三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2014年11月

鬼神道

 さすがにこの年になると、プロレスを観て感動するようなことはほとんど無いのですが、久々に鳥肌が立ちました。「鬼神道Returns17 」のメイン、ミスター雁之助 VS GENTARO。文句なしに今年のベストバウトでした。

 引退から6年が経って見た目にもレスラーの身体でない雁之助選手が、往時と変わらない動きを見せる。急角度のバックドロップ3発を受けきっただけでも驚愕なのに、そこからが長い長い。雁之助クラッチを返された時点、シャープシューターが完全に決まった時点で驚異的な復帰戦との評価は十分得られるはずなのに、これを返して現役選手そのものの大技の畳み掛け、どこに力が残っていたのか。

 個人的に一番驚いたのは、立ち上がり際にラリアートを打ち込もうと構えている相手に、自ら走り込んで逆にラリアートを打ち込んで吹き飛ばすというムーヴ。過去にお目にかかった記憶がないです。最終盤の念仏パワーボムもドラゴンもファイアーサンダーも、いずれも完璧な形で、サイドストーリー一切抜きで、これ1試合だけで金が取れる内容でした。

 まだタイムシフトで観られますので、是非。これだけでニコプロ1ヶ月分以上の価値は十分にあります。

追伸: ただし、他の試合がいつにも増して酷いです。GOSAKU選手がとんでもない体型になっていたり、どう見たらいいのか全く分からない加藤悠選手、矢野啓太選手のムーヴ等、後ろ3試合だけ観れば十分かと。もうひとつ、20年以上経って初めて気付いたのですが、「工藤あずさ」って男性としての本名だったんですね。

ミステリが読みたい

 いつもの前哨戦。対象期間と投票者数が違うので、下位に行くほどぶれるのは仕方ないですが、最大公約数としての上位10作はいい線行ってましたね。このミスと投票数と持ち点が異なるため、「ピルグリム」が10位を割ったのと、「ネルーダ事件」にほとんど票が入っていないことがかなりの想定外。

 11位から下は酷かったですね。「北京から来た男」と「ピルグリム」しか当たってない。驚いたのは「ナイン・ドラゴンズ」。コナリーの中では出来の悪い方ですし、真っ先に外した1作だったので。「駄作」も文字通り駄作だと思ったのですが。「悪意の糸」もミラーの名作と比較したら入るわけが無かろうと(同作者中でも良作だったマクロイとは逆)。ハイアセンも過去の名作群と比較したらどうでしょ。リッチーの短編集は、みんな忘れていて6作選ぶと自然と外れるだろうという判断で。「自堕落な凶器」も仕掛けはともかく、ストーリーは面白くなかったのに。ル・カレもここまで集めるとは。「静かなる炎」は唯一未読でした。

 「このミス」の方の蓋を開けてみたら、今度は「両シチリア連隊」あたりがランクインして大外しする気がしてなりません。昨日読了した「探偵ブロディの事件ファイル」も候補に入れたくなっていたり。今読んでる「窓から逃げた100歳老人」もジャンル的にはミステリか冒険小説だよなあ。

Noodle kitchen ミライゑ@志茂/赤羽

 赤羽の新店というか、北本通り沿いで最寄りは志茂駅だと思うのですが、各駅から程良く離れた場所にオープンの新店。「Noodle kitchen ミライゑ」さん。カフェのようにオシャレな店内、芸能プロダクション等を手がける会社の経営、評判も上々といろいろ気になり訪問。

【実食メニュー】  TOKYO醤油ラーメン(¥780)
 筆頭メニューから。

【感想】 その名の通りのいわゆるネオ・クラシカルな1杯。昔ながらの醤油ラーメンをベースに、鶏の風味、醤油ダレの香りとコク、油のこってり感といずれもバランス良く強化し、生姜と魚介の風味がほんのり、東京ラーメンの枠の範囲内で勝負している印象。欲を言えば、油を控えめにして何か尖った部分を作った方が店の雰囲気には合うかな、とは思います。

 麺は三河屋製中太ストレート。昔ながらの清湯に合わせるならやや太い気がしますが、むっちりした弾力とコシの強さ、歯切れの良さを備えたもので、あっさりながら存在感あるこのスープとの相性は良いと思います。大判のチャーシューは特徴無く、大ぶりなメンマはしっかりした食感で美味しいです。

【総評】 ☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

煮干そば 流(る)。@十条

 北区の方で、新店が次々とオープンしているご様子。複数回に分けて連食を敢行しないと対応しきれませんね。十条駅って降りるの初めてじゃなかろうか。「煮干そば 流。」さん。「さいころ」からの独立とあれば、行列を警戒して土曜日の12時台を外しての訪問。

【実食メニュー】  煮干そば(¥690)

【感想】 「さいころ」の記憶が定かではないのですが、ガツンとした煮干し感とキレの良さが共存した、豪快に見えて洗練を感じさせるスープ。油や魚粉に頼らずクリアでさらっとしつつも、雑味なくふくよかな味わいで物足りなさは皆無。いやぁ、お見事です。

 麺は中太のややぼこぼこしたもの。もっちり感とコシの強さを兼ね備え、小麦の風味も豊か、自家製麺でこそ実現できるクオリティ。チャーシューは柔らかく仕上がり、メンマも素材の味わい重視でスープと好相性。

【総評】 このジャンルの新店としては抜けている印象。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0)

このミス2015予想

 対象作品はほぼ読み切りましたので、ベスト20を予想してみましょうか。1位予想は世間的には「ゴーストマン 時限紙幣」みたいですが、私は「ピルグリム」を推したいですね。この2作と「凍氷」「ハリー・クバート事件」「その女アレックス」でベスト5。

 10位以内は、「北京から来た男」「秘密」「地上最後の刑事」まで固めの予想。「ネルーダ事件」はミステリかどうか微妙ですが、玄人好みと見て。「ゴースト・スナイパー」は今までのディーヴァーからは明らかに落ちると思いますが、ウォルターズの中編よりは票を集めると見て。で、ベスト10が揃います。ディーヴァーが外れた場合、票を集めるとしたら「もう年はとれない」か。

 11から20位は、「養鶏場の殺人/火口箱」「逃げる幻」「ガットショット・ストレート」「逆さの骨」「秘密資産」「暗殺者の復讐」「隅の老人完全版」「もう年はとれない」「忘却の声」「世界が終わってしまったあとの世界で」にします。ハイアセン、クック、ハンター、カーニックとベテラン勢を外してみましたが、「忘却の声」「ガットショット・ストレート」が票を集めなければ、ベテラン勢が入るかも。16作的中できたらいい出来だと思います。

 個人的な10作も載っけておきます。ベストは、「ピルグリム」。2位以下は順不同で、「ハリー・クバート事件」「凍氷」「ネルーダ事件」「逃げる幻」「ガットショット・ストレート」「Q」「暗殺者の復讐」「忘却の声」「ヴァイオリン職人の探求と推理」で10点。ヴァイオリン職人シリーズは個人的なお気に入り。

追記:インポケットの結果を踏まえて、「忘却の声」と「ハイスピード!」を入れ替えます。25作を挙げたらベスト20をカバーできる、というのが理想なので、次点の5作を挙げておきます。「忘却の声」「ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密」「ノスフェラトゥ」「緋の収穫祭」「ローマで消えた女たち」かな。「たとえ傾いた世界でも」なんかも作風が好きな人は多そうだし、悩みますが、ここまでにしておきます。

矢口家@平塚

 細かく数えてゆくと、平塚はまだまだ未訪のお店が多いのです。通し営業で未訪で真っ先に思いついたのがこちら。年季が入っていますが、実は本郷台の方が本店だという「矢口家」さん。1号線沿いというのは強い武器なのか、午後4時でも客があります。

【実食メニュー】  ラーメン(¥650)
 デフォルトを固め注文。

【感想】 乳化していないタイプのスープ。ネットでは薄いとの声が強いですが、ライトながら豚骨の旨みは相応に引き出されていて、タレよりも鶏油のこってり感で食べさせる。ベースが重くない分いいバランスに仕上がっていて、昨今のタレの濃さ一辺倒の新店の流れからすると、かえって新鮮に写ります。

 麺は中太やや縮れ、丸山製麺製。しっかりした弾力とコシが特徴で、もっちり感にこだわらないのであれば、家系の麺は丸山が美味しいと思っています。チャーシューは脂身無くやや固め。あとは、定番の海苔とほうれん草。

【総評】 ☆☆☆☆☆☆★(6.5)

らーめん 桜亭 3号店@平塚

 変な時間に平塚の期日を入れてしまいまして、「大黒庵 支店」が中休みなしではないかと期待して伺ったら中休み中で、近くで偶々見つけたお店に。「桜亭」さん。秦野に2軒あって、3軒目が平塚にできたという情報は持ってましたので、特に期待せず入ってみます。

【実食メニュー】  きゃべつらーめん(¥800)
 メニュー構成から豚骨醤油感が強かったので、これに。

【感想】 家系の亜流みたいな茶濁したスープ。予想通りの豚骨醤油で、そこそこの濃度でクセはなく、タレの濃さも中庸、油が少なめなのが家系とはっきりと違うところ。個性がはっきりせず、家系の方が美味しいと思うし、何より何でこんなに温いんだろう。

 麺はどこのものともしれぬ中太ストレート。ぶよぶよした食感で茹で過ぎなのか質が悪すぎるのか、美味しくないの一言。丼の選び方も間違えていて、太麺の豚骨醤油を切立丼で供したら麺が全く泳がないんだって。キャベツはくったりめで、これはあり。チャーシューだけが肉厚ほろほろで、ものすごく美味しい。

【総評】 美味しく食べさせようという気概が微塵も感じられず、店の人は何かおかしいと思わないのかね。

弁当

 一昨日のANNGでバカリズム氏が話していた、「ロケ弁の醤油入れが揚げ物に密着して油まみれなのが許せない」という話、崎陽軒の幕の内に見事に当てはまってました。自宅で食べたのですぐ手が洗えるからいいのですが、外で食べるとしたら、ソースは使えないかも。

 放送後にバカリズム氏と咲子さんがやりとりをしていた、鳥久の紫のお弁当というのが気になって仕方ない。一般人は蒲田に行かないと買えないようなので、いつか行ってみよう。

鶏蕎麦十番 156 ICHIKORO@麻布十番

  毎年、健康診断のシーズンになると、1週間ほどラーメンの連食を控え、夕食の炭水化物を減らすと、体重が3kgほど落ちていい感じになるので、昼間のうちに1軒だけ課題店のある町に出かけてみます。「野郎ラーメン」と経営母体が同一らしいのですが、鶏白湯の割に評判がよい麻布十番の「156(イチコロ)」さんへ。

【実食メニュー】  純鶏まぜそば(¥780)
 鶏白湯は食傷気味なので、面白そうなやつ。

【感想】 その名に偽り無しのネーミングではないでしょうか。タレは鶏白湯よりも更に鶏の旨みを凝縮させたような濃厚な味わい。それを直接に麺と絡めていただくので、鶏の香りがダイレクトに伝わってきますね。ラー油や酢を入れてしまえばだいたい食えてしまう「油そば」とは一線を画します。

 麺はウェーブのある太麺。むっちりもっちりで弾力と噛み応えがあり、鶏の香りをまとって美味しいです。揚げネギの風味は良いアクセント。お勧めのレモン酢も中盤でさっぱり感が欲しいときに効果的。しっとり胸肉の大判チャーシューは美味ですが、箸休めとして食べるしかないのが勿体ない。メンマもしかり。

【総評】 具の見せ方など、もう少し改良の余地あり。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

麺や 渦雷@辻堂

 開店前から話題だった、「渦」の2号店。初日は当然大行列回避でスルー。1週間経過して、土曜日の訪問は無謀かと思ったら、行列は10人。みんなマニアっぽくて、子連れや家族連れなど危険そうな客層がないなら、と接続。席数が7席のみなのは予定外でしたが、回転は悪くない。

【実食メニュー】 中華そば 醤油(¥750)
 まずは券売機筆頭から。

【感想】 文句なしの美しいビジュアル。魚介風味をやや強めに利かせて前面に出し、ベースで支える鶏もふくよか。油は控えめながら物足りなさは皆無、お醤油ダレは丸みがあり、魚介の香りをより引き立ててスープにコクを与え、全体をまとめ上げます。開店1週間にして全く隙のないスープ。昼の部の終わり間際までこの味を維持するのは、高い技術が要るのでは。

 麺は自家製の中細ストレート。滑らかでしなやか、啜り心地も香りも格別で、ぱつっとした歯切れの良さも心地良いです。チャーシューはしっとりピンク色でレアな仕上がり、肉の美味しさを閉じ込め噛むほどに旨い。メンマはやや太めのもの。筋がなく適度な歯ごたえと素材の香りの良さ。

【総評】 完璧の一言です。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)

記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

カテゴリ別アーカイブ
月別アーカイブ
最新コメント
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ