平塚駅から徒歩約20分。レンタサイクルの存在を知るまではちと訪問が面倒だった「ひでたん」が、駅近くに移転してから約半年。平塚に仕事の用事もなく(実際にも過去に1件しかないです)足が向かなかったのですが、ようやく訪問を果たしました。移転に伴い、通し営業になったのがうれしいですね。移転前から数えて4回目。

今度の店名は、「麺肆 秀膽」(めんし・ひでたん)と業界屈指の難読ぶり。「膽」が「きも(胆)」なのは何となく分かりますが、「肆」は「店」という意味なのですね。前店が「そば屋 ひでたん」でしたから、本質は同じということか。基本の「塩らーめん(細麺)」に「地鶏の味付玉子」にします。理由は、660円+90円で、釣り銭がいい感じになるから。

肉ベースのスープに15種類の魚介ダシの風味というスープは、移転前とは違い、白濁しています。以前は「塩そば=清湯」「本塩そば=白濁」でしたが、基本のスープを変えてきたのですね。券売機を注意して見なかったのですが、ネット情報では、「塩らーめん」「本塩らーめん」に加えて「塩そば」もあるとか。

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動物系の旨みだけが凝縮された、さらっとしたポタージュ系スープに、絶妙なバランスでふんわりと魚介が香ります。塩ダレもマイルドで全体にほのかな甘みがあり、油の加減もほどよく、濃厚こってりではない白湯スープにして、全く物足りなさを感じさせないのはさすが。

麺は細ストレート。ざくざくとした食感、コシの強さと歯切れの良さが際立ち、スープとのバランスもよく美味しいです。清湯スープと思って細麺を選びましたが、平打ちの「いったんも麺」でも食べてみたいです。

チャーシューはジューシーな焼豚タイプで、肉の旨みしっかりで美味しい。味玉は半熟加減が良好。メンマは薄味でスープと喧嘩しません。あとは、なると、海苔に青ネギ。

移転前よりさらに美味しくなったかも。次は「本塩」ですね。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)