物を書いてネットで公開しようとする人間は、論拠を示した批判を受けた場合には、釈明なり反論をするか、黙って削除訂正をするか最低限なすべきであって、放置して風化するのを待つというのは人として最低だと思うのだけど、ごにょごにょ。

 新丸子(武蔵小杉からも悠々徒歩圏)にオープンした新店は、実は「麺喰酒場 月音@武蔵小山」の復活とのこと。「酒場」と付く店は訪問できないので、今回が初訪。神奈川の新店にしては珍しく、東京中心のブロガーさんの素敵なレビューがたくさん上がり、やや行きにくい場所ながらスープ切れも覚悟で平日夜訪問。

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【実食メニュー】 旨いるどらーめん(塩)(¥800)
 複数メニュー店舗につき、まずは筆頭の一品。

【感想】 鶏豚白湯に生クリーム等も加えたというスープは、印象としては鶏白湯寄り。動物系のコクと旨みはしっかりと引き出しつつ、くどさはなくほのかな甘みも自然で、クリーミーかつすっきりとした飲み口。黄色がかった油の加減、尖ったところのない塩ダレも非常にバランス良く、こってりにもあっさりにも振れすぎない仕上がり。

 麺は中太ストレート。滑らかさと適度なコシの両立が達せられており、スープとの相性はバッチリ。しっとり低温調理タイプの鶏チャーシューは臭みなく美味、ホタテ、オクラ、シメジという個性ある具たちも下味しっかりでやや洋風テイストのスープに合います。別皿で大葉とピンクペッパーを提供するのも面白い試み(個人的には、そのままで十分飽きないです)。

【総評】 一見変化球に見えて、看板メニューに相応しい完成度。接客の感じも非常に良いですし、別メニューも食べに来たい。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)