オープン時から課題店のひとつではあったのですが、目黒に行く機会があまりなく半年くらい経ってしまいました。「麺菜館 孝」さん。一度日曜日に来て定休だったんですよね。同時にフラれた「藤しろ」と合わせてのリベンジ訪問です。

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【実食メニュー】 雲呑麺・塩(¥850)
 清湯スープと白湯スープの2本立てで後者は限定、基本メニューが無いので、清湯の中からひとつ好きなもの、という選択。

【感想】 「まるで高級中華料理店の味わい」との謳い文句は、まさにその通り。鶏と豚の旨みをじっくり抽出した透明感のあるスープは、丁寧に味わって素材の味を感じ取る楽しみがありますが、世間的にはさすがに淡いかも。これだけやさしい味わいながら、塩がややとんがっている印象なのは惜しい。

 麺は細ストレート。こちらは中華料理店のそれよりもパツンとしてハリもコシもあるもので、美味しい。雲呑は大ぶりかつ、鶏と海老の旨みが活きた餡で満足。特筆すべきは色鮮やかな野菜がたっぷりめに入るところ。金針菜などラーメンらしくなくて面白いし、ジューシーさと適度な歯ごたえが共存するカブの仕上がりが秀逸。

【総評】 高級中華料理店の麺メニューだけを専門で出すというコンセプトは面白いですが、どれだけ受け入れられるか。食後に愛玉子とマンゴープリンをサービスしていただき、こちらもなかなかでした。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)