三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2013年08月

海外ミステリ2014予想

 このミス海外2014予想。あと2ヶ月なのでたたき台を作っておきたいのですが、ここ15年で一番難しいのでは。冊数的には普段の倍近く読んでいるのですが、その作家の最高傑作だとかいう絶対的作品が、ひとつもないのですよ。現時点での私的10作は置いておいて、ひとまず入りそうな所を。


ベスト10有力、まず20位は外さない作品(※は未刊、それ以外は既読)
ディーヴァー「ポーカー・レッスン」
ウィングフィールド「冬のフロスト」
ウォルターズ「遮断地区」
ゴードン「ミステリガール」
マッカーシー「チャイルド・オブ・ゴッド」
デウィット「シスターズ・ブラザーズ」
ルヘイン「夜に生きる」
ヘイダー「喪失」
シーラッハ「コリーニ事件」
※ キング「11/22/63」
※ カーリイ「イン・ザ・ブラッド」

 ここまでは大丈夫だと思います。ヘイダーは以前訳された際には話題にもなりませんでしたが、今回はポケミスだし。キングとカーリイは、過去の連帯率からして、未刊でも入れて良いでしょう。ここまでで11枠。1位は全く分からないですが、消去法で選ぶと、10月の長編がなければディーヴァーかも。


ベスト20の候補作
インドリダソン「緑衣の女」
ノイハウス「白雪姫には死んでもらう」
ペリー「護りと裏切り」
テオリン「赤く微笑む春」
ランディ「ジェイコブを守るため」
ディヴァイン「跡形なく沈む」
クェンティン「人形パズル」
ウィンズロウ「キング・オブ・クール」
オールスン「特捜部Q -カルテ番号64-」
アフォード「百年祭の殺人」
クック「キャサリン・カーの終わりなき旅」
カッリージ「六人目の少女」
クリーヴス「青雷の光る秋」
マクロイ「小鬼の市」
ロリンズ「アイス・ハント」
ル・カレ「われらが背きし者」
カッレントフト「冬の生贄」
グルーバー「夏を殺す少女」
ウェイト「訣別のトリガー」

 ざっとあげてみました。一応、上の方が有力だろうという作品。ランディまでの5作は、おそらく入ると思ってます。ここから9作にどうやって絞るか。本格物は、「ケープコッドの悲劇」「悪魔と警視庁」が期待ほどではなく、「百年祭の殺人」が個人的には好きなのだけど、どうか。久々のランディは、法廷ミステリとしては好きではないけど、割と世評が高いので。

 「極夜」「死者の声なき声」「雪の女」あたりも入れるときりがないので、この段階で除外。トゥローとコナリーは厳しいでしょう。ニコラス・ブレイクの未訳作はド変化球で除外。「半島の密使」とか「骨の祭壇」とかが入ったら、お手上げです。本格系の短編集もひとつに絞れず、入れるならクリスピンとソープ・ヘイズルを落としてダゴベルトかなと思いますが、小品。


 ミステリ外から入る作品はあるのでしょうか。SF色が今作は強くて落としましたが、「宙の地図」を入れた方が良いのか。「HHhH」とか「クラウド・アトラス」「もうひとつの街」などは楽しめましたが、ミステリの範疇とは思えないので、パス。「終わりの感覚」は入ってほしいけどなあ。短編集で入るとしたら、「神は死んだ」でしょうか。「ミスター・ピーナッツ」と「ドッグ・ファイター」はこれから読んでみます。

 現時点での私の10冊は、「終わりの感覚」「コリーニ事件」「ポーカー・レッスン」「夜に生きる」「白雪姫には死んでもらう」「冬の生贄」「アイス・ハント」「われらが背きし者」「赤く微笑む春」まではすんなりと決まり、あと1枠はちょっと空けておきます。
 絶対ランクインしない作品でお勧めは、バークレイ「崩壊家族」とティリエ「GATACA」。いずれも抜群のリーダビリティで前作以上。

横浜鍛麺@中華街

 中華街に、「くり山」での勤務経験のある方が、「トナリ」みたいな店を出したとか。なかなかの冒険ですなあ。大通りから香港路に入り、「保昌」の手前、「梅蘭新館」がある路地に折れて、「梅蘭新館」の少し先、という説明で分かる程度に中華街を知らないと分からない立地。うーん。

【実食メニュー】タンメン(¥750)
 メニューはタンメン、タンギョウ、タンカラのみ。券売機制でテーブル席のみ、と何だか違和感、違和感。

【感想】 いわゆる「トナリ」の味かな。横浜にはまだ少ないタイプのタンメン、それなりに粘度が高い白濁スープに、タレがかなりしょっぱめ、化調も強め。まあ、好きな人もいるのでしょうけど。デフォルトで生姜が入りますが、ベースが強いのでさほど味に変化はなし。

 麺は平打ち気味の太麺。予想したよりソフトな食感で、チャンポンとタンメンのハイブリッドだと思うと、違和感なくいただけるかな。野菜の盛りはかなり豪快。しゃきしゃきで美味しいけれど、必然的にスープがテーブルにこぼれる盛りを意図的に行うことは、個人的に好きじゃない。ゲソなども入っていて面白いですが、味わいとしてはあまり影響していないか。

【評価】 中華街の奥深くまで来てこういうのを食べる層というのが見込めるのか、注目ですね。☆☆☆☆☆☆☆(6.0) 


ウミガメ食堂@センター南

 わけあって純然たる平日にお休みがぽっと1日とれてしまったのですが、世間の学生は夏休みでしょうから、展示系のイベントは避けて、行きそびれているお店に。「奇珍樓」の三代目が引退されて、その息子さんが開いたという「ウミガメ食堂」さん。センター南なんて、決して通りかかることのない場所ですから。

【実食メニュー】タケノコワンタン麺(¥950)
 店のお勧めはワンタン、「奇珍樓」の味と来ればタケノコが外せず、必然的にこれ。

【感想】 町のラーメン屋では味わえない、いわゆる本格的な中華料理店の清湯スープ。動物ガラと香味野菜のコクと旨み、クリアな味わい、ここまで美味しいスープは久しくお目にかかっていません。最初こそやや淡い印象を受けつつ、徐々にお醤油の香りが引き立ち、油の加減や細かく切られたネギの風味もまた絶妙。

 麺は自家製の極細ストレート。一見索麺のようでありながら、しっかりとコシがあり、なめらかさと歯切れの良さを兼ね備えた絶品。極太の材木型メンマは、ほろほろほぐれて柔らかく、濃く甘い味付けは「奇珍樓」のそれ。ワンタンは大ぶりで肉そのものの風味を閉じ込めたもの。どちらもこれでもかとたっぷり。

【評価】 どこをとっても、まさに「奇珍樓」でしか味わえない唯一無二の味わいでありながら、ほぼ全てにおいて本家を凌駕している恐ろしさ。チャーシューが味わえなかったことだけが心残り。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5) 

麺屋 猪貴 -CHOKI-@土浦

 仕事で土浦は何年ぶりでしょうか。先般、日本最大級の古本屋「つちうら古書倶楽部」を訪れた際に、あまりの行列で断念したお店にリベンジ訪問。「麺屋 猪貴(ちょき)」さん。ラーメンデータベースの得点グラフがとんでもない高得点集中の分布で、どれだけの店なのか気になっていたのです。

【実食メニュー】中華そば(¥500)+味玉(¥100)
 初めての人はまずこれ、ということで素直にしたがいます。

【感想】 鶏清湯のスープと伺っていたのですが、どちらかといえば魚介がやや尖り気味にガツンと利いてくるタイプ。魚粉ぽさは希薄で出汁がしっかりの印象ですが、あまり得意ではないのですよね。こってりではないものの、油もやや多め。

 麺は菅野製麺の中細縮れ。ハリ、コシ、スープとの相性、いずれもさすがと言えるもの。チャーシューはひと炙りしてあり香ばしい。メンマの味付けと食感も良く、味玉はきれいな半熟で味の入りも好み。

【評価】☆☆☆☆☆☆☆(7.0) 

鬼そば 藤谷@渋谷

 渋谷も日頃はまず来ないので、未食のお店が残っていたり。センター街は日曜の昼が空いているだろうか、と「鬼そば 藤谷」に1年越し訪問。場所は知っていたのですが、「味源熊祭」の暖簾をくぐった奥にあるエレベーターに乗るという訪問難度に、いったいどうやって5階に行くのかとしばし逡巡。営業時間の前に、まず入り口が分からないって。周辺のつまらない店が軒並み混んでるのに、先客1名も納得。

【実食メニュー】 鬼塩ラーメン(¥700)+味玉(¥100)
 初めてなので、デフォルト。オープン時より値下げしてるのは偉いなあ。

【感想】 これはマニアにも一般層にも受け入れられそう。鶏ベースのきれいなスープに、貝柱由来と思われる香り、旨味と優しい甘み。柚子の香りや揚げた海老の風味もまたいいアクセントになり、重層的な味わい。それでいて土台がしっかりしているので、タレが強くなくともまとまりがあります。

 麺は中細のやや縮れたもので、加水率は低め。ほどよい噛み応えで風味も良く、スープとの強さのバランスも申し分なし。チャーシューはバジル風味の炙りを入れた鶏、これも美味。穂先メンマも美味しい。味玉は白身の堅さ、黄身の半熟具合、味付けともお見事。

【総評】 さすがにラーメン好きが高じてできた味、細かいところまで隙がない。帰りがけ、店に帰って来られたHEY!たくちゃんご本人が、「ありがとうございました」と声をかけてくださいました。それなりの距離で見た芸能人は最近では、わさみん、バカリズムさん以来かな。いつもお店に立っているのですね。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

九州博多長浜らーめん ハングリードラゴン@渋谷

  ラーメンデータベースの豚骨部門ではとんでもない高評価で、昔からずっと気になっていたお店。群馬の太田市にあったのが、移転を繰り返すうちについに渋谷まで。「九州博多長浜らーめん ハングリードラゴン」さん。百軒店の奥はO-EASTのお隣、学生時代の土地勘でたどり着きました。

写真

 【実食メニュー】 長浜らーめん(¥650) 
 デフォルトメニュー。ハリガネ注文ですが、その上に固さ指定が3段階あったのは驚き(粉落としと湯気通しの間に「湯通し」があるため)。

【感想】 オープン当初の「薄い」評価にしばらく様子を見ていたのですが、3週おいてみるも、やはり名店の味とは感じられず。濃厚だとは思うのだけど、豚骨の旨味や髄の味わいが希薄で、背脂が浮くなどして重たさの方が残る印象。

 麺は低加水の細ストレート麺。このジャンルでは少し太く感じますが、ボキボキした食感で固め仕上がりも粉っぽさが無く美味しいです。チャーシューはとろとろで濃いめの味付け。これも好み。キクラゲのこりこり感もいいアクセント。高菜は有料なのね。

【総評】 客入りも明らかに苦戦してますし、本来の味はこんなもんじゃないはず。☆☆☆☆☆☆(6.0)
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