三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

らぁめん(江東区)

麺屋 じねん@木場

 木場の新店。お盆休みに休日仕事をした帰り、何か食べようと新店を探したらこちらくらいしかヒットせず。「麺屋 じねん」さん。家族経営でしょうか。「奥久慈しゃも使用」が売りのようです。

【実食メニュー】らーめん(¥650)

【感想】 大きめの丼にスープがなみなみと。悲しいほどに殺風景なビジュアルは、田舎の食堂のよう。ほんのり生姜の香りもするさらっとした清湯スープは、実にシンプルな鶏ガラ醤油。まさに見た目通り何らの裏切りもない味わいで、何ともコメントしづらいところ。

 麺は三河屋製麺の中細縮れ。相応のコシと弾力で、シンプルなスープには合っています。具はチャーシュー、メンマ、半味玉。いずれも特筆すべきことはなく、彩りだけは再考の余地があるかも。

【総評】 新店でこの味というのは、なかなかの冒険という気がしました。☆☆☆☆☆☆(6.0)

あらやと麦六@亀戸

 亀戸の新店は、弘前の「あらや」というお店と大船渡の「麦六」というお店のコラボレーションで、3ヶ月間の期間限定出店だとか。要するに、マニア的には面白い、というやつで、市川でのお仕事のついでに狙って訪問。マニア的に面白い=平日の11時台は人がいない、ということで前後客なしでスムーズに。「あらやと麦六」さん。

【実食メニュー】 味玉サンマだし中華・醤油(¥800)
 売りのサンマだし中華を、味玉入りで。

【感想】 「生粋」的なやつではなくて、サンマの煮干しを中心に各種煮干しを使用したものとのこと。やや茶濁したスープは、ビンビンに利いた魚介風味が前面に押し出されて口中を支配するも、まろやかでクセのない豚骨スープがしっかりした土台を形成しており、実にバランスが取れています。卓上の「サンマだし」と書かれた魚粉を加えて途中でバランスを崩してみるのもまた面白い。

 麺は岩手県から取り寄せているらしい中太ストレート。滑らかでむっちり、コシもしっかりしてスープの持ち上げも良好。ジューシーに仕上げたチャーシュー、味付けしっかり半熟の味玉、歯ごたえも香りも良い太めのメンマと、具材も申し分なし。刻みタマネギのアクセントも効果的。

【総評】 純粋に、すごくセンスの良さを感じる1杯。☆☆☆☆☆☆☆(7.0)

紫つけ麺@紫匠乃・門前仲町

世に言う休日出勤。「東京ラーメンストリート」も時間を目一杯外せば「けいすけ」くらいは食べられるかと思ってましたが、「むつみ屋」さえ行列がありました。仕方ないので東西線に流れて、未食の店がいくつかあるはずの門仲へ。

既食は「有明」と「みすじ」で、未食の筆頭「晴弘」は中休みで、聞いたこともない店に入っても仕方ないので、「紫匠乃(むらさきたくみの)」に落ち着きました。23区の東側で複数店舗展開しているつけ麺のお店ですね。店名の字面だけ見ると、ある種の女優さんみたい。基本の「紫つけ麺」を。

昔は開化楼製だったようですが、現在は自家製麺。茹で時間8分半という極太ですが、アゴが疲れるようなひたすらコシが強いごわごわした麺ではなく、もっちりした食感のもの。並で380グラムとあって驚きましたが、出てきてみたら茹であがりの重さでした。

これに合わせるつけダレは、若干のとろみはあるものの、動物系がかなりライトなもの。味は甘みと酸味が中心で、魚介の香りはほとんどしなかったです。熱々で供されるのは嬉しいですが、やはり完全に麺が勝ってしまいますね。

ごわごわ麺ではないので、卓上のカツオ粉を麺によく振りかけて食べれば何とか、という感じ。スープ割りは頼む気になりませんでした。つけダレに白菜が浮き、底からは挽き肉が見つかるのですが、効果のほどは分からず。

麺の上にひと切れのチャーシュー。焼肉のタレのように濃い味付けでいま一歩。今や、ラーメンよりつけ麺の方が価格設定が高めなのが当たり前になっていますが、これは他店のラーメンよりも原価がかかっているのでしょうか。750円だったか、CPがいくらかよろしくないようにも思えました。☆☆☆☆☆★(5.5)

らーめん@らーめん 一品・西大島

昨年の新店はひととおりはチェックしたつもりですが、何軒か残ってしまうのは仕方のないところ。今回はその中の1軒、西大島の「らーめん 一品」さんへ。

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「大島銀座通り商店街」にあるとか言われるとよく分からないが、西大島から明治通りを亀戸方面に歩きつつ、脇道を注意して覗いていれば見つかります。あとのこともあるので今回は「らーめん」。

水戸の名店「すずき」の影響を受けた店とのことだが、雑誌や初期訪問者のブログと見た目がかなり違う。玉ねぎや背脂らしきのは浮いていないし、スープの色もさほど濃くない。色々試行錯誤しているのかな。

スープはかなり好みの部類。丼に注ぐ際きれいな黄金色をしていた透明感あるスープは、非常にキレがある。煮干しを中心に、品のある魚介の香りが鼻腔をくすぐり、正統派ながらも洗練を感じる。

麺はこちらも敢えて昔ながらを狙ったのだろうか。中太の多加水の縮れ麺で、ぷよぷよした食感で全体にやらかめ、正直好みでは無いなぁ。

初期のデータでは「太田製麺」となっていたが、「麺工房 青柳」という馴染みのない麺箱に、ひとつだけなぜか開化楼のものが混じっていた。麺も変えたのだろうか。

チャーシューはやらかくて美味、さらに人の良さそうな店主さんが、チャーシューご飯を試食させてくれた。こちらはしっかりタレに味が付いて旨い。半熟玉子もまるまる1個入っていたが、これは味付けとかではなかった。

惜しむらくは、ラーメンの仕上げにネギにラー油をかけており、またチャーシューご飯にもおそらく辛い調味料が入っており、どちらかが喉にピリピリきて、すっきりしたスープの邪魔をしていた。勿体ない。

近所にあったらちょくちょく顔を出したいお店。☆☆☆☆☆☆★(6.5)

ラーメン+牛とろライス@ラーメン専門 みすじ・門前仲町

土日に仕事をしているような気もするが、平日に食べ歩いているような気もする。土日だと好きなところへ行かれるというのが多少違うか。いくらでも課題店はありますが、サイドメニゥも気になるこちらに5月のうちに。門前仲町は「ラーメン専門 みすじ」さん。

富岡八幡宮の真正面という立地はいいのか悪いのか。札幌の人気店「月見軒」の姉妹店だそうだが、「森住製麺」の麺箱に納得。狙いは5月中は半額という「牛とろライス」(?600→?300)に、もちろんラーメンを。

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デフォルトで?700は少し高めに思えるシンプルな1杯。札幌というが全くコッテリした様子はない。

できあがったスープを味見する様子に好感が持てましたが、かなり醤油ダレが前面に出て、ひと口目は酸味が強いな、という印象。魚介強めとのレポートが多かったが、まずは醤油でしたね。

10種の魚介に鶏ガラのWスープだそうだけど、魚粉も少し足してるかな。飲み進めていくと次第にタレと魚介の風味のバランスが良く感じられ、味としては特徴に乏しいが不思議と飽きがこない。ゆずの香りと細かい刻み玉ねぎがアクセント。

むしろ麺の方が光るものがありますかね。中太のストレートで、適度な弾力とコシを備え、それ自体の風味もいい。森住というと「純連」が浮かぶが、すっきりしたスープにもきっちり合う麺を作ってきますね。

チャーシューはやらかく、香辛料の使い方が巧い。メンマも既製品ではなく、臭みがなく美味しい。もう一つ何かあると見栄えがするんだけどなぁ。

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「牛とろライス」は、凍った生の牛肉をフレーク状にしたものを温かいご飯にのせ、お醤油味のタレをかけたもの。サイドメニゥで?600はどうかと思うが、予想通りの味で旨い。

予想通りの味というのは、ウチの大学の駒場の学食(2階)に「牛トロ丼」てのがあったから。数少ないマシなメニゥだったので唯一味まで覚えてます。

清潔感のある店内と、ご主人の丁寧な仕事ぶりは◎。評価は純粋にラーメンに対して。☆☆☆☆☆☆★(6.5?)

塩らーめん@美学屋・木場

木場といえば「吉左右」なわけですが、行列はできずともこちらも名店との呼び声が高い「美学屋」さん。塩を看板に据える無化調店で、こちらも間違いなく好みの店。12時頃の入店でしたが、近隣にオフィスが少ないのか、先客3名ですんなりと入れました。もちろん塩。

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ほどなく出てきた1杯は、まずその佇まいに驚かされます。あまりに美しい。透明感のあるスープに、目に鮮やかな青菜、はっきり濃いめの色のメンマ、大ぶりのチャーシュー、宣材写真用かと見まがうような、視覚的に美しすぎる外観。

スープは丸鶏メインの動物系に昆布&節の和風のWスープとのこと。無化調のハンデをものともしない実に芳醇な味わい。ベースとなる丸鶏の旨みはしっかりと出て確実なボディをつくり、そこに昆布のふくよかな香りが広がります。

ところどころで顔を出すのは表面の香味油のようです。節系のはっきりした魚介感はありません。塩ダレも丸みがあって、穏やかながらも全く飽きのこない絶妙なスープ。

麺はあまり耳慣れない「東屋製麺」製。「兼吉」とか近辺に卸しているお店のようですね。中細ストレートは低加水でサクサクした食感。しっかりした噛み応えがあり、スープとの相性は良好。

チャーシューはやらかいのですがやや脂身が多いのが残念。メンマはしっかりした甘めの味付けでいいアクセントになっている。青菜のシャキシャキ感もあっさりしたスープの中で活きてます。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0)

味玉つけ麺@吉左右・木場

東京修習も最終日、人間的な昼飯の食べられない日々に向けて、貴重ならーめん研究日に選びましたお店はこちら、「吉左右」です。一応土曜日という選択肢もありますが、休日の行列は計り知れないので、やはり平日に。

40分前の10:50に到着してしまい、2人目。さすがに早すぎたかと思いましたが、1回転目(9人)に入るには11時には来ておいた方がいい様子。最終的には開店時で30人は越えていたでしょうか。注文は最初の5人全員一致の「味玉つけ麺」。

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いやぁ、素晴らしい。並んででも食べたい気持ちは分かります。いわゆる和風豚骨のお店はこのところイヤと言うほど食べてきましたが、それでもなお感動する余地が残っていたことに驚きます。

豚骨ベースの濃厚ヘビーな動物系と節系のWスープが完璧なレベルで一体となり、突出した魚粉感や脂っこさ、不自然な甘さは皆無で、油脂まできれいに乳化したつけダレは均質で隙がありません。逆に、スープ割をしてもほとんど変化がなく、単独で楽しむものではないかも。

更にハイレベルなのが自家製麺。一般的なお店に比べて細めの中太麺は一見するとつけダレに負けてしまうのではないかと危惧しますが、もちもち感と強いコシが同居し、存在感では全く劣りません。

既存の製麺所で、この太さでここまでの麺を作ることはまず不可能じゃないでしょうか。都内屈指のつけ麺との評価は当然でしょう。メンマやチャーシューは細切りでつけダレに入っており、どちらもよく馴染んでいます。

とどめに、味玉が確実に都内トップクラスの出来。ゼリー状の黄身の加減も味の入り具合も狂いが無く、つけダレに絡めてもそのままいただいても旨い。炎天下に40分はもう経験したくないですが、1度は来る価値があります。☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9.0?)

軍鶏水炊きらーめん@鳥料理 有明・門前仲町

ラーメン研究日をいただきまして、都内で開店日と提供杯数の点でもっとも敷居の高いこちらを訪問。「鳥料理 有明」の「軍鶏水炊きらーめん」。限定20食は外されたらしいのですが、営業時間1.5時間&スープ切れまでは変わりませんし、開店時で12,3人くらい同時入店になりましたか。

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昼は本当にご主人の川上氏お一人でやってらっしゃるんですね。同時に2杯ずつ手際よく作られ、ゆったり落ち着いたカウンター席で供される1杯は、シンプルながら非常に美しい。お昼からのこの贅沢感はなんとも心地よいです。

鶏専門店のラーメンとのことで、今はなき「山彦」の幻影にとらわれすぎてるんですかね、上品すぎてちと物足りないです。とろみはさほど感じないのですが、スープ自体に炊いたお米が使われているんだそうで、そのせいか若干の濁りがあり、鶏も非常に穏やかに主張してきます。

鍋の後の〆のラーメンみたいなイメージとも少し違いますね。お粥だとかのように、もっとやらかく品のある感じ。麺は開化楼の細縮れで、固めの食感だけどスープの持ち上げはしっかりして、さすがの相性のよさ。

鶏チャーシューは小ぶりであまり印象に残りませんが、もみじおろしがラーメンに合うというのは新鮮。最後に残ったスープに無料の「洗い飯」を投入すると、今度はタマネギのシャキシャキ感が効いてきます。卓上のポン酢をちょっとたらしてご飯をいただくと、キリッと引き締まる感じでいい。最後の1滴1粒まで残さずいただきました。

余韻に浸るでもなく、すぐ「こうかいぼう」を探してしまったのは、やはり自分が知らぬうちにインパクトのあるものばかり求めるようになってしまったということなのでしょうか。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

支那そば+味玉@蘭丸・西大島

こっちの方に来るのもずいぶんと久しぶりですね。西大島の「蘭丸」さん。「こうかいぼう」はご主人の入院で長期休業、「兼吉」は定休日とかぶりまして、純粋に1軒のみ訪問です。

午後6時過ぎに着いて、意外にも前後客ゼロ。塩の方が券売機では上にありましたが、今回は「支那そば」と味玉を。このところ本当に有名店ばかり回っているので、8点をつけるかどうかはかなり慎重に。

いろんな素材が複雑に絡み合ってはいるのだろうけど、最終的にはきわめて分かりやすいスープ。完全に鰹1本という趣。決して嫌いなわけじゃないんだけど、もっと繊細な感じの店かと思ってました。

よくダシが出ているというよりは、花鰹をダイレクトに丼に放り込んだような印象。魚粉ぽいのとも全く違います。ふくよかな鰹の香り・甘みが口腔を満たし、お醤油ダレもしっかりして、と来ればこれしかないとばかりに、揚げネギを全面的に効かせてくる。実にストレートな表現。

麺は自家製の中細でストレートに近い。むっちりした食感でスープの絡みもいいのだけど、若干柔らかめかな。もう少しはっきりコシのあるものの方が好み。

チャーシューは、崩れやすいのでお皿から流し込むようにのせるほどにトロトロ、味玉やメンマは普通。万人受けは間違いないけれど、何か意外性が欲しいかも。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5)

燻たまつけめん@麺や 離宮・錦糸町/住吉

個人的には蒲田と並んで降りたくない町なのですが、つけめんの注目店が現れたとなれば行ってみるしかないですね。錦糸町駅の南口を出て、延々南下すると辿り着きます。「麺や 離宮」さん。

実は住吉から歩いた方が距離的には絶対に近いのですが、ほとんどの場合最寄りが錦糸町とされているから不思議。中は店舗の構造上の理由でしょうか、カウンターが2列縦に並んでいるというきわめて珍しいつくり。

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「燻たまつけめん」を注文。出てきた1杯は、食器の色から魚粉が海苔の上に乗るビジュアルまで、完全な六厘舎インスパイアというかパクリというか。

つけダレの特徴としては、まず粘度がかなり強い。豚足とモミジに由来するとろみなのだそうだ。

逆に魚介系の効きが意外にも弱く、魚粉の効果にも疑問あり。致命的なのは喉にピリピリと刺激が強く、やたらに塩辛くて全体を台無しにしてしまっている。もったいない。

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麺は開化楼製ですが、中太麺でとにかく弾力が強く、なかなか噛み切ることができません。食感としては全く好みではないです。300グラムもの量をくちゃくちゃやってると飽きてくる。

味玉だけでなくチャーシューも仕上げに薫製をかけるのだそうですが、そのせいかチャーシューは水分が飛んでパサパサであり、味玉ともども、また塩辛い。

東京の東の方ではあまり無いタイプなのかも知れませんが、現段階ではわざわざ食べに来る味ではないですね。☆☆☆☆☆☆(6.0?)
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