三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2014年12月

絆心(きしん)@逗子

 池袋「のぶなが」の系列店だとかで、まあ食指が動かないですが、逗子の新店という珍しさで訪問。逗子駅と新逗子駅の中間という好立地を踏まえ、鹿児島ラーメンにまさかの行列という先日の反省を活かし、昼時をずらしてみたら先客ゼロ。少し路地に入っただけで変わるものですね。

 「絆心」と書いて、「きしん」と読ませる。いわゆる何とかネームの中で、一番やっちゃいけないやつ、訓読みのひと文字めをあてるという(「きずな」の「き」ですね)、一部の人間だけが世間にも通用すると思ってそうなルール。まずは名前を覚えてもらうのが大事だろうに、一見して百パー読んでもらえない店名を付けるのはどうなのか。

【実食メニュー】 しょう油つけ麺(¥880)
 箱が大きくて店員が多いのは分かりますが、デフォルトではちょっと高い気がします。

【感想】 いわゆる「またおま」系豚骨魚介の中でも、個人的には食べやすいタイプの味。タレ自体は濃厚すぎず、甘と酸のバランスが程良く飽きの来ない味わいという趣き。さらりとして、魚粉臭さや脂っこさがないのも好印象。

 麺は多加水中太麺。とにかくやたらと弾力が強く、そう簡単にかみ切れない。タレに対して勝ちすぎているというか、単に噛み切るのに苦労する麺というのは、良さを見出せません。ひと昔前なら面白がった気もしますが。茹で野菜はしゃっきり、濃いめの味付けの太メンマやチャーシュー、半熟味玉はそれなりの仕上がり。

【総評】 雰囲気も居心地もいいし大箱なので、つけ麺にこだわらなくても良い気がしますが。☆☆☆☆☆☆(6.0)

ラーメン燈郎@新小岩

 今年の食べ歩きも大詰め。昼外出で新小岩に立ち寄れることに気付き、ダメ元の「一燈」はさすがに午後2時でも行列が長すぎ、どうせ未訪ならこちらでも、と外待ち4名にとどまる「燈郎」さんへ。

【実食メニュー】 つけめん・並(¥830)
 連食で二郎系は危険ですが、つけだったら300グラムくらい入るかな、と。

【感想】 全く二郎系ではないつけダレ。乳化し粘度が高い割に、臭みも脂っこさもないきれいな濃厚豚骨。魚介風味はタレの方に含まれているのかな、ほんのり香る程度で、いわゆる豚骨魚介に属しながら品の良い味わい。幸い麺の方に添えられていて助かりましたが、生ニンニクは全然合わないです。

 麺は太ストレートの自家製麺。みずみずしく、粘度の高いつけだれは思い切り絡みますが、むっちりとしつつもコシは適度で歯切れも良く、食べ進めやすいです。野菜は茹で加減がいいあんばい。チャーシューは巨大ながら柔らかく甘辛い味付けで食べやすい。

【総評】 人気店はさすがのハイレベル。二郎系のつけ麺だと侮っていたら、いい意味で裏切られました。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)

うさぎ食堂@中目黒

 世間的にあまり評判が良くなかった気がしましたが、TRY本の鶏白湯部門新人賞の1位だったこちら。「蟻月」の別業態で、リニューアルして高価格帯のラーメン店に変わった、という情報が出たタイミングで訪問しました。「うさぎ食堂」さん。

【実食メニュー】 鶏しろラーメン(¥950)
 1500円の「ベジタンメン」との2択です。初訪なんで安い方。

【感想】 鶏と数種類の野菜を炊き出したというスープは、鶏の甘みと旨みが凝縮された、実にねっとりとしたもの。雑味のない、俗に言うピュアな味わいなのですが、ちょっと濃厚すぎて途中でくどさを感じるきらいはあります。別皿で提供される玉ねぎの酢漬けが、口の中をさっぱりとさせるいい仕事をしてくれますが、もう少しさらりとした口当たりでもいいかな。

 麺は細ストレート。適度なハリとコシ、スープが濃厚なので、確かに絡みすぎない程度の麺の方が相性いいですね。鶏チャーシューはしっとりとした良い仕上がり。揚げゴボウやおかひじきが、味わい的にも食感的にも良いアクセントになっています。

【総評】 インパクトは強いが、リピートするかといわれるとどうか。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

むぎとオリーブ マーチエキュート神田万世橋店@秋葉原

 年の瀬なのに未訪の新店が消化しきれそうもない数になってきて、平日昼間に食べ歩きを強行。「チラナイサクラ」から台湾まぜそばの「はるか」を狙ったら昼営業の時間をオーバー。無理に訪問する予定はなかったこちら、「むぎとオリーブ」の支店へ。

【実食メニュー】 鶏SOBA(¥850)
 銀座で蛤は食べているので、今度は鶏にします。

【感想】 蛤は比較対象が少ないので美味しく感じますが、鶏は研究し尽くされたジャンルですからね。あの名店やあの名店と比べたら、劣りますね。最初こそ鶏油のいい香りが広がるのですが、スープの奥行きが足りないですし、醤油ダレもコクはそれなりにありますが香りが今ひとつ。相対的に油が多めに感じます。

 麺は細ストレート。しなやかさともっちり感を欠いてボキボキと歯切れがよいもの。それ自体は悪くないですが、スープとは決して合っていないと思います。しっとり鶏チャーシューは美味、牛のチャーシューはやや固め。メンマではなくズッキーニというのは、さっくりした食感も良くいいアイデア。

【総評】 美味しいとは思うのですが、もっと美味しいお店がいくらでもある、という評価です。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

札幌らーめん 八@藤沢

 藤沢にいつの間にかできていた新店。資本系かどうかとか、どこの出身だとか、そういうことは何も考える必要のない個人店です。「札幌らーめん 八」さん。オープンしたてなのに、昔からあった近所のお店のリニューアルとしか思えない佇まい。

【実食メニュー】 みそらーめん(¥700)

【感想】 中華鍋で1杯毎に野菜を炒める王道スタイル。ラードが幕を張るようなこってりタイプではありませんが、白味噌ベースの味噌の香りに、炒めた野菜と挽肉のコクと甘みがマッチし、定番の美味しさ。市販の味噌ラーメンを自宅で調理したもののちょっとばかり上を行く感じがいいですね。

 麺は定番の西山中太縮れ。それなりの熟成感やもっちり感はありますが、現在主流の製麺所のものと比較すると劣るなあ、という印象は拭えません。チャーシューは適度な噛み応えと旨み。野菜はシャキシャキです。メンマは、まあ仕方ないでしょう。

【総評】 一定の需要がある味だと思います。☆☆☆☆☆☆(6.0)

麺屋 ぶかる@武蔵新城

 武蔵新城の新店。「六厘舎出身のお店からの花輪があった」という点で話題になっているお店。「麺屋 ぶかる」さん。お店が思いっきり南向きで、カウンターに座ると後頭部を日光が直撃します。何とかならなかったのだろうか。店員さんがやたらと多いのに水がセルフというのも首をかしげます。

【実食メニュー】 ぶかるらーめん(¥680)+味玉(¥100)
 つけ麺気分で訪問したら、ラーメンの方が筆頭でした。

【感想】 最初に香味野菜か具の白ネギ由来と思われる香りが広がり、粘度自体はそれなりながら、豚骨の旨みも魚介風味もそれに続いてこない。豚と煮干しがコンセプトとのことで、いわゆる「またおま」が食べられれば良かったのですが、スープ割り後みたいな中途半端な印象。つけ麺の方が良かった気がします。

 麺は豚骨魚介の店としてはやや細めの中太ストレート。見た目よりコシがしっかりで、それ自体は美味しい。チャーシュー、メンマ、味玉と具に関しては相応な仕上がり。ただし、白髪ネギはスープに全く合っていないと思います。

【総評】 ブレだとしたら残念でした。

北海道ラーメン 黒@和田町

 和田町の新店。味の予想がつくのに訪問したくなるのは、コレクターの性です。「北海道ラーメン 黒」さん。事前情報が無くとも、店名とメニューを見た瞬間、「北海道ラーメン しゅん」の関連店であることはすぐに分かります。

【実食メニュー】 みそ(¥850)
 本当は辛みを加えた「鉄火」か「みそ鉄火」の方が好みだと思うのですが、初訪につき味噌。しかし強気な価格設定。

【感想】 なにもかもが「しゅん」ですね。さらっとしたおそらく鶏ガラベースのスープに、合わせる味噌がとにかく薄い。奇をてらわない味噌ラーメンを店で食べる価値というのは、スープのこってり感がなければ味噌のコクと香ばしさにあると思うのだけれど。中華鍋で都度調理する良さが見えないんだよな。

 麺は西山の中太縮れ。相応の熟成感はあるものの、風味や弾力がいまひとつ。チャーシューは切り置きで、ややぱさついて味が抜け気味。モヤシはしゃきしゃきで小気味よい食感、この手の店に珍しい穂先メンマは素材が良いです。

【総評】 価格と椅子が高すぎる気がします。

支那そば 尋@目黒

 目黒は権之助坂を降りたところ、マニア的には「勝丸」の斜向かいにできた新店。先日お邪魔した戸塚のお店は「中華そば 尋」、こちらは「支那そば 尋」。炭火焼きのお店の昼営業とのことです。いろいろとマニア心をくすぐるレビューをお見かけして、気になって訪問。

【実食メニュー】 支那そば・昆布小丼セット(¥800)
 +100円のご飯に惹かれて珍しくセットメニュー。

【感想】 さらっとした鶏清湯をベースに、じんわりと香る魚介風味。雑味なく丁寧にとられた出汁の味わいが楽しめる1杯。醤油ダレも強くは主張せず、脂分も相当に控えめ。麺を食べさせるスープとしては大人しすぎると感じる向きもあるかもしれません。

 麺は中細のストレート。つるつる滑らかで、見た目以上にハリとコシがしっかりめ、スープに対して気持ち強い印象を持ちます。チャーシューは小ぶりながら香ばしく、「チャーシュー小丼セット」も美味しそう。メンマも素材良し。細切り昆布の佃煮がたっぷり乗った小丼はお得感あり。

【総評】 ☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

六角橋焼小籠包@東白楽

 六角橋のアーケードを歩いていたら偶々見つけたお店です。基本的には持ち帰りの焼小籠包のお店ですが、つけ麺の文字があり、種類がやたらと豊富。店頭の詰めれば4名入れるかどうかというスペースでいただけるよう。これは惹かれます。厨房は当然、つけ麺店仕様になっておらず、小さい鍋に最小限のお湯を沸かして麺が茹でられます。わくわく。

【実食メニュー】 小籠包の肉ダシ特濃カレーつけ麺・150グラム(¥500)
 種類がものすごくたくさんあるのですが、気になったのがカレー味。

【感想】 ベースになるのが小籠包の「中身」のスープだということで、つけダレはまさに小籠包に穴を開けたときのそれの味わい。小籠包の倍量の豚ミンチの出汁とのことで、旨みとコラーゲンの凝縮感がすごい。カレー味との一体感はもうひとつで、豚肉の旨みが勝っている印象。

 麺はざる中華に使うような、中太多加水の縮れ麺。つけダレはしっかり持ち上がってくるので、するっといただけます。刻み海苔が意外に合います。具は豚ミンチのお団子。小籠包専門店だけあって、旨みしっかり。

【総評】 おやつ感覚で時々食べたくなりそうな味。新たな試みで面白かったです。☆☆☆☆☆☆(6.0)

天雷軒@神保町

 誰が仕掛けているんだか、異常なまでの台湾まぜそばブーム。私も面白がって乗っかってますが、既存メニューに加えてただ乗りしてるお店と、初期費用が回収できたらいつでも撤退しそうな某店は別として、名古屋からこれを看板に乗り込んできているお店は、ブームが去っても大丈夫ですかね。「天雷軒」は割と早くから出し始めましたよね。店自体が未訪の神保町店で食べてみました。

【実食メニュー】 台湾まぜそば(¥600)
 特筆すべきは安さですよね。800円が主流ですが、本当に出汁を取るラーメンよりも原価が高いのでしょうか。

【感想】 大久保の「はなび」を基準に語ればよいと思いますが、花椒の香りがガツンと来るのが印象的かな。油はやや控えめな印象で、ジャンク感がさほどなく軽い。趣味の食べ歩きでなく平日の昼飯として訪れたので、追い飯まで考えたら胃にはちょうどいいかも。

 麺は中太くらいのストレートで適度なもっちり感。食べやすい。台湾ミンチは辛すぎず甘すぎず。相対的に魚粉が浮いてきてしまうきらいがあるので、もう少し水分があってもいいかな。具はその他、ニラ、海苔、ネギに卵黄と王道。

【総評】 コストパフォーマンスの良さも評価して良い気がします。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

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