三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

ケェキ・和菓子・甘味

神田 亀澤堂の豆大福

豆大福シリーズ。神保町交差点から水道橋方面に少し行ったところにある、外観はかなり地味なお店。「亀澤堂」さん。お店のHPまで、「水野真紀オススメ」一本でアピールするのはどうなんでしょうか。100年続いた老舗なんだから、それだけじゃないでしょ。

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こちらの豆大福も、結構個性が強い方かもしれません。まず思うのは、丸っこくてサイズが小さいこと。ゴルフボールよりわずかに大きいくらいでしょうか。

そして、豆が白っぽいのが大変珍しいですよね。一般的なエンドウ豆ではなく、大豆を使っているのだそうで。

豆大福という言葉から思い浮かべる素朴でごつごつしたイメージからすると、実にかわいらしくて上品。

つぶあんは大福としてはかなり甘さ控えめで、お豆も大豆ですからやわらかめ、おもちも程良いやわらかさで、それぞれが主張しすぎずバランスが取れていて美味しいです。

和楽紅屋の七尾鳥居醤油ロールケーキ

うちがスイーツ系ブログだってこと、みなさまお忘れかと思います。ネタはいくらでもあるのですが、なかなか書くタイミングが無いんですよね。

これも毎回寄って確かめてはみるのですが、午後7時近くともなれば、まず売り切れですよね。本当にたまたま残っていたので、他にもお菓子を持ってたけど買っちゃいました。「和楽紅屋」の「七尾鳥居醤油ロールケーキ」です。

芸能人ブログを定期的に読んでる方ならご存じ、ともさかりえさんのブログにお気に入りとして何度も登場する、例のやつですよ。玉川高島屋とecute品川でしか買えないという、レアな逸品。

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醤油のロールケーキって…、と半信半疑でいただいてみますが、なるほどと思わせますね。外側の生地と、生地と生クリームの間にあるカスタード層の二つにお醤油が入っています。

お醤油の香りが、あたかも焦げたカラメルソースのようにふわっと立ちのぼり、決して奇をてらっただけのものではないことを感じさせます。

ただ、お醤油の入ったカスタードがかなりねっとりとして、本来ロールケーキに期待する後味のさっぱり感が無いのが非常に残念。舌にねばつくので、お醤油味が突出する形で結構あとを引きます。あと1歩。

上野駅前岡埜栄泉の豆大福

豆大福シリーズ。今回は「上野駅前岡埜栄泉」さんです。こちらの特徴は、姉妹品としてよもぎ大福・ずんだ大福もあること。閉店間際の時間でしたが、残っていたので購入。

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ええっと、愕然としました。豆大福に凝ってとりあえず有名店は結構食べてみましたが、ダントツで不味いです。

豆大福サイトで、岡埜系の豆大福はべちゃべちゃで×、みたいなことが書かれてまして、岡埜を一緒くたに扱うのは乱暴だと思ったのですが、これはまさにその通り。

ぐちゃぐちゃで全くコシのない餅に、完全に他の素材に埋没してしまってほとんど香りのしてこない豆。

何一つ褒めどころのない、これが人気だとはにわかには信じられないひと品。よもぎ大福とかずんだ大福とか以前の問題。

虎ノ門岡埜栄泉の豆大福

えっと、豆大福シリーズは一番有名なこちらから始めましょうか。「虎ノ門岡埜栄泉」さん。

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定番中の定番ですが、やっぱりこちらのは美味しいと思います。現在岡埜は30以上あるようですが、虎ノ門で特徴的なのは、あんこがこしあんであること。

ひとつひとつがはっきり主張する、おもち、こしあん、赤エンドウ豆の3つの素材が、お口の中ではじめて混ざり合い、ひとつの味を織りなす、その過程がはっきりと分かるのが何とも心地よい。

おもちはしっかりとコシがあって、あんこは甘さ控えめ、ほんのり塩味も効いて、全体にすごく上品です。お昼休みともなると行列になるのも頷けます。

三原堂本店の御守最中

事務所おやつ。どなたか依頼者の方がお持ちくださったものでしょう。手みやげ本にも載ってる名店ですから、ありがたく紹介します。水天宮は「三原堂本店」の「御守最中」。東京駅でも買えるようです。

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ただいま衝撃の事実が判明。本郷の「三原堂」はこちらの暖簾分けなので、「御守最中」と「大學最中」は同じ商品だそうです。包み紙(袋)が違うだけで、どっちも縁起物ってことですか。本店は塩煎餅で有名、本郷が最中で有名ってのもおもしろいですね。

ビニール詰めになってた(駅等で買った物かな)ことも関係するんでしょうかね、他店の最中とはちょっと異質な印象。230円とかなりお高めな価格設定に比例するかのように、あんこが隅までぎっしり詰まって、なかなか重量感があります。

で、食べてみますと、皮とあんが一体となって、かつ全体でザクッとした歯応えがあります。最中というと馴染んでくると皮がしっとり、というのが通常なので面白い。非常に存在感のある最中ですね。美味しいです。

虎ノ門岡埜栄泉のワッフル

事務所おやつ。復活和菓子シリーズの第2弾は虎ノ門「岡埜栄泉」のワッフル。岡埜栄泉=豆大福のイメージですが、ワッフルも3番人気なんだって。早足で往復20分弱、一度は行列で断念したのを再チャレンジ。昼休みに買って来て執務ブースでいただきました。

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ちなみに岡埜栄泉、明治時代に「岡埜七軒」と七店舗に暖簾分けしてから総本店は消滅したようで、今の大勝軒みたいなもんですかね。「岡埜栄泉」と「竹隆庵岡埜」の関係はまだ不明です。

どらやきのようなべとつきがなく、ふっくらながら非常に弾力があって重量感を感じるワッフル。気泡が小さくて生地が詰まってる印象。風味は人形焼きなんかの生地に近いけど、もう少ししっとり。アンズのジャムとの相性も◎。

豆大福のレポートはまた後ほど。

空也の空也もなか

当初はラーメン専門ブログではなかったことをふと思い出し、和菓子シリーズ復活。最近ケェキを断って和菓子専門なんですよね。1回目はここ以外有り得ないでしょう。銀座は「空也」の「空也もなか」。

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知名度と入手の困難さでは東京一でしょうね。予約で全部売り切れですし、当日予約ではまず無理。今回は3日前の予約で30個確保できました。20個は贈答用です。購入はおそらく10個(千円)単位のみ。

箱の中に無造作に10個が並べられ、箱と外袋に入った状態でも、香ばしい皮の香りが辺り一面に漂います。あんは、ちゃんと客がお店に取りに来る直前に詰めてくれるようです。嫌が応にも期待は高まりますね。

さぁ、注目のお味なんですが、思ったより平凡というか、他の名店の最中と比較して何か、という点は見当たらない気がします。一応、作り立てと皮が馴染んでからとで食べ比べはしてみたのですが、いずれにしても格別……コストパフォーマンスは宜しいかなぁ程度で。まぁ最中の名店はいくらもありますからね。好みってことで。

みつばちのアイス最中(マンゴー)@湯島

時系列では、六角家のつけめんの続きです。やはり家系は家系ですから、何か口直しが欲しいなぁ、と思いつつ湯島方面にふらふらっと歩いてましたら、あるじゃないですか、「みつばち」。

あたし存じてなかったんですよ。ここが「小倉アイス」の元祖のお店だなんて。知ってたら当然小倉を食べてましたよ。小倉は芋甚で何度も食べてることもあり、何よりショーケースの中の色とりどりのアイスにうきうきしてしまいまして、初めてなのに変則のマンゴーを。

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ラーメンの後にマンゴーシャーベットはさっぱりで嬉しいですし(ややオレンジっぽい印象を受けました)、量もたっぷり詰まって満足なんですが、もう一度元祖の味を食べに来ないといけなくなりましたね。

しかし東京は、こういう素敵な食べ物が当たり前のように売られてるからいいですよね。このパリっと感こそがアイス最中の醍醐味ですから。食べながらやなか珈琲店に駆け込んで(「湯島ブレンド」がお気に入りなの)、焙煎待ち時間のサービスのアイスコーヒーをお供にいただきました。

追記:こんな記事書いてたら、「GIRLS A GOGO」で湯島特集って……小倉アイスの元祖だとか言うてるし、豆の甘さが生きてるんかぁ、そうかぁ……

セレネー@セレネー・根津

いつ以来ですかね。2度目の登場は根津の名店、セレネーさん。たたずまいは町のケーキ屋さんって感じですし、見た目でアピールするケーキがあるわけでもなく、クラシックショコラ?210?という庶民派のお値段。それでもこれだけ有名になったのは、その確かな実力が認められたということでしょう。

セレネー=モンブランでイメージは定着してますが、実はその名も「セレネー」なるケェキがあるんですね。午後7時過ぎでしたが残ってましたので、本日はこれ。

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見た目は三角形の大ぶりなチョコレートケーキで、半分に切っても満足できるサイズで?400というお得感。しかし、食べてみると全然違うんですよ。

イメージとしては、シブーストの系統と思っていただくといいですかね。焼きリンゴが主役のケーキです。複雑な味といいますか、何層も折り重なって、ちょっとまとまりに欠けるかな、という気がしないでもないです。

メモってこなかったんで正確かはわかりませんが、ダクワーズ生地、焼きリンゴ、醗酵クリームに紅茶のスポンジ、コーヒークリーム、ねっとりしたチョコレートソースで全部かな。ポイントは醗酵クリームでしょう。甘さは全く無くて脂肪分も低め、ほのかな酸味があって、全体をさっぱりしたケーキにまとめあげています。

長くなったので、その他のケーキは項を替えて書きます。

エーグル@ロワゾー・ド・リヨン

最近ね、ブログに書こうと思ってたら突然テレビにその店が映る、ということがよくありまして、「スマスマ」後のスウィーツ紹介の3分番組に、突然ロワゾー・ド・リヨンの「ガトー・フランボワーズ」が。

というわけで何度目かな、誰かのお誕生日の度に登場します、「ロワゾー・ド・リヨン」。今回は両親にペカンとオペラを食べさしたろうと思いたって。「ガトー・フランボワーズ」はあたしの中では3番目なんですわ。そうそう、「クドウ」の回の訂正、ペカンも濃厚なバタークリームでしたね。

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で、今回は新作の「エーグル」。これもなかなかに凝っていますよ。模様のついたスポンジで丸く囲われた中に、また食感の異なる生地が入り、中心部に球状のチョコレートが隠れています。その上にバニラのムースとレモンのムース。

やはりバターが感じられ、ねっとりと割と重ためで味も平板なケーキが、レモンの酸味でさっぱりした爽やかなケーキにがらりと変わります。

上にのせられた果肉も酸味を抑えてあってバランスを損なわず、食感の異なるゼリー状のものも加えられ、単なるデコレーションでは終わりませんね。

「ガトーフランボワーズ」での検索が早くも伸びております。
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