浜松町での開催になって3回目でしたっけ。参加店舗の顔ぶれも魅力が無くなってきた気がするのですが、何でこんなに混むようになったんでしょ。今までは平日の夜9時頃に杯数を稼いでいたのですが、今回は平日の夜は大行列で全く駄目。特に、台風直撃を除き、雨天でガラガラという日が全くなかったのが痛い。

 平日開場直後とか、平日午後4時過ぎとか、休日夜とか、何とか時間を見つけて各週3軒ずつどうにか食べましたので、簡易レビュー。

第1陣
マタドール ☆☆☆☆☆☆(6.0)
 牛白湯としては無難な味わい。それなりに牛らしい甘みやねっとり感は出ていたと思いますが、タレがしょっぱかった。缶のコンビーフのような、パサパサの牛チャーシューのジャンク感がよかったです。

JET ☆☆☆☆☆☆★(6.5)
 実店舗のレベルからすると、あと一歩の気がしますが、鶏煮込みの名にふさわしい濃厚な味わい。麺のもちもち感も良し。

はせ川 ☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)
 喜多方らしいかは抜きにして、鶏清湯にきれいに魚介が利いて、背脂の使い方も上手。多加水もっちり麺との相性も良く、投票は長谷川に3票。

第2陣
ムタヒロ ☆☆☆☆☆☆★(6.5)
 煮干しガツンなのですが、えぐみの方が目立つ感じで、たれもややしょっぱめ、ベクトル的に嫌いな味ではないのですが、随所で微妙にずれていたかな。

啜磨専科 ☆☆☆☆☆☆★(6.5)
 実店舗とあまり変わりのない味で勝負してきたのかな、と。焦がしネギとかスモーキーなチャーシューとか、小技が光りました。

サンジ ☆☆☆☆☆☆☆(7.0)
 とみ田インスパイアというだけあって、手堅く旨い濃厚豚骨魚介。麺がごわごわで粉っぽかったので、大きく評価を下げました。


第3陣
五福星 ☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)
 3陣に「とみ田」「六厘舎」「一燈」と行列店を集中させた結果、空いていて助かりました。おそらく、間違えて熟玉がトッピングされていた模様。昨年同様の桜エビの低温焙煎ですが、海老の風味が心地よく全粒粉入りの麺も味わい良し。何より、ローストポーク、ピクルス、熟玉と、これでもかと繰り出される絶品の具の数々に脱帽。2票入れました。

無鉄砲 無心 ☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0)
 開店前に偶々入れたのでありつけました。期待以上でも以下でもないけど、唯一無二のド豚骨。タレが底に沈んでいたようで、後半塩辛くなるところだけ惜しい。明らかに麺が多すぎてスープ割りどころか、タレが無くなる寸前だった点は、もう少し考えた方が。1票入れました。

一幸舎  評価無し
 多少時間が余り、ここだけ空いていたので。こちらも本店にお邪魔していますが、わざわざ専門外のつけ麺イベントに参加しなくても良いのでは。タレの濃いつけダレに加水率を高めた麺では、この店らしさが何処にあるのやら。

 「ほうきぼし」や「稲葉」が実力を見せつけた昨年と比べると、やはり物足りない。最後の週末がありますが、きれいに9杯なので、休日出勤しない限りは行かないでしょう。オペレーションが悪いというか、確実に11時に開店するのに最初の茹で上がりが11時5分過ぎとか、20時より前に終了する店が出たり、あれ、と思うことも。そんな中で、純粋に長さだけだと「サンジ」が一番並んだのですが、太麺なのにダントツで回転が良かったです。