小倉の老舗「永楽」の暖簾分けというお店が何故か逗子に。駅から伸びる商店街の一画に昨年7月にオープンしながら、ラーメンデータベースの登録までに半年を要し、私も最近まで全く存在に気づかなかったお店です。黒を基調とした店内は落ち着きと清潔感あり好印象。

【実食メニュー】 らーめん(¥690)+小ご飯(¥100)
 出自を知っていると、高菜でご飯を試したくなるのです。

【感想】 久々に来ましたね。濃度、粘度ともしっかりした重量感ある豚骨スープ。豚骨の旨みが凝縮され、油の分離もなく過度なくどさは感じさせず、多少の臭みは良いアクセント。タレも濃厚スープに負けないだけしっかりと利かせ、非常にバランス良い仕上がり。

 麺はこの種のラーメンとしても細い部類。固さ指定の掲示がなかったためデフォルトですが、低加水ながらボキボキ感よりもみっしりした噛み応えと香りが印象的で、固すぎない方が美味しい気がします。具は柔らかいチャーシュー、モヤシ、ネギに海苔とシンプル。卓上の高菜はしっとりめで辛さはほどほど、白飯に合います。

【総評】 驚きのハイレベル。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0)