湘南台は「たっくんち」の跡地に新店。駅からは近いのですが、半地下で全く目立たない立地。前店は加えて店名やコンセプトなど、実食せずとも短命確実というお店でしたが、今回は、「万年青」や「龍の髭」ご出身の方だということで期待。「らーめん 麺の月」さん。

【実食メニュー】 塩らー麺+味玉(¥630+¥70)
 筆頭が塩ですのでそれを。
 
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【感想】 鶏ベースのあっさりながらボディのしっかりしたスープに、ほどよい魚介の香り。いわゆる典型的な淡麗系よりも輪郭がくっきりしている印象。揚げネギもアクセントとして良いです。

 惜しむらくは、タレが塩辛すぎて全体のバランスを失しています。フッキングとかいうやつを無理に意識したものでなければよいのですが。塩ラーメンなのだから、スープをじっくり味わえる方が好み。

 麺はざくざくっとした小気味よい食感の低加水な中細ストレート。スープとの相性は良好。チャーシューはほろほろっと柔らかく、メンマも素材の良さを感じるもの。味玉もきっちり半熟、味加減も良く、具のひとつひとつまで丁寧なお仕事。

【総評】 タレを弱くするだけで、ぐっと変わってくるように思います。小さなテーブル席ばかりのレイアウトも工夫の余地があるような気もしますが、価格も良心的ですし、立地をはねのけるだけの実力のあるお店だと思います。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)