺は、口当たりがソフトでぽくっとした食感。太い麺と生地は同じなのかな。もう少しコシが強い方が好きかも。チャーシューは鶏。過度な味付けや臭みもなく、しっとり柔らかく仕上がっています。メンマも食感、味付けとも良い。刻み玉ねぎやカイワレも合いますね。
【総評】 長らくの課題店。とにかく訪問できたこと自体が嬉しかったです。帰りは最寄りの南北線、志茂駅から。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)
「東京いまむら」のGW限定を食べに出掛けたら、予想外に行列が長く、出直すことにして向かった先は旗の台。降りたことがない駅で、ひとつ課題店があったからなのですが、駅を降りると「城南らーめん 紫龍」の看板が。オープン時情報の記憶は辿れなかったのですが、店名から大井町の「青龍」の関連店かと誤解し(おそらく無関係)、入店。2号店がつい最近東銀座にオープンしたようで、そこそこタイムリーな訪問でしたかね。
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【実食メニュー】 細打らーめん(¥650)
何となく二郎系の臭いを感じまして、大丈夫そうなメニューに回避しました。
【感想】 食券回収時に何も訊かれませんでしたが、まさかのデフォルトでニンニク利きまくり。さらっとした豚骨スープに、甘じょっぱいタレ、細かい背脂、ニンニク風味と、古いようで新しく、どことなく上品な味わいは何だか面白い。何が「城南」かは分からないけど。
麺は極細低加水のストレートでコシが強く、ぼきぼきっとしたもの。意外な組み合わせだけど、結構しっくり来る。丸バラのチャーシューは程良い柔らかさ。他の具はキクラゲ、青ネギ、海苔と色合い的にはやや地味か。
【総評】 飛び込み訪問ながら、近年あまりない味わいで面白かったです。ただ、銀座の昼時にニンニク臭はまずいでしょう。☆☆☆☆☆☆★(6.5)
新店「白河中華そば 弘流」とのセットというか、リカバリとして訪問したお店。石川町駅前に11年の11月にオープンしたらしいお店。「らーめん 満月」さん。数ヶ月前に一度訪問したときは理由不明の休業で、機会があれば再訪を、程度に考えていましたが、思ったより早く機会が来ました。
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【実食メニュー】 魚介とんこつラーメン(¥650)
おそらくこれがデフォルトメニューかと思い注文。
【感想】 最終的に「またお前もか系」を免れているので結果オーライといったところでしょうか。さらっとした粘度のない豚骨スープに適度な魚介風味、やや甘めのタレがしっかりめに利いて、面白くはないけどバランスはとれていて、ありがちかと言われるとあんまりない。
麺は中太のやや縮れ。道産小麦100%を謳いますがそれほどのこだわりは感じず、家系ほどの存在感もなくこれといった特徴を欠くもの。可もなく不可もなく。具は試行錯誤を繰り返しているようで、他のサイトの写真を見るとキクラゲは載っていない。チャーシュー、味玉、ほうれん草と特筆すべき点はないですが、キクラゲはなかなか合うかと。
【総評】 マニア目線では何も言うことはないのですが、特段不満を覚える点はありませんでした。☆☆☆☆☆☆(6.0)
「べこ めでたいや」とセットにするお店を考えていたら、上板橋駅至近で見つけたお店。最近亀戸に支店ができて、先日仕事の際に寄ったら理由不明の休業でしたのでちょうど良かったです。「麺や 楓雅」さん。開店から3年近くも経つようですが、人気店の様子。
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【実食メニュー】 豚骨魚介らーめん(¥700)
いわゆる「券売機の左上」です。
【感想】 世間的には、やや否定的な意味での流行の豚骨魚介という評価が多いように見受けられましたが、私は割と好印象です。「豚骨・鶏ガラ・モミジを野菜と共に長時間煮込み魚介を加える濃厚スープ」というふれこみで粘度も高いですが、脂によるものではなく素材由来の固形物によるものでざらつきがあり、見た目ほどの過度な重量感がなく、タレも控えめにして素材の味で喰わせるタイプで、個人的には好み。無化調らしいキレの良さも。
麺は中太のストレートで豚骨魚介に合わせるものとしてはやや細めか。粉がみっしりと詰まった感じでもちもち感はないもののコシが強く、スープの存在感に負けていません。バラのチャーシューは肉厚で柔らかく、白ネギの食感や柚子の香りもスープに良く合います。
【総評】 決して流行の味で片付けられない、個性を持った1杯だと思います。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)
普段は東上線エリアの新店などは後回しにしてしまうのですが、会津若松のお店の東京進出店というのは非常に気になっており、セットにすべき新店もありませんでしたが訪問。「元祖會津中華そば べこ めでたいや 東京分店」さん。上板橋の駅から7,8分の距離+住宅街の裏通り。日曜の12時で先客1後客ゼロと、やや心配になります。今後メディアに出てからが勝負でしょう。今どきあり得ない喫煙推奨店なので、私はもう2度と来ませんが。
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【実食メニュー】 肉中華そば・しょうゆ(¥800)
本来はソースかつ丼とのセットを食べねばならないのでしょうが、そこまでのカロリーは求めていないので。
【感想】 きれいな鶏ガラ豚ガラの清湯スープに、程良い甘みのある香ばしいお醤油ダレ、ほんのり煮干しの風味。漠然と抱いている喜多方・会津エリアのラーメンのイメージそのもので、これは美味しい。トッピングで背脂を足しても良かったなあ。
麺は中太の平打ち縮れ。多加水ぷりぷりモチモチで、啜り心地も食感もやや固めの茹で加減も、いずれも好み。チャーシューは小ぶりな柔らかいバラ肉、しっかりと濃いめのお醤油味で美味しい。細長く切られたメンマも小気味よい食感でGood。
【総評】 時間をかけて来た甲斐のある1杯。これだけの話題店が空いていると、ラーメン愛好者のコミュニティの狭さを感じますね。マスコミが取り上げれば、人気店になり得ると思います☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)
伊勢佐木町の新店。白河系ということで気になりましたが、仕事で来られるエリアではないので、休みの日に。「白河中華そば 弘流」さん。店名から何となく想像していましたが、仲町台のお店の出身のようですね。イセザキモールを歩いて、「玉泉亭」や伊勢佐木町ブルースの歌碑よりは関内寄り。店内は安普請というか、荷物入れも何もないカウンターを作る店は、バッグをどこに置いて食えというのか、いつも問い質したくなります。
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【実食メニュー】 わんたん麺(¥850)
券売機の表示は「中華そば 普わんたん麺」ですが、これはメニュー名ではないと判断しました。
【感想】 世間の評価がやたらと低くて危惧していましたが、それほど悪くない。スープは確かに動物系ダシが控えめでややワイルドさを欠くものの、程良い酸味のあるお醤油ダレが利いて、油の加減もそれなりで雰囲気はあります。
麺は中太の平打ち縮れ。やや茹で時間が長すぎたか、若干柔らかめなのと、スープと丼に比して量が多すぎる点が気にかかりました。雰囲気はあります。チャーシューはモモで固めながら、ピンク色スモーキーでなかなか。ワンタンも皮が薄く滑らかで、具も全体に悪くないです。
【総評】 実は、最初に別のメニューが供され、「わんたん麺の食券を購入したように思うのですが、確認していただけますか」と正したのですが、唯一解であるはずの対応がなされず、内心でブチ切れた結果、味は鮮明に分かるのに美味しいという感情が全く湧かないという経験のない状況に陥ってしまい、ひととおり味の確認だけして8割方残して店を後にしました。
世間の評判より味の印象は良かっただけにね。立地その他含めて、厳しいとは思います。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)
おかしいな、それだけのはずなのに、なぜか財布から現金が5500円も減ってしまっている。
ジュンク堂書店プレスセンター店にて、ピンチョン「LAヴァイス」3780円也
竹亭 赤坂店にて、「鴨らーめん ロース」1800円也
どちらも、いずれは買うはずの物なんですけどね、たまたま衝動買い(喰い)が重なった感じで。
とりあえず、鴨らーめんのレアなロース肉は、どんなチャーシューより美味しかった。
ピンチョンもきっと面白いに違いない。
真面目に仕事しなきゃ。
藤沢の関連店で食べた痛烈豚骨臭の1杯に、ルーツは一体どんな味であるのか気になっていたお店。創業40年以上、茅ヶ崎屈指の老舗人気店という「ラーメン サッポロ」さん。説明としては、駅から雄三通りを歩いて鉄砲道に出る手前、小川道場の近く、という感じでいいかな。水曜と土日の昼のみ営業という、ハードルが一見高そうで、さほど高くもないお店。休日の昼時はほぼ満席。店主さんの会話を聞いていると、かなりのお客が常連のよう。
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【実食メニュー】 味噌ラーメン(¥750)
カタカナで「サッポロ」ですから味噌を食べねばなりますまい。
【感想】 店に入った時点で違和感を覚えなかったように、予想に反してさほど獣臭は強くありません。油が多めながらもさらっとしたあまりコクのないスープで、白味噌ベースのしょっぱいタレの味で食わせるもの。実にクラシカルな味わい。
麺は中太の縮れ麺。今どきの味噌ラーメンに比して加水率が低めか、ややぼそっとしてますが、このスープにはしっくり来るかも。チャーシューは歯ごたえしっかりの濃い味付け、メンマは濃い甘めの味付けでなかなか。たっぷりめのネギのシャキシャキ感も良い。
【総評】 確かに、近所にあって幼少時から食べつけているとクセになる味かと。☆☆☆☆☆☆(6.0)
茅ヶ崎は東海岸の新店。ざっくりした説明だと、一中通り沿い、鉄砲道よりは駅側といったところ。「麺ダイニング はる」さん。その名の通り、夜の飲み客をターゲットにしたお店でしょう。昼もサイドメニューのご飯ものがかなり充実しています。
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【実食メニュー】 うまみチャーシューメン(¥800)
醤油1本でデフォが600円、味玉メニューとワンタンメニューがないので、個人的な初訪時基準からすると、2番目に安いこれが選択肢。
【感想】 外観は結構なお醤油色。出汁感のあまり強くないすっきり清湯スープに、コクのある濃いめの醤油ダレで食べさせるタイプ。酸味は強いながらも醤油の角は立たずなかなか美味しいですが、油がかなり控えめなので背脂か何か浮かせるのもいいですし、無造作にドサッと入れられた青ネギがやや過剰なように思われました。
麺は中細の縮れ麺。ぷりっとしてコシがあり、茹で加減も固めのしっかりとした食感。もう少し太くてもっちりした麺の方が、より個性が出て良いかな。チャーシューは巻きバラで、肉の旨み、味付けとももう少しか。メンマは素材、味付けとも良く美味しいです。
【総評】 このエリアではほとんどお目にかからない味だけに、今後定着してゆくのか注目です。☆☆☆☆☆☆(6.0)
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