三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2013年12月

食べ納め

2013年の食べ納め、このままだと「めっちゃタンメン」になってしまいそう。最後が納豆味噌とは。「維新」を後に回せば良かったか。

鮮魚らーめん 五ノ神水産@神田/淡路町

 五ノ神製作所の新店がオープンとのことで、新店の種別としては、「最初から混雑するが、当面行列はおさまらないので早期訪問が吉」のたぐいと判断し、午前中は外出していたこともあり、自主的に早めの昼休み。「鮮魚らーめん 五ノ神水産」さん。「神田元楽」の跡地。11時の開店数分後にはほぼ満席。

【実食メニュー】 らーめん銀だら搾り(¥780)
 入店した瞬間から、強烈に魚臭いぞ。これはすごそうだと、券売機筆頭。


【感想】 とろみのある白湯ベースのスープですが、動物系のクセを感じさせず、圧倒的な銀ダラ風味に支配されます。とにかく凝縮感が半端でなく、タラ自体が得意でない人は即ギブアップでは。魚の後味は残るものの、脂っこさはさほどでなく、中盤からは海苔の香りが良いアクセントに。


 麺は中太ストレート。歯触りは程よくソフトで適度な弾力とコシ、噛む毎にタラの旨みが口中に広がり、さすがの相性。チャーシューは鶏で旨みしっかり。大型の三角形メンマは、小気味よい食感に薄めの味付けが上品。


【総評】 食べ手は選ぶが、完成度は高い。カウンター下のラック型荷物入れ、コートかけなど、理想というべき内装は人気店だからこその気遣い。☆☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

2013年の20杯

 年末のミステリランキングも出揃い、ラーメン20杯も選ぼうかとTRY本や石山本を購入してみたのですが、行動範囲の新店はほぼ食べているのに、印象に残るお店が少なかったよう。美味しかったお店をひととおり書き出してみたら、数的には20に達したので、列挙してみます。基準は初訪であることのため、昨年以前オープンの店もいくらか入ります。記憶だけで書いているので、年末までに思い出したら修正します。


清湯系醤油
・むら田@中目黒
・笑味@菊名
・金町製麺@金町
・ガンコンヌードル@駒込
・なな蓮@日本橋
・ウミガメ食堂@センター南
・小宮山@荒川沖(閉店)


 先日、「なな蓮」でいただいた時に、これが理想の味だと思ったのですが、ジャンルとして挙げてみるとどれも全然違う味のお店で、我ながら驚きました。共通項は、タレが強くなく素材の旨みとバランス重視というところでしょうか。


塩ラーメン
・Bia Bia@新高円寺
・焼丸@平塚
・錦太朗@横須賀
・鉤椰@小田原


 マニアックになりましたね。ハイレベルすぎて、この4軒以外が浮かばない。


味噌
・大公@衣笠


 船堀の大島さんが未訪です。TRY本を読んで、2位が「福籠」さんだったので、このジャンルは目立った新店がなかったかな、と。


豚骨
・豚野郎@中野
・角中中華そば@神保町
・末廣家@東白楽


 家系も便宜上ここに。ジャンル的に飽和してきているかな。


鶏白湯
・篝@銀座
 
 このジャンルも増えすぎ。「怪人二十面相@立川」も入れようかと思いましたが、既存店より旨いという印象でもないのでカット。


海老
・一幻@新宿
・五ノ神製作所@大久保


 どちらも好きなんです。1軒に絞れないので両方入れます。


つけめん
・中川會@曳舟、淡路町


 2号店と3号店の合わせ技です。同じパターンで「狼煙」と迷いましたが、個性に明確な違いがある方を。


汁無し
・ほうきぼし@神田


 「マンチンロウ」ではなく、「ほうきぼし」になってからは未訪ってことで。

龍の家 新宿小滝橋通り店@新宿

 前日土曜日に、さほど評判の良くない新店3連続フラれという憂き目に遭った後、休日出勤の日曜日は、評判の良い新宿のお店へ。どこも営業していて目移りしますが、「肉肉ラーメン」は保留して未訪のこちらへ。「龍の家 新宿小滝橋通り店」さん。

【実食メニュー】 純味(¥700)
 「こく味」もありましたが、小細工なしの方で。

【感想】 きれいに乳化したスープは、豚骨の旨みだけがしっかりと抽出され、脂っこさや臭みが皆無、タレもしっかり目に利いて、午後4時での行列も納得。劣化する前の、高校生の頃に「一風堂」で初めて食べた時のような美味しさ、と思っていたら、一風堂出身でしたか。なるほど。

 麺は低加水細ストレートでしっかりとバリカタ。歯切れも風味も良い。チャーシューは濃いめの味付けで柔らかく、キクラゲも良品質。卓上の高菜も適度な辛さ。

【総評】 宇都宮の「風の杜」や松江の「神楽」などと同様、旧き良き一風堂を継承しつつ、そこからさらにブラッシュアップさせた味わい。☆☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

このミス2014結果

 笑ってしまうほどの大惨敗でしたね。的中12作とは、この15年でワーストかも。「絹の家」以外が全部既読でこの結果ですから、考え方を変えないと当たりませんな。では、敗戦の弁。

 1位は完全なノーマークでした。絶賛コメントの嵐だったのでマッカーシーで予想しましたが、外したら消去法で「遮断地区」か「シスターズ・ブラザーズ」か「ポーカー・レッスン」かフロストのどれかだと思ってました。キングの中では真ん中くらいの出来だと思うし、SFとしてはしっかりしてないし、「IT」や「ザ・スタンド」や「ミザリー」より上の順位になるとは。


 「終わりの感覚」は個人的にはベスト3だったのですが、クレストブックスとブッカー賞という、ランクインしないフラグが2本も立っていたので。ジュリアン・バーンズって、「顔役を撃て」のキャヴァナーだったんですね。


 「ゴーン・ガール」はいかにもアメリカ女流作家という作風で、このミス好みの作品でも無いと思って端から検討対象外でした。うーん。

 続いて11位以下。 「スケアクロウ」は、コナリーの作品としては下から数えた方が早いでしょう。これも検討外でした。「列車にご用心」は、本格ないし短編枠を考慮すべきでしたか。ただ、本格を入れるとしても「百年祭の殺人」だったのでどのみち駄目でしたね。「HHhH」については、歴史小説におけるフィクションとノンフィクションの狭間という独特な位置づけですが、どう考えても広義のミステリからも外れると思いました。

 「暗殺者の正義」は、前作がみな絶賛しつつ誰も投票しないという結果でしたので、今回もそうだろうな、と。「夢幻諸島から」は、読んだ時点で世界観や観光案内風というスタイルについて行けず、「魔法」「奇術師」「双生児」ほどの傑作では到底ないだろうと。「絹の家」はホームズのパスティーシュ物ということで、スルーでした。


 「三秒間の死角」と「レッド・スパロー」に全然票が来ないのはいまだに解せないですし、ノイハウスやテオリンは作品の質が下がっているとは思わなかったのだけどな。「ミステリガール」については、そもそも前作のおもしろさが私には理解できていないので、今作もみんなは面白いというのかな、と思い入れてみたのだけど。

 来年は16作くらいは的中させたい。一応、ベスト20圏外だけで個人的裏ベストを作成。
1 三秒間の死角
2 レッド・スパロー
3 アイス・ハント
4 赤く微笑む春
5 白雪姫には死んでもらう
6 冬の生贄
7 百年祭の殺人
8 我らが背きし者
9 喪失
10 夏を殺す少女
 これでも、「極夜」「崩壊家族」「ケンブリッジ・シックス」「警官の騎士道」あたりが漏れてますし、豊作だったことは間違いないんだよなあ。

中屋@弘明寺

 開店から間もない時期に何度も通って毎回営業していなくて、すぐに潰れたのかと思っていたら、なんだかんだで現在もやっているとかで、3年越しでの訪問になってしまいました。あれ、確かに営業しているなあ。弘明寺は「中屋」さん。

【実食メニュー】 ら~めん(¥700)
 「あぶらめん」が筆頭の店ですが、弘明寺まで来て油そばというのも何だか、ということで。

【感想】 出てきた瞬間に、やっちまった感。見た目どおりのライトな、というかシャバっとした豚骨ベースのスープに、揚げネギでアクセントを加えてまとめた1杯。出汁が何だか分からないくらいに特徴がないですが、タレがそれなりにしっかりしているのが救い。

 麺は中太でやや縮れた多加水のもの。弾力やコシが強すぎず、どうにかスープとの相性は保てているか。チャーシューはひと炙りしたもので、やや脂身がくどい。メンマは業務用か、不味い。モヤシは水っぽくて合わないなあ。

【総評】 素直にあぶらめんを食べるべき店かと思われます。

らーめん こだか@井土ヶ谷

 井土ヶ谷に「SHIMOMURA」なる和食店からの異業種参入のラーメン店ができたとかで、無休とのネット情報を見て土曜日昼に行ってみますと、新店のおきまり、オープン直後の休業。公式サイトを見たら、完全な片手間ですね。時間を無駄にするくらいなら、ラーメンも完全予約制にしてくれればいいのに。

 早めに閉店して再訪の機会をなくしていただけると、もやもやが残らず有り難いのですが、いつか機会があればとリカバリ店舗へ。「らーめん こだか」さん。「だんまりらーめん」とのことで、店主さんが無愛想、強面というこちらも凄い店ですが、1回フラれたら何でも良いんです。

【実食メニュー】 チャーシューメン(¥850)
 ただのラーメンでは申し訳ないかなあ、と。なんだそれ。

【感想】 基本はかなりあっさりした鶏ガラベースのスープと思われます。色はやや濃いめで、醤油の味がストレートに利いて塩分強く、そこに具のお肉由来かデフォルトなのか、各種香辛料ぽい風味が加わり、何とも独特な味わいに。

 麺は中細ストレート。若干頼りないですが、それなりにコシはあり悪くない。特筆すべきはチャーシュー。肉厚ジューシーなチャーシューがたっぷり入った上に、牛バラ飯にのるようなほろほろのお肉がどかどかと入って、肉だけで300グラム近くあるのでは、と思わせるほど。あと、メンマの素材もいい。

【総評】 店主さんも最初の印象ほど「だんまり」ではなかったし、とにかく具に圧倒。☆☆☆☆☆☆(6.0)

らーめんけいすけ 農園生活@新宿

 ルミネエスト「五代目けいすけ」がリニューアル。野菜をコンセプトにしたそうで、迷走ないし撤退フラグとしか思えないのだけど、新宿で時間ができたので。アイドルタイムで先客誰もいないのに、大きな荷物を抱えてても、一人客と見たらカウンターに通すのね。食ったらさっさと帰れと言う、座面が固くて非常に座りにくい椅子。

【実食メニュー】 濃厚トマトつけ麺・野菜1日分(¥980)
 野菜はたっぷり食べたかったし、面白そうなメニューから。

【感想】 濃厚というイメージには反するつけだれ。動物濃度はほどほどで粘度は高くない。和風出汁の香りがするのは面白いですが、全体の味わいは凡庸なトマトスープ。出てきた段階であまりに温いことが致命的。

 麺は全粒粉配合の太麺。多めにしたので300グラム。コシと弾力が強くみずみずしさもありますが、スープに対して勝ちすぎ。ただでさえ温いつけだれをどんどん冷まし、最後は麺もつゆも冷え冷え。

 野菜はメニュー写真とは似ても似つかぬ、真っ黒な炒め野菜がたっぷり。10種類入っているらしいけど、この姿になってはどうでもいい。生姜が添えられて、「トナリ」に来たかのよう。「gotsubo」みたいなのかと淡い期待をしていたら、「つけ麺の野菜炒め添え」でした。女子ウケを狙った店じゃないのか。

【総評】 つけだれの容器が口径より高さの方が大きいという不安定さ、短すぎる箸等々、適当さしか感じませんでした。野菜を模した容器は面白いけれど、本当にそれだけ。これが外税で結果的に1000円越えですからね。前のお店はそれなりに良かったのに。☆☆☆☆☆☆(6.0)

日本橋 製麺庵 なな蓮@三越前/日本橋

 日本橋の新店情報、というか、オープンからひと月くらい、フリーク層に発見されなかったよう。虎ノ門から1時間自転車往復圏内ということで、昼休みに。「なな蓮」さん。日本橋の袂から、「天松」の前を通り、もう少し先に行ったところ。建物内やや奥まった位置にあり、雰囲気は静かで良好。

【実食メニュー】 支那そば(¥800)
 デフォルトメニュー。濃厚とかつけ麺とかもあるよう。

【感想】 私の好みのど真ん中。ふくよかな鶏ベースのスープに、魚介の和風出汁がやさしく香ります。醤油のコクと旨みを活かしたかえしが全体をまとめ上げて、きめの細かい油の加減も適度。無化調らしいキレの良さもあり、何らの不満もありません。

 麺は国産小麦4種ブレンドの自家製。中太の平打ち、つるつる滑らかで程よい弾力とコシがあり歯切れも良く、麺自体の味わいもしっかり。チャーシューは2部位、噛み応えのあるものとしっとりジューシーなもの。味付けがやや大人しすぎるかな。メンマも素材の旨みで食べさせるもの。それにほうれん草、海苔。貝割れもこのスープには合います。底には出汁に使ったものか、鶏肉も。身が締まっていいお肉。

【総評】 飛び抜けた個性はないけれど、既に完成されている印象。年間ベストの一角。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)

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