6月に逗子にオープンした新店。「潮騒料理 哉吉」なるお店が出したラーメン店だそう。逗子銀座の入口近く、駅前の好立地です。「支那そば 哉(しなそば・や)」さん。確信犯ぽい店名に、その系統のお店かと思わせるようなポスターが飾ってあったり。

安定感のない椅子のカウンター席に座りメニューを見ると、筆頭に「支那そば」¥650があって、隣がその大盛りで¥1250とあります。どういう冗談なのか分かりませんが、あとはご飯物とのセットばかりなので、一応麺メニューが他にないことを店員に確認し、「支那そば」に。後で、まったく目に付かないところにトッピングメニューが存在することに気付きました。

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やや濁りのあるスープ。ベースは鶏ガラでしょう、最初にショウガの香りがふわっと来て、あとは不自然なまでの甘さがひたすら支配するもの。脂は控えめ。見た目ほど醤油ダレは利いておらず、単調な印象。

麺は中細ストレート。最初こそ相応にコシがあるのですが、かなり早い段階でだれてきて、中盤ではにゅうめんを食べているような食感に。思ったより麺量が多く、完食まで苦戦しました。

チャーシューは味付けがほとんどなされておらず、肉の旨みもほぼ抜けたもの。その他の具は、メンマ、ほうれん草、なると、ネギとシンプル。特筆すべき点は無し。

伝わってくるもののない1杯でした。