三毛猫ファンの駄文日記2

ドリコムさんから移転してきました。今後ともよろしくお願いします。

らぁめん(板橋区)

きんやつけめん@手打ちつけ麺 欣家・西台

過去の食べ歩き史上最遠、23区の北の果てですね。もう少しで高島平という地、西台です。「戎」「欣家」の2大石神本掲載店目当てで行ったら、「戎」の不定休に当たったり、その代わりが「Js」になったり……。

で、「欣家」。駅前に人なんていなかったのに店内は4人待ちだし、期待にはほど遠いつけめんだったし、がっかりな旅でした。あっ、なんか結論が先になっちゃいましたね。

大好きな「道頓堀」出身とのことで、和光に行ったら本家で食えるじゃないかとの思いもありましたが、何か進化した形が見られれば。見た目、というか器の雰囲気や麺の太さ、ワカメがのってるあたりが確かに「道頓堀」風。
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食べてみると、つけだれがまずかなり違う。出身ははっきりと煮干しがガツンと来るのですが、こちらは魚介系がもっとえぐい感じで出てくる。最大の特徴はメヒカリを使ってるとのことで、唐揚げで食うあれですよね。

その他の素材を見ても、アゴ、アジ、サバなど強めのものが多くて、もう少し甘さや油を足してくれた方がいただきやすいかもしれない。あんまり好きじゃない。

で、最大の問題が麺です。これこそ「道頓堀」に近づけば近づくほどいいものになるはずなのに、最近の自家製麺店の中でも最悪のもの。何に近いかと考えたら、生タイプのカップうどん。あれですね。

少し縮れのある太麺ですが、弾力が無くすぐにぷちっと切れてしまい、もちろんコシも全くない。茹で加減の間違いだけでここまでにはならない気がします。麺自体の風味も乏しく、つけ麺メインの店でこれはない。

チャーシューとメンマの出来がまずまずだった気もしますが、それ以前のお話。スープにブレがあるのはラーメン店として通常のことですが、自家製麺もぶれるのでしょうか。☆☆☆☆☆★(5.5+)

ラーメン正油@じょっぱりらーめん・下赤塚

今回課題店には挙げていなかったのですが、本には載らずとも紹介しているサイトさんは多いので。環七の名店「土佐っ子」の流れを汲むという、下赤塚の「じょっぱりらーめん」さん。背脂チャッチャ系なんてのははるか昔の言葉になりましたが、一時代を築いた1ジャンルですからね、やはり食べておきたい。

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背脂は「平大周味庵」以来ですか、シャカシャカ背脂を振りかける音が聞こえると、来ちゃったなぁ、という感じ。このジャンルは正直苦手意識があります。出てきた1杯は、丼も小さく量は結構少なそう。

伝説の「土佐っ子」の味は知りませんし、もはや流行とは言えないのかも知れませんが、さすがに旨いですね。

濃く甘口のお醤油ダレと、背脂の甘さとまろやかさが実にいいバランス。ベースの豚骨は味として主張してくるわけではありませんが、しっかりした土台を作ってます。

麺は中太ストレートで、スープをよく吸って濃いめの色になったところをワシワシといただく。固め注文をしたはずなのだけど、ちょっと柔らかめ。基本的にコシもしっかりした麺だと思うけど、惜しい。

チャーシューはバラ肉ロールが2枚。あんまり印象にない。あとは茹で玉子にネギ。個人的には、生卵のトッピングをしたら相性がいいだろなぁ、と思います。大変説得力のある背脂系で、満足です。☆☆☆☆☆☆★(6.5+)

醤油ラーメン@麺屋 騎士・ときわ台

和光からご覧の方もおられるのでしょうか。今回はネット環境もちゃんとしてますし、板橋・練馬で更新を重ねていこうかと思います。今回も最近のラーメン本から新店、ときわ台の「麺屋 騎士(ないと)」さん。

17時半の夜の部開店をちょっと回ったあたりで入店も先客はゼロ。一番客だったかな。ゆったりしたスペースでなかなか居心地のいい店内。とりあえず醤油ラーメンに味玉をつけてみる。

出身は「道頓堀」だそうですが、いい意味でその面影は全くありません。鶏ガラが中心と思われるスープをベースに、煮干しと鰹とが時間差を付けてはっきりと、非常にきれいに香ってきます。

さほど珍しくもない味なのかもしれませんが、魚介のえぐみなどは皆無で、出身のような一定の油っこさもないです。丼の縁に魚粉が付着しないことからも分かるように、自然なうま味だけで構成されたスープで、その実力は相当なものだと思われます。

麺は中細ストレートで低加水のさくさくした食感、その風味も豊かで、全体のイメージとして、戸越の「えにし」とか鶯谷の「遊」とか好きな人は絶対に気に入ると思いますよ。こちらの方がより万人向けの味かも。

チャーシューは2切れ入りますが、脂身が多くて少し固いか。メンマは太さ、食感、薄い甘めの味付け、諸点においてスープとの相性がよく練られてる感じ。味玉は中途半端な固まり方のただのゆで卵で、唯一きわめて低水準で目立ちます。黒ラーメンやつけ麺など、ほかのメニゥにも期待。☆☆☆☆☆☆☆☆(8.0+)

とんこつらーめん@愚直・中板橋

出たばっかの「東京ウォーカー」と「最新ラーメンの本首都圏版」で、期待の新店として両方に掲載されてたお店。和光方面からは行きやすいのでね、早速の訪問。「愚直」さん。

川越街道沿いで最寄りは中板橋なのですが、中板橋駅周辺は道が分かりにくいので、ときわ台から環七を渡って石神井川沿いに川越街道に出る方が行きやすいかも。「弁慶」出身だそうで、とんこつらーめんとつけ麺の2本立てのシンプルなメニゥ構成。もちろんらーめんを。

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濃厚で重たい豚骨スープですが、「田中商店」系列のようなガツンと来る九州系らしいものではなく、臭みが全くなく乳化度の高いまろやかなもの。タレもかなり薄めの味付けになっていて、豚骨という素材の旨さをストレートに味わうスープ。

個人的にはある程度強めの豚骨臭がある方が好きなのですが、この系統のスープでここまで濃厚なものは珍しいですし、あたしでも結構気に入りました。

麺はオーション100%だという中細ストレートで、九州豚骨に比べると少し太めなのですが、小麦の風味と歯応えがあって○。固め注文でもちょっとやらかいかな、という印象。

また、具にもしっかりこだわっている点は好感が持てます。チャーシューは注文を受けてからしっかりと炙り、白ネギや海苔も合っています。驚くのはジューシーな大ぶりのメンマで、素材の味を活かすほのかなお醤油味で、豚骨に合うメンマというのは大変珍しい。

早くも雑誌の写真から具がマイナーチェンジしており、これからの進化にも期待。☆☆☆☆☆☆☆(7.0?)

青ネギラーメン@J’S BAR・西台

ラーメン小旅行、というか旅情が全くないよね。こちらからだと東京縦断なのでただ遠いだけ、の西台。「欣屋」と「戎」の石神本掲載店2店を目指して行きましたら、無休のはずの「戎」が実は不定休で飛びまして、候補でも何でもないこちらへ。「J’S BAR」さん。

もともとは「究極J’Sラーメン」だったようで、下赤塚の「究極Y’Sラーメン」との関連は明らか。確かにBARのようなオサレな空間ですが、メニゥに博多麺があったり、丼にスーパーマンみたいなSマークがあったり、Y’Sそのもの。「135」注文ができるのは謎。「天鳳」とは無関係だよねぇ?

家へ帰って1年前のY’Sのメモをみたら、一言一句ほぼ同じことが書いてあって驚きました。たぶん全く同じ味だったのでしょう。いわゆる東京系豚骨というくくりでいいんですかね。

豚骨臭を残しながらも全体にかなりライトな豚骨をベースに、甘めのお醤油ダレ。何度か経験があるのだけど、あまりに普通すぎて旨いとも不味いとも思わず思考停止に陥る味。23区の果てまで来てこれというのは精神的にきつい。

麺もY’Sと同じく、支那そば系には合いそうな多加水もちもちの中太縮れで、スープとの相性は疑問。隣の客が博多麺を食べてて、こちらも博多の割にはずいぶん太い中細ストレートでした。

チャーシューはブロックででっかいのがドカンと入っていて、やらかいのだけど豚の味がはっきりしているので、苦手な人は苦手でしょう。青ネギはたっぷりと入っていますが、臭みがない代わりに歯応えだけという存在感であまり意味がなかったかも。☆☆☆☆☆(5.0+)

醤油ラー麺@めんや 宮田・中板橋

本日、お荷物の搬入をして参りました。んで、せっかくなので、営業時間的に行き難いお店に行っておきたいな、と父親を伴いましてこちらのお店。中板橋は「めんや宮田」さん。昼は14時半まで、夜営業は土曜日のみというレア感。

テーブル席のみの喫茶店系にして張り紙系のお店。「未就学児童入店禁止」とか「麺の茹で加減、味の濃さ、油の量の注文には一切応じない」「ウーロン茶は飲める量だけ注ぐこと」などハナから客に徹底してケンカ腰な理解しがたい態度。

しかしどうもこれは店主だけのようで、奥さんでしょうか、女性の店員は大変感じが良く、ラーメンには無料で杏仁豆腐orアイスコーヒーなどサービスが素晴らしい。半ライスにポテトサラダ小鉢が付いてきたのは驚いた。店主が客前に出てこないならそれでいいんだわ。

フレンチ出身だそうですが、供されるのは全く奇をてらわない正統派の1杯。豚骨を使わず鶏ガラ、鶏肉に昆布、鰹節、煮干し等というスープは、丸鶏を思わせる鶏の旨みがしっかり出たところに魚介系素材が豊かに香り、完璧というしかない見事な完成度。

常連らしい周りの人々は、キムチ入りのメニゥが一番旨いとかで注文してましたが、残念なことです。確かにどこにでもありそうな地味な1杯ですが、少し冷めてから丼に直接口を付けて啜ったときの芳醇な味わいは簡単にお目にかかれるものではありません。

麺は多加水の太さが不揃いな中細縮れで、ちょっとやらかめにも思える食感がこの優しいスープと絶妙のバランス。これは固め注文に応じられない気持ちもよく分かる。

デフォルトで半個入る味玉は、半個追加ができる親切さで味としては中の上くらい。チャーシューは厚切り薄味で抜群のやらかさ。手元のラーメン本の写真では大量のワケギみたいのが乗ってますが、それがなくて本当に良かった。☆☆☆☆☆☆☆★(7.5+)

黒一笑@一笑・下赤塚

気になってついまた行ってしまいました。成増から徒歩圏だってことと、接客態度がすごく低姿勢で好感がもてることも大きいんですけどね。「一笑」さんの残り課題、醤油メニゥの「黒一笑」を。

実はこのお店、浦和の「百歩らーめん」なる店のチェーン展開だそうで。独立店舗にしては小慣れた感じですし、手堅くツボを押さえてくる印象を受けましたけどね、なるほど。

前回来たときから「黒」が気になって仕方なかったんですが、見事に予想が当たりましたよ。「一笑」というか、ニヤリという感じですけどね。「魚介と野菜の豚骨醤油」、だったかな。これが新メニューってことは、今までよく白い方1本でやってこれたよなあ。

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完成度が全く違うんです。豚骨スープも麺も、全てが「黒」のために用意されたんだろうっちゅうくらい。

キャッチコピーからすればいわゆる濃厚なWスープを思わせますが、元々ベースの豚骨が薄過ぎるおかげで、うまいこと魚介が前面に押し出されたスープに仕上がっています。

タレは淡いお醤油味で、このテのスープにアクセントとして欠かせない揚げニンニクもきっちり加えられ、手堅くまとめた印象。

また、麺もスープによく合っています。白い豚骨には太過ぎるし固め注文ではボソボソだった麺が、普通注文にした途端ぷりぷりした食感に。太さも「黒」のスープにぴったり。

全体評価は3.5星くらいですけど、ラーメン店の数が総じて少ないこの地区としては、貴重な選択肢と言えるんじゃないでしょうか。

醤油らぅめん@らぅめん いち・東武練馬

若い店主が独立して一生懸命やってるお店のようで、それだけで尊敬しちゃいますし応援したくもなるんですが、こちらも時間と電車賃をかけてプロの仕事を味わいに来てるので、やっぱり書きたいことはそのまま書いてみます。

いつも東上線から見えて気になっていた、東武練馬駅前は自家製麺のお店、「いち」さん。どうやらスナックを改造した店舗のようです。まずは基本の醤油に、奥久慈鶏の味玉をトッピング。

とにかく店主が動きまくる。スゥプを1杯ごとに小鍋で温め、直前に最後の追い鰹。味玉もわざわざお湯で温め直し、隣の客のチャーシューご飯用にネギチャーシューを炒め始めたと思えば、ラーメンにのせるチャーシューも直前にバーナーで炙る。

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出て来た1杯も、これぞ魚介醤油という色に鰹の香ばしさ。……ここまで期待させておいて、はっきり言って全く旨くないです。全てが少しずつずれた結果、何一つ褒め所が見当たらない1杯に。

まず、あれだけ香る鰹がスープにどうにも生きてこないんです。ほとんど奥行きを感じさせない薄く平べったいスープは、醤油ダレはともかく、動物系が弱すぎるんじゃないかな。失礼極まりない表現ですが、「緑のたぬき」を無化調で作ったような後味なんですよね。

中細縮れの麺も、自家製の割に変にぷりぷりっとした、安っぽい印象を受ける食感で、麺だけを味わってみると小麦の香りも弱いんですよね。これだったら敢えて自家製で勝負する必要は無いと思います。

チャーシューも炙ったのはいいけど、元からして肉の味が抜けてる上にペラペラで、いい素材使ってるんだとしたら勿体ないですよね。

味玉も素材の良さは分かったけど、それでも黄身に相応の味を入れて欲しいのよね。?110ってのは「味玉」としても他店より高い設定なんだから。

正直、途上というか、完成までにはまだまだ時間がかかりそうな1杯だと思います。若くしてラーメン屋さんをやっておられるんだから、絶対あたしなんかよりラーメンを愛してる方だと思うんですよね。他の自家製麺・魚介系の店と比較して、納得して出してはるのかなぁ。メニゥはこれからも増やす予定の旨書かれてましたが、基本がこれで完成だとしたら勿体ないです。

一笑らーめん@一笑・下赤塚

一応こちらでひと通り行きたいお店はおしまいですかね。場所は下赤塚と成増の中間あたりでしょうか、「一笑」さん。表の看板の「養生らーめん」てのはどんな意味なんだろか。いわゆる正統派の白い豚骨ラーメンのお店です。

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豚骨はとにかく「砦」の印象が強いもので、そう簡単に旨いとは感じなくなってるんですが、無難なレベルじゃないですか。豚骨を結構しっかり煮出したもので、若干のクリーミーさも感じられるのですが、いかんせん薄くてインパクトが希薄なのが惜しい。全体にかなりあっさりですね。

ネギさえ卓上から入れ放題になってて(青ネギ、万能ネギでないのが残念)、高菜だのにんにくだの白ゴマだのラーメンだれだのを入れて、自分なりの味を作って欲しいとの意図なんでしょうが、もう少し何かそちらから主張をしてくれてもいいかな、と思います。

このスープに対して中細の麺を合わせるというのは、よく分からない。素直に九州豚骨らしい細麺のバリカタでいいのに。割とボソッとした麺なので、お腹に溜まるから替え玉にもそぐわないですし(隣の客が二度も替え玉してたのは驚き)。

具はほぼ味付け無しのバラチャーシューとメンマだけで、やっぱり青ネギとキクラゲが欲しい。卓上の高菜は、塩気が強くなくてあたし好みでした。豚骨魚介の「黒一笑」が気になるんで、あと1回来てみようかな。

こってり@麺屋 田蔵・下赤塚

至近距離に「たくら」「田蔵」と2軒の店舗を出して、それぞれ内容の違うWスープを提供しているという、随分と実験的なお店。割と資本があることだけは確かでしょう。近くの「一笑」に行きたかったんですが、定休日だったものでこちらに。

漢字で「田蔵」の方のWスープは、鶏ガラと煮干し系和風ダシとのこと。新店の割にネットレビューがほとんど出てないあたり、話題性の低さを伺わせます。こちらの方が安全そうだったので「こってり」を。

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あっさりやや酸味のある醤油に、塩がとんがった感のある基本の味を、表面の背脂がうまく和らげてくれます。 まったく期待してなかったんですが、やりたいこと、コンセプトはしっかり伝わってきます。

麺はパスタ風の平打ちストレートで、やや粉っぽい感はありますが、まさにアルデンテというこの強い歯応えは個人的に好きですね。パスタ好きかで好みは分かれるのかも。自家製でしょうか。

具に目を向けますと、チャーシューはやらかいが味が抜けてしまってるのが惜しい。ゆで卵は何の工夫もなくて不要と言えば不要かな。最後にわかめですが、スープに溶け出してしまうのが計算であれば○ですね。わかめの香りは、このあっさりスープとの相性は悪くないですよ。
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