三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

らぁめん(新宿区)

和ごころ@四ッ谷

 四ッ谷のしんみち通り入口横の居酒屋さんで、「ぶちうま」リスペクトの広島つけ麺を出していることはずっと知っていたのですが、土日は完全休業のようで長いこと行かれずにおりました。何年越しか、ようやく平日にタイミングが合い訪問。「和ごころ」さん。

【実食メニュー】広島つけ麺(¥900)
 メニューはひとつだけ、注文せずとも出てくる系のお店は久しぶり。辛さは自己調整なのか。

【感想】 麺と野菜の盛りのビジュアルはほぼ完璧に「ぶちうま」。タレをいただいてみると、トマトの酸味とコクが弱めで、若干の「めんつゆ」感がありちょっと違うことは否めない。ただ、卓上の辛味の味はほぼ同じではないかと思われ、辛さを増していわゆる10辛20辛に近づけてゆくと、徐々にそれらしい雰囲気になる気がしました。レモンを搾ってもいい感じ。

 麺は低加水ボキボキの細ストレート。ネット情報で確定ができないので断言できませんが、「ぶちうま」と同じ物ではないかと。文句なしに美味しい。野菜はキャベツ、キュウリ、ネギ。最近何軒か東京進出した広島つけ麺の店は、いずれも野菜が致命的に不味かったのですが、こちらはみずみずしさ、甘さと申し分なし。チャーシューはもう少しレア感があるといいな。

【総評】 「ぶちうま」は私のオールタイムベストでも上位に来るレベルの好きな味でしたから、比較したら当然に劣るのですが、ここまで近いものが久しぶりに食べられたことに満足。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

にぼっしー中華そば家@四谷三丁目

 「ちとせ」「鯛塩そば 灯花」と、年間ベスト級のお店を連続で輩出してきたこのエリア。そちらに気をとられて新店が1軒残ってしまいましたが、平日お昼に通りかかりましたので、これ幸いと訪問です。「にぼっしー中華そば家」さん。「我竜冥心」の店主さんのお店のようですが、前店もその前も訪問歴なし。荒木町の、「まるいち」や一条さんの「がんこ」より1本四ッ谷寄りの通りにありました。

【実食メニュー】燻人玉そば(¥800)
 いわゆる味玉入り。麺量260グラムとのこと。

【感想】 永福町系を引き合いに出すレビューが散見されましたが、あれほど煮干しが前面でも油で熱々でもなく、嫌みのない煮干しの香りがじんわりと身体に染み入る、上品でやさしい味わい。「たけにぼ」みたいな古典的な東京煮干しラーメンとも違う趣きで、厚みがあり飽きさせないスープ。

 麺は「JIRAIGEN SYNDICATE製麺」製のやや平打ち太縮れ。もっちりして、一定のコシを残し260グラムがするすると胃に収まる、絶妙な柔らかさの茹で加減。チャーシューはほんのりピンク色の焼き豚タイプ。肉の旨みが凝縮され香ばしくお見事。燻製玉子は、豊かな燻製の香りと固ゆでになりすぎない黄身の加減が絶妙。

【総評】 この仕事ぶりからすると、とんでもないコストパフォーマンスの良さ。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0)

中華そば 葉山@牛込柳町

 オープンは10月ながら、ひと月ほど経過して突如話題になったこちら。都内で青竹打ちの自家製麺がいただけるという希有なお店。「中華そば 葉山」さん。話題になる前に気付かなかったこちらが悪いわけで、注文毎に最後のひと手間を加えるという提供方法と店主さん一人での営業、行列人数に比して思いっきり待つことになりますが、それも含めての素敵な体験。

【実食メニュー】 あじ玉中華・並(¥780)

【感想】 山形の中華そばをイメージとのことで、素朴な味わいを予想していましたが、あっさりな中にも魚介をしっかりめに利かせてインパクトもあるもの。その後は無化調らしい、雑味が無くじんわりと身体に染みわたる美味しさがあとをひき、飽きの来ない味わいに最後まで飲み干してしまいます。

 麺は提供直前に最後に青竹で打ち、手揉みを加えています。いわゆるピロピロとした啜り心地ながら、力強いコシと噛む毎に広がる豊かな香り。こんなに美味しい麺は、ここ数年でお目にかかった記憶がないくらい。チャーシューは肉厚ほろほろで、こちらも絶品。メンマも乾燥メンマを戻したもの、小気味よい食感と熟成された旨みが秀逸。味玉もいい半熟と味加減でした。ネギの切り方さえ、食感や麺との相性がよく考えられています。

【総評】 決してファストフードでない、素材と手間を惜しまずひとつの料理として完成された1杯。素晴らしかったです。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)

麺屋 正路(まさみち)@大久保

 TRYの大賞なんかも発表されていますが、私の年間ベストはここになりそうです。ネットにほとんどレポートはありませんし、食べることができたのも偶然です。大久保は「鯱」の三毛作目のブランドに当たるのかな、現時点での営業日は木曜日と土曜日のようです。「麺屋 正路(まさみち)」さん。お店自体は「鯱」のオープン時以来、2度目の訪問となります。

【実食メニュー】 味玉総州古白鶏の塩らーめん(¥850)
 塩が筆頭のメニュー構成につき、塩から。

【感想】 鶏白湯全盛の時代にあって、半濁の黄金色の鶏スープというのは、それ自体非常に珍しい気がします。とにかく鶏の旨みの凝縮感が素晴らしく、ぎらぎらした見た目ほどの重さはありません。尖りのない塩ダレも鶏を引き立て、クセのない鶏の美味しさを口いっぱい存分に楽しめる贅沢なもの。今は無き「山彦」のように、鶏を知り尽くしたお店のそれという印象。

 麺は驚くほどの極細でつるつると滑らかなもの。しかし見た目に反して、しっかりとしたハリとコシがあり、スープをしっかりと持ち上げます。とどめはチャーシューに代わる鶏のたたき。プリッとした弾力と鶏肉本来の旨みを楽しめる絶品。穂先メンマも美味しいです。

【総評】 これって原価も相当なものじゃなかろうか。すごい。☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9.0)

田中屋@神楽坂

 惹かれる新店が無くて都内の食べ歩きから少し遠ざかっていたのですが、少しずつ少しずつ。田中商店系列で、「田中そば店」とは若干毛色の違うお店が神楽坂にオープンとのことで。神楽坂から一本路地を入ったところですが、わかりにくさはなく、早くも盛況のご様子。

【実食メニュー】 中華そば(¥780)
 山形味噌もあるのですが、この店の個性を感じられそうなこちらに。背脂入りの「こってり」も可能だそう。今回はデフォルトで。

【感想】 見事に澄み渡った美しいクリアなスープ。脂分もほとんど感じさせないながら、ふくよかでコクのある味わい、丸みのある塩ダレと、あっさりな中で厚みのある飽きの来ない仕上がり。途中で卓上の「特製唐華」を加えると辛味とコクがプラス。ネットでは途中で背脂をもらっている人もいたので、それも楽しんでみたかった。

 麺は滑らかかつしなやかな中太平打ちストレート。ややソフトめな口当たりで適度なもっちり感、スープとの相性は大変によろしいです。ロールのチャーシューは柔らかくスープに合わせ控えめな味付け、メンマもしかりで素材そのものの味わいが良い。

【総評】 場所柄あっさり味が好まれそうですし、いろいろとセンスを感じますなあ。☆☆☆☆☆☆☆(7.0) 

蒙古タンメン中本@新宿

 朝から新宿でお仕事。新宿なら10時台でも何処か開いているだろうと歩いていたら、最初に見つけたのが9時から営業の「中本」。一度目黒店で「蒙古タンメン」を食べて、辛くもなく薄っぺらい味で人気の理由が理解できなかったのですが、もう少し辛いメニューを食べずに見限るのは良くないだろうと思っていましたので、良い機会と訪問。

【実食メニュー】 味噌卵麺(¥880)
 基本的に辛さは強い方ではないはずなので、北極(辛さ9)にするのはリスキーかと、その1段階手前(8)のメニューで。

【感想】 印象が180度変わりました。確かに辛いのですが、辛み成分がスープにしっかりとコクを与えていて、辛いラーメンの王道というべき美味しさ。通常ペースで完食できましたが、最終盤では水が欲しくなったので、日常的に食べるなら辛さは7くらいが良さそうだし、北極だと少ししんどいかもしれない。

 麺は中太縮れ。くたくたで食えたものじゃないというイメージがありましたが、太さの割に軽い印象ながらコシを残した良い茹で加減で美味しかったです。「蒙古タンメン」はとにかく極限まで煮込まれた白菜などが苦手だったのですが、こちらの具は豚バラとシャキシャキのモヤシで美味しい。

【総評】 はまる人がいる理由が、少しだけ分かりました。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

辛味噌 麺屋 赤岡@新宿

 歌舞伎町ど真ん中の新店。「わう」の跡地ですね。いくらブームとはいえ、歌舞伎町で鶏白湯、横浜でも知名度が高くないお店が、とは思いましたが、やはり。味はそれなりだったのにな。代わって開業は「辛味噌 麺屋 赤岡」さん。午後2時オープンというのが場所柄ですなあ。


【実食メニュー】 辛味噌らーめん(¥900)
 山形味噌ラーメンのインスパイアとして話題のメニューを。

【感想】 見た目は確かにそれっぽいのですが、シャバっとした清湯スープに魚介が利き、分厚い油の層。そのままでは味噌の主張は弱めで独特な酸味が強く、正直なところ理解できない味ですし、辛味噌玉を溶かしても唐辛子の辛さばかりが強調されて、味噌ラーメンだということ自体がピンと来ないまま。

 麺は中太の平打ち縮れ。もっちりした食感で単体では美味しいと思います。チャーシューは丸バラで柔らかく仕上がっています。その他、メンマ、なると、海苔という構成で、高めの価格帯は場所柄というところ。

【総評】 完全に好みを外れていました。

八幡浜ちゃんぽん 莢(SAYA)@四谷三丁目

 「八幡浜ちゃんぽん」なる食べ物が都内進出とか。不勉強にしてその存在すら全く存じ上げませんでしたが、現地を訪問する機会もないでしょうから、さっそく食べてみましょう。人気の鉄板焼きのお店の新ブランドだそうですね。白を基調にした内装とか、丁寧な接客とか、いいお店が手がけていることがよく分かります。

【実食メニュー】 八幡浜ちゃんぽん(¥790)

【感想】 非常にすっきりとしたクリアな鶏ガラスープに和の出汁を合わせ、具のじゃこ天からの香りも程良く乗ってきて、あっさりながらも飽きの来ない味わい。いわゆるソウルフードが、こんなに洗練された品のある仕上がりでよいのでしょうか。

 麺は中太ストレート。「来来来」とか本格派仕様のちゃんぽん店にあるような、ぽくっとした歯切れよくコシのない麺。あっさりスープとの相性は大変よいです。炒め野菜はシャキシャキ、個性ある具としてはじゃこ天、これが食感、香りとも実によいアクセントに。

【総評】 お気に入り。全く異なる業態でここまでの水準となると、鉄板焼きのお店はきっと素敵なお店なのでしょう。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

ラーメン 紀之傳@高田馬場


 最初っから危惧はしていましたが、思った以上に早かった「篝火」の路線変更。今回は生姜風味の長岡っぽい味だとか。「ラーメン 紀之傳(きのでん)」さん。入ってみて分かったけど、座席の間隔が狭すぎて、良い印象無かった店だ、ここ。

kinoden

【実食メニュー】 チャーシュー麺(¥800)
 デフォルトメニュー+100円でチャーシュー麺とあれば、こちらが看板でしょう。

【感想】 清湯スープに甘めのお醤油ダレ、やや多めの油と、クセになるラーメンのポイントは押さえつつ、化調感が無く見た目以上にすっきりキレがある、実力店の作る味という印象は受けます。生姜の味わいがややおとなしめで、もう少しガツンと利かせても面白そう。

 麺は中細ストレート。ハリがありコシも強く、パツンとした歯切れの良さも印象的で、美味しいです。特筆すべきはチャーシュー、超肉厚で噛み応えも豚の旨みも兼ね備え、しかも300グラム近いのではないかという大盤振る舞い。連食には困りますが、この心意気たるや。

【総評】 前店よりも、常連客がつきそうな感じ。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

中華蕎麦 きみの@飯田橋

 飯田橋、というよりは神楽坂の新店。神楽坂をのぼり始めてすぐ、右手の「神楽小路」という路地に入り、同小路途中の「みちくさ横丁」にお店はあります。小料理屋さんのような佇まいで、知らなければまず来られない立地。女将さんの接客が丁寧で、外観通りの居心地良いお店。「中華蕎麦 きみの」さん。

【実食メニュー】 塩(¥750)
 塩が筆頭のお店は、やはり塩から。

【感想】 大山地鶏をベースに魚介類、乾物類、野菜をじっくり煮込んだというスープは、一つの味を突出させず、鶏のふくよかな旨みを軸に調和がとれ、実に滋味深い。塩味も素材の味を活かす最低限ながら物足りなさはなく、卓上には粋な木製の引き出しに入った各種調味料。伊達の旨塩、ブラックペッパー、スダチの絞り汁と、どれを加えても味の変化が面白く、元のスープがよいので全体の味が決してぶれない。

 麺は中細ストレートでカネジン製。適度なハリとコシがあるぽくっとしたもので、スープとの相性はこの上なし。チャーシューは味付けの加減が秀逸、メンマも素材の味わいがよく、細かいところまで丁寧なお仕事。

【総評】 ネットの評を見る限り、万人受けしないのは仕方のないことなのでしょうが、こだわりを体現した素敵な1杯。☆☆☆☆☆☆☆☆★(8.5)

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