三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

2015年04月

麺飯食堂 龍@新丸子

 「丸子」→「てっか」と入れ替わったあの場所に、味噌ラーメンのお店ができたとのこと。ネット情報で火曜定休、日曜営業を確認して、日曜昼に行ってみたところ、見事に休業。店頭見ても臨休か定休かも分からないし、「てっか」の味で生き残れないこの立地で、よくやりますな。まあ、潰れる前には来たいと思います。リカバリ店というか、近くで未訪のお店というと自動的に、「麺飯食堂 龍」さん。10年続いているのですから、こちらは立地も良いし、お客様の信頼も得ているのでしょうね。

【実食メニュー】 担々麺(¥750)
 ランチメニューからセレクト。お昼時はランチメニューと飲み物のみでの営業。

【感想】 酸味の強いタイプの担担麺で、これは嬉しい誤算。胡麻風味が主張しすぎず全体としてさらっとした仕上がり、花椒の痺れや複雑な旨みはないものの、辛さもほどよく、徐々に挽き肉由来のコクも感じられ、好みの部類。何より酸味がクセになり、飲みやすい。

 麺は中太平打ち、歯ごたえを残した茹であがり。少しスープに対して主張が強いかにも思えますが、キャベツや小松菜など、ざく切り野菜のシャキシャキした食感と相俟って、違和感はないです。

【総評】 喫煙店なのでこういうアクシデントがないと訪問することは無かったと思いますが、埋め合わせとして十分でした。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

麺屋 波(WAVE)@鎌倉/和田塚

 いつからか、行列店になってしまいましたよね。何年ぶりでしょうか。大好きなお店なのですが、平日に来られるチャンスなどほとんど無く。鎌倉簡裁に出頭する代理人の特権です。裁判所の斜向かい、「麺屋 波(WAVE)」さん。

【実食メニュー】 カレーつけ麺・中盛・太麺(¥930)

【感想】 一見すると油が多く見えるのですが、口当たりはさらっと、されど太麺に負けないコクを備えスパイシーさも際立つ抜群のつけダレ。カレー系のメニューにありがちな過度な重量感や粉っぽさも皆無、最初からカレー麺専門で出発した貫禄の違い。

 数年ぶりに食べてもやっぱりすごい「かじや製麺」の太麺。目白山の小規模な製麺所で、ここと「渦」「海鳴」くらいしか使っていないのですが、もっちり感、みずみずしさ、コシ、風味とパーフェクト。つけ麺は何百軒と食べたと思いますが、こちらの麺は五指に入ります。どこの有名製麺所より美味しいのよ、ここ。

 具では、名物のほろほろ骨付き手羽元は健在。本日はやや地味だった新鮮な鎌倉野菜もさすがの甘み。半熟味玉はやや薄味も、カレーにはこのくらいがベストか。シメはスープ茶漬け。割の和出汁スープが驚くほどきれいにとれています。最後に口直しのバニラアイス。至れり尽くせり。

【総評】 記憶が美化されてるかと危惧してましたが、そんなことはなかった。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)

柴田商店@日吉

 東京へ出る気力が無く、横浜周辺の話題店を探してみたのだけど、思いつかない。行ったことなければどこでも、と「NAGAHAMA」っぽいラーメンを提供するとかいう日吉の新店へ。「柴田商店」さん。

【実食メニュー】 豚骨醤油ラーメン(¥600)
 バリカタで注文。

【感想】 九州系の豚骨に魚介を利かせるという、ありそうで意外と少ない類型の1杯ですが、予想を遙かに超える仕上がり。ベースの豚骨もほどよく濃厚で適度にワイルド、ガツンと来る魚介も濃厚でありながら魚粉ぽさがなく、両者の旨みが互いを引き立て、かなり好みです。少なくとも、「NAGAHAMA」ってこんな美味しくないよ。

 麺は、明らかに茹でむらと分かる色の違う部分があったのですが、低加水の細ストレート、ボキボキした食感は好みで、全く気にならず。刻みタマネギ、キクラゲの食感は面白く、またスープによく合う。チャーシューが適度に噛み応えのあるスモーキーな物だったのも新鮮。

【総評】 何にも期待していなかったのに、むしろかなり好み。嬉しい誤算。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

旨美麺 築一@銀座

 銀座は「篝」の2階に新店がオープンとのこと。「無添命」がコンセプトで築地直送の素材を用いたラーメンを出すそう。「篝」のセカンドブランドなんでしょうか。しかし、「篝」の行列がとんでもないことになってますね。「篝」も行列店になる前に急いで訪問しましたが、こちらもほどなく行列店になることを警戒し、仕事を抜けて早めに。

【実食メニュー】 元祖帆立白湯らぁめん(¥990)
 券売機筆頭から。

【感想】 1階のお店の品の良さは継承しているような。帆立のラーメンというと「おらが」のイメージがありますが、同店ほどストレートな表現ではなく、鶏のみでしょうか、濃厚ながらくどさが皆無のきれいな白湯スープに、やさしく立ち上る帆立の香り。実にまろやかで、思わず飲み干してしまう飽きの来ない味わい。別皿提供の「ゆず大根おろし」を加えると更にさっぱり(全体に混ぜてしまうと効果は分かりにくいか)。

 麺は中細ストレートで歯切れの良さと適度なコシ。下のお店と一緒の気がしないでもないです。網状の焼き目がついた帆立がメインの具、小ぶりながら鮮度の良さが分かります。メンマも素材がよく、控えめな味付けがスープによく合います。ネギのシャキシャキ感もスープと好相性。

【総評】 確かな実力派。早晩並ぶようになるかも。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0)

福井地裁

 なんかすごい判決が出たとか。全文出たら読んでみますが、まず、「こういうことがあるから、交通専門部や集中部のない裁判所は嫌なんだ」ということ。

 そもそも、事故態様が特定できないことはあり得るかもしれないけど、「過失がないともあるとも認められない」って交通事故の判決を見た覚えがないのだけれど。

 センターラインオーバーの事故って、元が無過失スタートだから、実質的には遺族側が対向車の過失を立証する裁判だと思っていたのだけれどな。

 てゆか、この裁判官は、センターラインオーバーの車両を見つけたら対向車には避けることなくクラクションを吹鳴する義務があって、それで運転手が目覚めて元の車線に戻ることを「回避可能性」だと思っているってことなの?あっ、クラクションを鳴らすべき注意義務を認めた判決というのも見たことない気がする。本当にそんなことか書いてあるのかな。

 センターラインオーバーをした対向車をどの段階で発見可能であったにせよ、クラクションを鳴らしたところでそれが元の車線に戻るかそのまま突っ込んでくるかその行動は予見不能だから、いかなる回避行動も義務づけられないので無過失、になりませんかね。前方不注視とかいう一般論の問題じゃなく、いかなる回避行動をとれば事故が回避可能であったか、取るべき回避行動が特定できなければそれを義務づけることができるはずもなくて、過失が基礎づけられるわけがないと思うのだが。

 ミラクルが起これば回避可能だったから、有過失の可能性有り、とかほんとに思っちゃったんだろうか。

 前から思っていたのですが、絶対に高裁で覆るような判決を地裁の裁判官が出してしまうと、被告側は必ず控訴して控訴審判決を取りに行きますから、結果的に控訴の訴訟費用が原告側負担になって、誰のためにもならないんですよね。被告側は粛々と控訴するのみですが。

追記: 全文が未だ入手できないのですが、「被告車両には前に2台の先行車がいて、2台ともセンターラインオーバー車を避けたのに、3台目の被告車両は脇見をしていてぶつかってしまった」というケースだというネットの情報がありますね。何でそんな重要な情報が報道されてないの?判決文は本当にクラクションを鳴らせって言ってるの?

 それだったら、「先行車2台が対向車を避けて衝突を回避しているとの事実に鑑みると、被告が前方を注視していれば、先行車両が何らかの障害物を避けていることが容易に認識できたから、被告においても車線内で左に進路を変更するなどして事故の発生を回避することができた可能性があることが認められ、したがって無過失が立証されたものとは言い難い」程度の認定で良くない?クラクションって蛇足じゃね?

追記の追記: でもさ、ネットに落ちてる福井新聞提供の現場写真を見ると、センターラインオーバー車が完全に被告側の車線に入りきっていて、モロに正面衝突しているようなんだよね。やっぱり、回避の方法は「自分も反対車線にセンターラインオーバーで逃げる」以外には無いものと優に認められ、それはいかなる状況でも回避義務の内容として義務づけられないから、無過失の立証がある、が素直なようにも思えます。誰か全文載せてくれよ。

元祖旨辛系タンメン 荒木屋@蒲田

 「中本」の蒲田店が惜しまれつつ閉店して、その店長さんだった方が別の屋号で同系統のラーメンを出すお店を開店されたとか。行ってみるとほとんどのお客さんが元の常連さんのようで、中本にも蒲田店にも何ら思い入れがない者が訪問してしまい、申し訳ない。サンロード蒲田を抜けてさらに先ですが、屋号を書いた看板も何もないのに、みんな何のお店か分かって来ているという。

【実食メニュー】 味噌野菜麺(¥750)
 よく分からないので筆頭にしましたが、中本でいう「味噌タンメン」に相当するよう。

【感想】 中本では蒙古タンメンと味噌卵麺くらいしか食べたことがないので、あまり辛くないメニューは初体験ですが、味はそれっぽい。味噌の香りと野菜の甘みと唐辛子の辛さのバランスがよく、きれいにまとまっている印象。

 麺はサッポロ製麺所の特製とのこと。適度なもっちり感と歯切れの良さを備えたもので、過去に食べた中本より好みに感じますが、同じものなのかしら。煮込まれてくたっとした野菜は、このスープだと「アリ」なんですよね。

【総評】 しかし、屋号とメニューのネーミング以外のフォーマットはほぼ全部同じ、客も引き継いでいるようで、中本さん側とどう折り合っているのでしょうね。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

水曜歌謡祭

 「視聴率大爆死」の話がヤフーの「話題なう」に出ていたので。録画してざっと観ただけなのでMCの部分などは全く分からないのですが、「UTAGE」の劣化版みたいな始まり方をして、「FNS歌謡祭」並の終わり方をするという、何だかもうターゲットがブレブレという感じで、7%とれたのなら、大健闘な気がします。

 出演者と曲のセレクトからすると、これが楽しめる層って、本来は30代から40代ですよね。和田アキ子とAKBの「私がオバさんになっても」というとんでもない始まり方をして、早送りをしていたら「あれ?」と思い始めて、山本彩×chayの「チェリー」と田島貴男の「春よ来い」が聴けたことに満足して、あわてて前に戻って「山口百恵トリビュート」を観たり。

 「FNS歌謡祭の価値が下がる」というのはまさにその通りだと思うのですが、今後もこの方向性で行くなら、アイドルファンと宝塚ファンの視聴者は捨ててしまった方がいいような。AKBを出さないといけない、という何かがあるなら、柏木さんと山本彩さんだけにするとか。ジャニーズ的な縛りもなさそうなので、意外な名曲を意外な人が聴かせるだけでも面白そうなのに何か勿体ない。
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