積極的に消費活動をするように心がけてはいるのだけれど、わざわざ新店でラーメンを食べるためだけにどこかの町へ行こう、という気になれていないのも事実。

 街頭では募金を呼びかける人々が立っていて、無視して通り過ぎるとまるで責め立てられているかのように感じますが、得体の知れない人間に、誰が1万円単位の現金など託すでしょうか。私に限らず、ある程度の金額を送ろうという気になった人であれば、しかるべき真っ当な窓口を通じてお送りしているはずです。

 街頭に立って募金を呼びかけてる時間があるなら、その分十分な休養をとって元気に仕事をして、稼いだお金を被災地にお送りすればよいのではないでしょうか。もっと生産的なボランティア活動をしても良いし、地元のお店でお金を使うだけでも良い。誰もが分かっていることを、わざわざ街頭で呼びかけようという意味が分かりません。芸能人やスポーツ選手のイベントとしてやるならまだ分かりますが。

 で、3月の5杯。食べ歩きというより純粋な食事が多かったですが、5軒に絞るのは難しい。ハイレベルなお店が多かったです。

紬麦@秋葉原
とら食堂@東急渋谷催事
麺匠 清兵衛@川越
さしみや五坪@蒲田
横濱飯店@茅ヶ崎(肉そば)

 どうしても食べたくて平日にむりやり時間を作り、待望のとら食堂の1杯をいただいたのが3月1日ですから、まだ1ヶ月ですか。すっかり生活が変わってしまいましたね。次点は、博多どんたく@さがみ野、よか楼@熊谷、笑堂@川越。有名店ばかりになってしまったのは、たまたまです。
 これらにもまして印象に残ったのは、震災後職場で一晩を過ごした後の1食め、いつもと変わらぬ光景が見られた築地「井上」さんと、初めての計画停電のまっただ中、ろうそくの明かりの中で食べた「ツケメンヤ NB59@川越」さん。